今朝からXで大騒ぎになっていますが、Chat-GPTで有名な、OpenAI社のCEOである、サム・アルトマン氏が解任されました。

　後任は、同社の最高技術責任者（CTO）であるミラ・ムラーティ氏が、暫定CEOを務めます。

　先日、Chat-GPTの最新版を発表し、サム・アルトマン氏がFinancial TimesのインタビューでGPT5の開発を話した矢先のこの解任劇。

　サム・アルトマン氏以外にも、数人解任されたようです。理由は一切公表されていませんが、突然の解任で、同時に解任された役員は、メールもSLACKも突然使えなくなったとXで嘆いていました。

ネットでは、

• サム・アルトマン氏のコミュニケエーション能力の不足が、取締役会での論議を引き起こしたのが原因では？

• 同時に解任された役員が二時間後には別会社で働くことを表明してることから、突然ではなく、予定されていたことでは？

• 大株主であるMicrosoftとサム・アルトマン氏のビジネス方向性の食い違いが引き起こしたのでは？（最近OpenAIは企業版をリリースしたりで、Microsoftとビジネスモデルが重なっていましたからね）

などなど．．．憶測が、憶測を生んでいます。まだ憶測の域を出ませんので、現時点では、OpenAI社のリリースのみがFACT。

OpenAI社からの正式な発表は以下の通りです。

OpenAI社のリリース内容

OpenAIの活動全般を統括するOpenAI, Inc.の取締役会は、本日、サム・アルトマンがCEOを退任し、取締役会を去ることを発表しました。

同社の最高技術責任者（CTO）であるミラ・ムラーティが、暫定CEOを務めます。

5年間にわたりOpenAIのリーダーシップ・チームのメンバーであるミラは、OpenAIがグローバルなAIリーダーへと進化する上で重要な役割を果たしてきました。

彼女はユニークなスキルセットをもたらし、会社の価値観、運営、ビジネスを理解し、すでに会社の研究、製品、安全機能を率いている。彼女の長い在職期間と、AIのガバナンスと政策における経験を含む会社のあらゆる側面との密接な関わりから、取締役会は、彼女がこの役割に比類ない適任者であると確信しており、正社員のCEOを正式に探す間、シームレスな移行を期待しています。

　状況の背景がわからないため、わかり次第、考察したいと思います。