おお。ベナンの銀行もついに進化の兆しがみえたぞ。

そう思ったのは、500ユーロを現地通貨のセファフラン（以下セファ）に両替しようとして、１年ぶりくらいに入った近所の銀行に入ったときだった。

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このときお昼の12時。

午後２時からアポイントが入っていたので、それまでに両替業務を終わらせる必要があった。本当は午前中に終わらせるつもりだったのだが、朝起きたらいつも使っている車のタイヤがパンクしてしまっていたのだ。

常人ならばこの時点で「ツイてねぇ」と気を落とすのだろうが、ぼくをナメてはいけない。アフリカ歴６年目だからこんなのは朝飯前だ。まあ朝食はそもそも食べない派だけど。

やる気のないセキュリティ。

ほぼ寝ている状態のセキュリティを軽々と通過し、重たいドアを開けて銀行へ。ぼくが日本刀を持っていたとしても簡単に入れてしまっていただろう。

いつも両替するときは、少しだけレートが良い、車で30分ほどいった両替所に行っていたのだが、午後にアポがあるので、時間重視で近所の銀行にしたのだ。

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