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はたらき


私は、『ちょこっとフードロス削減に貢献』できるように、

[安くなってる、買ったことがなかった商品を買ってみる]

という活動を1人地味に続けています。

先日買ったこれ

めっちゃ私の好みでした!

私赤いウィンナーって好きじゃなかったんですけど、これは美味しかったからまた今度買うと思います!

いやぁ…フードロスの根本の原因って、マジで色んな人の【食わず嫌い】なだけなんじゃないかと思います。

皆さんも、たまには買ったことなかった商品買って食べてみてくださいね!多分、発見がいっぱいあって楽しいですよ〃⌒∀⌒

今でこそ、ようやくツイてる人間になれてきた気はしますが、私は本当に運の無い人間だったんですよね。


私が小学生の頃、
女の子は大人になったら家事をできなければいけません。」
という暗黙の了解がまだまだ色濃くて、何かと
「女の子なんだから、お手伝いしなさい。」
とか
「女の子なのにそんなんでどうするの!」
みたいなことも言われていました。

かと思えば
「これからの時代は女の子も勉強できないと!」
とか
「これからの時代は女の子も大学位卒業してないと!」
みたいなことも言われていました。

だから子供の頃から
『何で勉強は男の人と同じ位頑張らなきゃいけないのに家事は女だけが請け負わなきゃいけないんだろう?フェアじゃない!』
みたいな思いをうっすら抱えてたんですよね。

私の祖母たちは確か女学校?卒で高校すら行ってなかったし、母も高卒だったので
『何で私だけ大学に行かなきゃいけないの?不公平過ぎる!』
のような思いもあって、頑として大学には行こうとしませんでした。

実際に行きませんでした。


何で、女だけが勉強も、仕事も、家事も頑張らなきゃなんねーんだよ


って、世の中の暗黙の了解に人知れずイライラしてましたね。


結果的に私はフリーター人生を歩む流れとなったのですが、かつては
『就職しなくてはいけない…。』
という思い込みや焦りも無駄に抱えていた時期もあり、
「社員登用あり」
という嘘っぱちの文句を掲げた会社でパート勤務をしていました。

「社員になるために、頑張ります!」
と、本当に一生懸命、真面目に仕事だってしたし、販売員系の仕事だったので、特にノルマは無かったのですが、一応設定されている目標も下回らないよう、個人の売上的な部分もしっかり取り組んでたんですよ。

でも、あるとき入ってきた少しだけ年下の男の子のパートの子の方が
「会社は役員候補の子を育てたいから。」
と言う理由の元、さっさと正社員へと採用されていました。


何で、役員候補は私ではなれないの?


結局、会社っていう組織は
「正社員にしてあげますよ~。」
と体の良い文句でパートを募り、
「そんなんじゃ社員にできないよ~。」
と脅し文句のようにして都合良く使える人間が欲しいだけなんだな。

って、確信して、そこから私は正社員を目指すことを止めました。
(後に転職して別の会社で正社員になったりもしたんですけどね。)

そして、
『どうせ、会社という組織は女を役員にする気なんて無いんだな。』
と、いう部分も解ったので、私は二度と
『パートから頑張って上り詰めよう!』
などと考えないことも誓いました。

(まぁ、もしかしたら他の事情があったかもしれないし、私の頑張りの方向性がその会社にとっては少しズレてたって可能性も勿論ありますよ。ありますけど、当時対応されたときの雰囲気的にパート女性を社員にする気ありませんって感じだったんです。)


日本において、男女平等なんて概念は存在していない。

そう確信するに至った経験でしたね。


以前、全然違う記事で違う方向性から書きましたが、男性女性関係なく、
[無意識の内に男性を優遇する]
という文化は結構根強いんですよ。

でもみんな"無意識に"やってることだから、どれだけ男性が優遇されてるか、気付かない男性女性も多いんですよね。

挙げ句、変なフェミニストの存在なども相まって、ネット上では
「日本は女尊男卑だぁー!」
とかいう人間も結構いますし。


まぁ、分かりますよ。

この辺の問題って、確実に育ちが絡んでくるんです。

私の場合は、祖父も父も家事をやらない家庭で育てられたので、自然に
「あんたも女なんだからあんたがやらなきゃダメなんだからね!」
と、祖父や父のわがままの踏み台にされて育ったことで、男尊女卑を強く感じてますが、多分女性が権力を握ってる家庭で育った男性なんかは、逆に女尊男卑に感じながら育ってるんだと思います。

その辺は人それぞれ若干感覚が違うんだろうなってのは分かります。

その上で、私は
『女って損だなぁー。』
と感じる経験が多かったって話です。


あるとき入った会社(と、いってもたった数年前の話です)では、
そこで働くパート女性=男性社員の妻候補
みたいな、
「いや、お前ら何時代やねん!」
ってツッコミたくなる位に古い価値観が残ってたんですよ。

