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ゴールデンブザーから学ぶ、謙虚と謙遜


先日、久々に会った友人の髪型が変わっていたから「髪切ったの?可愛いね」と言ったら

「そうなの、ありがとう!」と返ってきて、なんだかすごく心地が良かった。

そういえば私の周りには「謙虚な人」は多いけれど「謙遜する人」はあまりいない。

例えばこの時、友人の返答が
「いやいや〜可愛くなんてないよ」とか「おばさんだから小綺麗にしなきゃね」とかだったら、きっと私の心はしゅんとしていた。

心からの褒め言葉を謙遜というボールで跳ね返された瞬間、私は頭の中で次の言葉を必死で探す。

(そんなとこないよ、可愛いよ)
(まだまだ若いよ)
(正解はどれだどれだどれだ…)

このようなシチュエーションは多々乗り越えてきたけれど、いまだに正解は分からない。



「謙遜」という文化はとても美しいものだけれど、ぐるぐる周ってあらぬ方向にいってしまうことがたまにある。いや、かなりある。

「いやいやぁ(汗)」という返しは、次のターンで相手にフォローを求めているということ。

つまり、こちらは気を遣ったつもりなのに、結局は相手に気を遣わせている。



私も人に褒められた時、照れ臭くなってちょっと自分を卑下する言葉を返してしまったことが何度もある。

でも、勇気を出して一度「ありがとう」と笑顔で応えてみたら、その後の会話が驚くほど円滑なものになった。

その成功体験があるから、私は「謙遜する人」であることをやめることができた。

コミュニケーションを円滑に行うために大切なのは「謙虚な人」でいること。「謙遜」や「否定」は何ももたらしてはくれない。




アメリカのテレビ番組「America's Got Talent」に出演したセリーヌ・タムちゃんの審査員とのやり取りが、まさに幸せの会話なのでおすすめ。

3:45〜


こんな返しができる9歳の女の子には、この世界はどんなに輝いて見えているのだろう。

ほんの少し視点を切り替えるだけで、見える景色はどんどん変わっていく。

どんな目で見て、どんな耳で聞いて、どんな色を付けて生きていくのか。切り開くのは自分次第。

褒められたら笑顔で「ありがとう」を。そして「あなたも素敵ね」と付け加えられる人でありたいと思う。

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