見出し画像

お悩み相談その004「連れ出し業者に拉致された在宅ワーカー」

 諸事情で今回からいくら丼のアドバイスは三行程度になります。ご了承下さい。

本日の相談

 本日のお悩みはこちらです。

===
 在宅ライターが引きこもり連れ出し業者に拉致されそうになりました。

 エッセイでバズっている有名なライターさんがいて、私もよく記事を読んでました。記事のクオリティと毎日更新を売りにしていて人気が高く、有料なのにかなりの購読者がついています。けっこう儲かっているはずなのですが、家賃節約のため実家でお母さんと二人暮らしをしているそうです。

 あるとき彼の記事更新が一週間ほど止まりました。毎日の更新を売りにしている方だったので急病かもと心配になったのですが、後日説明の記事がアップされて真相が明らかになりました。

 記事によると顛末はこんな感じです。
 彼がいつも通り家で仕事をしていると、自宅にいきなり見ず知らずの男らが押し掛けて彼の部屋に乗り込んできたそうです。

「こらこら!いい年こいて引きこもってたらあかんでよ!」「健康な男子は外に出て働かんとあかんがね!!」

男らは彼を強引に部屋から連れ出して車に乗せてどこかの施設に隔離したそうです。そこで一週間過酷な強制労働させられた後、なんとか隙を見て逃げ出した彼は警察に駆け込みました。
 警察沙汰になったことで色々明らかになったのですが、犯人は引きこもりを社会復帰させる連れ出し業者でした。引きこもっている無職の人を強引に連れ出して自社施設で働かせる事で、社会復帰を助けるサービスをしているそうです。在宅ライターの仕事をよく知らない彼のお母さんが息子を無職引きこもりだと思い、支援業者に電話して連れ出しを依頼したというのが真相でした。支援業者は彼の言い分を信じず無収入だと思い込み、強制的に施設で更生カリキュラムを受けさせたと供述しているらしいです。
 彼が助かったのはよかったですが一歩間違えば一生出てこれなかったですし、一週間記事を更新できなかった事で仕事にも影響が出たと思います。


 こういう業者ってどう思いますか?引きこもりと在宅ワーカーの人をちゃんと見分けているのか疑問ですし、そもそも本人の合意なしに強制連行するのは拉致監禁だと思います。彼は運良く逃げ出せましたが、中には業者に連れ去られたまま助かっていない人もいるのではと勘ぐってしまいます。なぜ連れ出し業者は社会に認められているのでしょうか?
===

今回の三行アドバイス

 ご相談ありがとうございます。
 どんな業種にも良質な者と悪質な者がいます。引きこもり支事業そのものが悪なのではなく、きちんと事実確認を行わなかったり違法な連れ出しを行う一部の業者が悪なのかもしれません。
 違法業者の問題が社会に認知され、適正に裁かれるようになるといいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?