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ビビンバ ランチ営業

【ビビンバ営業のお話】

毎週火曜日は、高円寺 ビアカフェ萬感 にてビビンバ ランチ営業をさせて頂いています。

高円寺南口にある ビアカフェ萬感

毎月メインとなる食材を入替えつつ、10∼12種類の副菜は気まぐれでころころ入れ替えています。

鱈の幽庵焼をメインにしたビビンバ

キョバンがビビンバの提供を始めたのは…2021年6月でした。(まだキョバンという屋号もなく、個人的にやっていました)
キッカケは3度目の緊急事態宣言、この時は酒類提供を抑制する施策がとられました。
皆さんも覚えていらっしゃるかと思います。

それまでは、立呑みキムチ屋という間借り営業をしていました。
さすがにノンアルコールとキムチを立呑みでというのは無理がある、キムチを使ったお昼営業のできる違う業態はないか?
(この時は20時までの時短営業でした)と考え始めました。

その中の一つに、ビビンバが頭を過りました。
ビビンバ(비빔밥)とは、ビビン(비빔)=混ぜ合わせる、バ(밥)=ご飯を意味します。
要するに、直訳すると“混ぜご飯”なのです。

キッカケはキムチを味わって欲しいという所から始まっているので、混ぜてしまう事でボヤけてしまうかも?などと思い、最初は少し抵抗もありました。

ただ、韓国では地方に行けば、現地の特産品を使ったビビンバが存在します。
そのビビンバは、その食材を楽しむための一皿であり、基本となるビビンバとは違うのです。
その事に気付いた時に思ったのは、そもそも“コレ”が入っていなければビビンバではないという定義はあるのか?という事でした。

家庭では家の冷蔵庫の余ったおかずで作るし、地域では現地の特産品をその季節に提供する。
キムチを念頭に置かずとも“すごい多様性のある一皿”だと感じました。
(最初の頃はキムチは必ず入れていましたが、最近はビビンバと向き合う事でキムチを入れない時もあります)

初代キョバン ビビンバ

ましてや日本という土地で、その時期・その地域のものを用いて作ることが出来れば、そこでしか作れない一皿が出来る。
日本でも異国でも、各地の名産品を用いたら、どこでもオリジナルが作れるのです。


ただ、一点だけ気を付けている事があります。
混ぜるということは、良くも悪くも混ざり合います。
一歩間違えると、よく分からない一皿となってしまうのです。
キョバンが毎月食材を変えながら提供する中で、一番気を付けている事です。

"混ぜても、それぞれの食材を感じ取れる一皿を作ること"

それは、味覚・食感・香りと色んな要素があります。
よく見るビビンバは、大体具材も6種類くらいですが、キョバンは12種類くらい。
実は種類が増えれば増えるほど、混ぜた時の味は抽象化してしまうのです。
そこを抽象化しない様にお届けする事で、季節感を感じる毎月違いのあるキョバン ビビンバと言えると思っています。

現状、定期営業は火曜のお昼だけです。
平日のお昼という、なかなか難しい営業ではありますが、もっと多くの方々に食べて頂きたく思っています。
ここでしか味わう事の出来ない キョバン ビビンバをご賞味ください。

【間借り先:ビアカフェ萬感】
◉毎週火曜日 11:30~15:00 (LO14:30)
◉東京都杉並区高円寺南3-47-8 高円寺ニューナショナルコート 1F
※営業のお知らせはInstagramで更新中…
Instagram : @kyoban_popup

もし宜しければ、よろしくお願いします。 サポートは、noteで還元していけたらと思っています。