だから、【仕事仲間】っていう感覚じゃなくて【女】としてしか見られてなくて、本っ当に話がまともに通じずに疲弊していました。

しかも、既婚男性から粘着されて物凄いアプローチをされるという迷惑極まりない事態にもなり、結局そこも辞めざるを得なくなったというクソみたいななかなかユニークな経験もしました。


私は
『男性とは対等でいたい。』
という思いもあって、男性と食事に行っても、割り勘にしたいタイプだったんですよ。

ですが、ハナから
「割り勘ねー!」
と、こられると、それもそれで腹が立つ節があったのも事実でした。

男性は正社員、私はパート、という形で働いているのを知っていながら
「男女平等でしょ?」
という体でこられるのが、何か腑に落ちなかったんですよね。

私は正社員で働けるように色々頑張ったのに、[女性である]ということで正社員にして貰えなかった過去の経験から、
『全然男女平等じゃないんですけど!』
という思いがあったので。


と、まぁこんな風に、私の中では

『女って損だよなぁ。』

って感じる経験の方が多かったんですよ。


子持ちの主婦の早退や妊娠、出産するスタッフの欠員時の穴埋めは独身である私に回ってくるとかも多くて、
『独身女性ってまじで損!』
みたいに思ってた頃もありましたね笑

何て言うか、年功序列的に
『次は私が周りのみんなのお世話になる番だから~…持ちつ持たれつだから~…』
っていうのが絶対にあり得なかったので、

『私のフォローし損じゃん。』

とかめっちゃ思ってた時期もあったんです。


色々と思い出しただけで何か胃痛くなってきた笑


違う、愚痴を書きたい訳じゃなくて、昨日の記事を書いていて思ったことなのですが、多くの男性は【目に見える形での成果】っていうものを得たいと考える傾向が強いんですよ。

古代からの狩りをする習性だったり、自然界でも、メスのために巣という現物をを作ってあげられる能力があることでアプローチに成功する動物も多いことから、【形としての結果】を重要視する習性が強いんですよね。

本能的に【目に見える形での成果】を求めがちな男性の傾向に対して、女性が本能的に求めがちなものって【安心感】なんですよね。

子供や卵を安心して産める、育てられることがとても重要なので、【形】よりも【自分の感覚】を満たしたい習性が強い訳ですよ。

当然、人それぞれ個体差はあるんですけど、
本能的に【目に見える成果】を求めて、それらを得ることで満足を覚えやすいオス

本能的に【自分が安心できる感覚】を求めて、それらを得ると落ち着くメス
同じフィールドで働いて成果を競うと不利だよなぁ。と思ったんですよ。


人間には理性があるので、理性から
『成果を出すために頑張るぞ!』
と考えて、実際に頑張ることは男女誰でもできるんですけど、
本能的に成果を求められる個体
と、
理性だけでしか成果を求められない個体
じゃ、本能的に成果を求められる個体の方が圧倒的に貪欲に取り組めるよなぁって。


例えばの話ですけど、女性でも勿論
『お金を稼げることでやりがいを感じる!』
っていう人もいますけど、その根底は
『お金を得ることで安心感が得られるから。』
というものだったり、多いのって
『お金を沢山得る…よりも周りのスタッフや顧客様から必要とされることでやりがいを感じる!』
みたいな部分じゃないでしょうか。

『自分は必要とされてる!』
っていう実感から得られる【安心感】がやりがいに結び付いてる人が女性に多い印象があるんですよ。

ゴールが
【成果】という目に見えるものを得ることを重要視する個体

最終的に【安心感】という目に見えないものを得ることを重要視する個体
頑張り方とか、頑張る方向性って絶対に違ってくる訳で、そうなると【男性上司が求める頑張り方】に沿って働ける可能性が高いのは圧倒的に前者だから、後者の頑張りが頑張りとして見られにくい原因とか、頑張ってるように見えないから評価されてないっていう事実が何となく見えたんですよね。


勿論、人による話ですが、一部の傾向としてあるんだなぁ、って解ったんです。


そして私なんて特に【目に見えた形としての成果】に固執はできないタイプなので、
[目に見えた形としてでの結果や評価が判断材料にしかならない]
みたいな職場だと、評価されにくいのも、何か理解できちゃいました。

難しいなぁ。

私も、実はリアリストだから、【目に見える形としての成果】を追うことはできるんですよ。できるけど、それを得たところで満足できるのってせいぜい達成感位なもので、やりがいとか働く喜びが感じられる訳じゃないから、

