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どっちが強い?



{2023.11.19の記事}

本日は色々な人に、ご自身の考えを深めてみて貰おうと、あっさりと書いてみました。

 

例え話をします。

月々の生活費が20万円かかる、
月手取り額30万円の大岩さん。

月々の生活費が10万円かかる、
月手取り額20万円の小岩さん。

2人が住んでいる地域で大規模な震災が起きてしまいました。

2人共、仕事や周りの環境が完全に復旧するのがいつになるか目処が立ちません。

さて、この様な状況に陥ったとき、比較的痛手の少ない方はどちらだと思いますか?

皆様はどう思いますか?







私は、小岩さんの方が痛手が少ないと思います。

小岩さんは普段から、【必要な生活費】の倍の額を得ていた分、貯金はしやすかったのではないかと予測できます。

また、月々の生活費を10万円で抑えられていた……と、いうことは、小岩さんは元々の仕事が復旧するまで、アルバイトで生活を凌ぐことも、そう難しいことではないはずなのです。

更に、普段から生活費が多くかかっていなかったということは、日常的に最低限の生活をしていたということになりますので、多少避難生活が続いてしまっても、耐えやすいのではないでしょうか?


対して大岩さんは【普段の生活費】の0.5倍分しか多く得ていませんでした。

月々に余る額は小岩さんと同じとはいえ、【最低限の生活費】に対する【余分額】の"比率"は低いので、不意な出費に弱い側面があったのではないでしょうか。

このことから、小岩さんよりも貯金が貯まりづらかったのではないかと予測できます。

そして、月々の生活費に20万円かかっていたということは、それを埋める為に臨時でアルバイトをしようとしても、なかなか職を選ばなくてはいけないと思われます。

更に、【普段の生活水準】と【避難生活】の"差"が小岩さんよりも大きいと思うので、避難生活はかなり強いストレスになるのではないでしょうか。


皆様はどんな風に考えましたか?


この例え話では、
【個人の月々の生活費・収入】という視点で考えてみましたが、

これ…国という規模で考えてみても話は同じだと思いませんか?

・税金で賄う様々な事柄
・国民から集められた税金

税金で賄う額、コストが少ない国の方が、様々な状況に柔軟に対応しやすい上に、突発的な問題事に直面しても、強い

と思いませんか?


最近、増税…税収を増やすという傾向が強い中で
「増税に文句を言ってる暇があったら稼ぐことを考えろ!」
というような声も耳にします。

しかし、そうやって[国家運営のランニングコストを増やし続け、それに対応できる国民を増やそうとする]流れは、[国力を下げる]流れに結びつくと思いませんか?


確かに、
[国民1人1人がより多くの額を稼ぐ力を身に付けることが大事]
という、ポイントだけで見れば、それはそうであるとも言えます。

一理あるのではないでしょうか。

ところが、そこに取り組む以前に[ランニングコストのかからない国を目指すこと]の方が、圧倒的に全国民の平和に繋がると私は考えているのです。


『税収を増やせば良い。』
『税収を増やす為に国民が収入を増やせば良い。』

そんな短絡的な思考で良いはずがないでしょ、と、私は考えています。


以前にも書きましたが、これは政府や政治家だけが悪いという話ではないのです。

国民1人1人が
「支援しろ…」
「給料(お金)を増やせ…」
「経済を潤せ…」

などなど【お金】でばかり物事を量っている結果が招いている側面があるのも事実なのです。

もっと、このことに気付く人が増えないといけません。


以上はあくまで私の考えです。

この話を読んでくださった皆様も、1度この辺りのことについて考えてみてくださいね。

大切なのは、

自分がどう感じ、考えて、何を選ぶのか

です。

色んな人の考えが深まりますように。


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