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山田太一さん脚本のドラマ大好きです(12月2日土)

山田太一さんが亡くなられたという報道に接して、私が10代~20代に見た山田太一脚本のドラマが頭の中で鮮明に甦った。

「男たちの旅路」、1976年から1979年の間に、第1部から第4部として3話ずつ放送されていた。元特攻隊員の警備員が主人公。かみ砕いて説明するようなせりふの数々に、私はうんうん頷いて、社会勉強させてもらった。何回も何回も再放送されたドラマを、その都度また見入った。

「ふぞろいの林檎たち」、1983年から1997年の間に、パートⅠからパートIVまでシリーズ化された。大学生たちの青春ドラマ。ちょうど私と同世代を描いていて、共感するところもたくさんあって、どきどきしながら成り行きを見守っていた。ずっと家で仕事をしている人が印象的で、あの当時は変な目で見られていたけれど、今で言うテレワークを先取りしていたのだ。

山田太一さんが描く人間の物語は、それぞれの人の立場で話が膨らんでいき、生きていくのもしんどいと思われる場面もあったけれど、生き続けることで克服していく。どんどん続きが見たくなる。
登場人物たちは今も成長して、どこかで活躍していると思っている。

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