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アルツハイマーの予兆みたいなもの

こんばんは。
すっかり暑くなりましたね。
今年初のクーラーを入れてしまいました。
そしたらなんだか、クーラーから水しぶきが飛んでくるのです。
ちょっとネットで調べてみたら、排水ホースにゴ〇〇〇が詰まっているかもとか書いてあって。。。怖い。
業者さんに見てもらうべきなんかな?
電気代が高くなっているので恐ろしいけれど、暑がりの夫はクーラーがないと寝られないし。
電気代より、体調第一と言い聞かせています。

プロフィールにも書きましたが、私の母はアルツハイマー型認知症です。
診断されたのは2019年の春だったのですが、そのもっと何年も前から予兆が見られていたなと、後から思いました。
予兆を感じた時にちゃんと調べていたとて治ることはない病気ですが、先延ばしにしなければもっと時間をかけて母のことを考えられたのかも知れないな、とは思います。

母は、若い時からかなり天然でした。
なので彼女の発言に、「ん?」って思う事は、日常茶飯事でした。
それから、すごく自己中で、自分勝手で、意地悪でした。
子供の頃から、ひどいことをいっぱい言われました。
小学生が少ないお小遣いからプレゼントをあげても、気に入らなければ平気で、「私、こんなものいらない」と、いう人でした。
母に心が傷つけられた話は、数え上げればきりがないほどあります。(笑)

高校生になった時母親と思わないことに決め、名前で呼ぶことにしました。
友達と思ったら、仲良くなれました(笑)

母の様子が最初におかしいと感じたのは、10年前にフランスに旅行に行った時でした。
「死ぬまでに1度でいいから海外旅行に行きたい」と言われていましたが、70歳を超えての長時間の飛行機や、5日間の長旅に耐えられるかどうか心配で、なかなか決心がつきませんでした。
が、行かずに後悔する方がかわいそうだなと決心して行ったフランス旅行だったのに、人生で一番最悪な旅でした。

とにかく、口を開けばどこの観光地にいっても不満だらけ。
「テレビで見たようなものばっかりで、全然感動しないね」
「どこも一緒のようなものばっかりでつまらない」

ホテルでいざ寝ようとすると、「眠れない」と言って電気をつけてスーツケースの整理を始める。
「電気をつけてごそごそされると、私が寝られないからやめて欲しい」というと、逆切れし、電気を消してワーワー文句を言い続ける。
「じゃあ、お好きにどうぞ」というと、「そんなこと言うなら最初から文句言わなかったらいいのに!」と怒りながら電気をつけて、スーツケース整理を再開する。

集合時間に余裕をもって「トイレに行かなくていいの?」と聞くと、「大丈夫」というのに、集合時間ギリギリになってから「トイレに行きたい」と言う。

飛行機で「ベルトサインが付いたら、席をたったらあかんよ」と言ってあったのに、揺れが激しくて目が覚めたら隣にいない!
帰ってきたので「席をたったらあかんやろ」と注意すると「みんな立ってるやん」と逆切れする。
いやいや、あの人たちはキャビンアテンダントさん。ということが理解できていない。

確かに、わがままで、意地悪で、自己中だけどここまでじゃなかったよね。
明日の予定を説明しても、ちょっとしたらまた明日の予定を聞いてくるってやばくない?

と、この時もしかして、が頭をよぎりました。
帰国したら検査に行こうかな、と本気で思っていました。

が、日本に帰るとまともに戻った様に思えました。
一緒に暮らしてはいなかったので、たまに会うくらいの時は普通に見えていただけかも知れません。
海外旅行という特別な状況がそうさせたのかな、とその時は軽く考えていました。
でもそれから少しずつ、おかしな言動が増えていくことになるのです。

わがままが激しくなったり、相手の都合を考えられなくなっていると感じた時は、認知症の予兆かも知れません。
私はそれから、母とはどんどん関係が悪化していきました。
病気と知っていれば、違う付き合い方ができたかもしれないな。
と、思う今日この頃です。





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