『結果出しても得られるもの少ないから頑張り損じゃん。』

って感覚に陥っちゃうんですよ。

↑こういう繊細な感覚、理解してくれる人もなかなか出会えないからさぁ。私は本当に不遇な経験が多かったって思います。


さっきから男性が【形】女性が【心】に重きを起きやすいって書いてきたけど、当然男女関係ない話でもあるんですよ。

【目に見えた成果主義】の中で上司になってる側の女性
なんかも、多分私の感覚が理解できないタイプだと思うし、
【目に見えた成果主義】の中で上手く出世できない、しようと思えない側の男性
なんかは、多分私と似た感覚なんだと思うんですよね。

私と同じような悩みでモヤモヤしながらも、na-na-にして何とか生きてる人、少なくないんじゃないでしょうか。


仕事ってさぁ
【対価を支払ってくれるお客様】
がいるから成り立つじゃないですか。

そういう顧客に[満足して貰える]ことが業績に繋がる訳じゃないですか。

逆に顧客から嫌われたら業績は落ちる訳ですよ。

そんな中で、ホスピタリティー持って、
『お客様に必要とされることでやりがい感じられるんです!』
ってナチュラルに思える人、貴重な存在なんだって理解できる人は増えた方が良いんじゃないかなって思います。


私は比較的都会な土地で、ホスピタリティーよりもスピード対応を求められるような職場で、数をこなせる接客を優先しなきゃいけない経験の方が多かったタイプです。(勿論ホスピタリティーも持った上で、なんですけど、優先順位はスピードだった、みたいな。)

そんな私が田舎に帰ってきたとき、地元のスーパーでレジ打ってるおばちゃんを見てて、スピードなんか関係なく、対応してるお客のおばあちゃんのためにちょこちょこじっくりとサポートしてあげてる姿を見て、
『あぁ、こういうことの積み重ねが顧客を掴むんだな。』
って、刺さったんですよ。

そしたら同時に、
『そうやって、お客様へ直に応対、対話して細やかなサービスを積み上げられる販売員(レジ業務)の立場が底辺扱いなのは、やっぱり納得いかん!』
ってちょっと思ったよね。

まぁ…販売員(レジ業務)にも色々いるからアレだけど、逆に、男性であっても
『誰かに必要とされることで、仕事にやりがいを感じられるんです!』
っていうタイプもいるはずだから、そういうタイプは絶対に接客に物凄く向いてると思うんです。←私が見てきた限り、男性はホイホイ出世しやすいように扱われてるからじっくり接客業務してる人少なかったけど。


顧客を掴んでるのは物じゃない。

当然、良い製品でなければ人を掴めないのは勿論なのですが、その製品の良さのエッセンスを担うのは作り手の精根だし、どんなに良い製品だろうと、販売する人間の応対1つで
『2度とそこで買わない。』
ということも重々にしてあり得る以上、誠心誠意お客と向き合えるメンタルというものが、企業にとっての大きな資産であることも、しっかり解っている人が増えてもバチは当たらないんじゃないでしょうかね。


あーだこーだ語ってきましたが、今の私なら分かります。

私自身が、自分に対して評価できていなかったから、外側からも評価されてこなかったこと。それが真理であることが分かってます。

だから、かつての職場に対して責めるつもりも無いんですけど、今日書いた話の中の色んな部分に気付いてる人は増えた方が良いと思います。だから書きました。


凄く嫌な言い方をしますけど、【経営者】から見て、【そこで働くスタッフ】って、自分の手駒、手札的な要素じゃないですか。

自分が持ってる手駒、手札で勝負をするとき、それぞれの効果、属性を的確に把握してないと、使い所を見誤って無駄に失って終わっちゃうと思うんですよ。

人って案外、
『自分のことを上手く使ってくれてる!』
と感じる相手に好印象を持つもので、
[他人を振り回す]
のではなく
[他人を上手く扱う]
という手腕を持ってると、それは凄い強みになるんです。

これ、『自分は扱われていたい』側の人にとっても理解しておくと良くて、
『この人、自分のこと上手く扱ってくれるなぁ。』
と感じる相手かどうかを基準に、付いていく相手を見極められると、人生を歩んでいく上での【満足度】がなかなか上がるんです。必ず結果が出るか否かは分かりませんが、どう転んでも心は満たされた状態で進みやすくなるんですよね。

人のことを駒扱いするなんて、ちょっと非人道的な感覚に感じる人もいるかもしれませんが、【社会】という中でなんらかの【チーム】として動く場面では、この、ドライな感覚を頭に置いておいた方が逆に【幸福度】の高い生き方を選びやすくなりますよ。




私、トランプの大富豪っていうゲーム、結構強かったんです。たとえ手札が弱くても、勝ち上がってました。

私、もしかしたら経営者向いてるのかも。



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