また会いたい、と思える存在になること。
アドレスホッパーや多拠点生活、なんて言葉をよく聞く。
最近はそんな場所を選ばない、暮らし方、働き方が生まれつつあると聞く。
僕もそんな暮らし方に憧れを持つ一方で、少し違和感も覚える。
アドレスホッパーや多拠点生活、という言葉に、「場所」の印象が強く残ってしまっているような気がする。
「場所」ではなく、そこに住む「人」にこそ、意識を向けていきたい。
僕は、様々な国、地域、コミュニティに存在する文化を学び、それを発信しその人たちと一緒に一つ何かを作りたい、と思っている。
その何か、というのは、例えば僕のバリスタの経験を活かしたり、とにかく自分の経験してきたことを組み合わせてできるもの。
つまりは、ワクワクすること・ものをしたい作りたいのだ。
そしてその場所で、また会いたいと思う大切な人と出会い、そう思ってくれるような存在になりたい。
メルボルンの生活もまさにそうだ。
このオーストラリアという国の、メルボルンというコーヒーの街の文化を学ぶこと。これがメルボルンに来た大きな理由だ。そしてまた会いたい人もできた。
よく「拠点」という言葉を使う。
僕の「拠点」というのは、「また会いたいと思える、思ってくれる人がいる場所」だと考えている。
それが今、メルボルンで「拠点」を作ることができた。
次はどの国に、どの街に、「拠点」を作ろう。
それが、アドレスホッパーのあるべき姿なんじゃないか、と僕は思う。
場所に目的を置かない。そこにいる「人」のことを忘れてはならない。
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