「恨み」を消し去る考え方①「原因と結果の法則」
19世紀イギリスの作家、ジェームズ・アレンをご存知ですか?
「恨み」が消えないと悩む方にも、日々成功を目指して努力されている方にも、ぜひ知っておいていただきたい思想家のお一人です。
ジェームズ・アレン
ジェームズ・アレンは、約百年にわたるベストセラー古典と言われる「原因と結果の法則」の著者です。
「原因と結果の法則」は、ナポレオン・ヒルやデール・カーネギー、ノーマン・ヴィンセント・ピールなど、20世紀アメリカの成功哲学者たちに大きな影響を与えた、元祖「自己啓発書」と言われています。
イギリス人なのに、仏教の「因果の理法」を完璧にマスターしたかのような思想家。
そう、ジェームズ・アレンの「原因と結果の法則」では、仏教における「因果の理法」とほぼ同じ内容が書かれているのです。
アレンは24歳の時、仏陀の生涯と教えが書かれた『アジアの光』(エドヴィン・アーノルド著)に出会い、深い感銘を受けたといわれています。
あまりの感動に、「すべての言葉を読むまで椅子から立ち上がれなかった」そうです。
「原因と結果の法則」
「原因と結果の法則」では、次のように考えます。
・「自分のとりまく環境という“結果”は、自分の思いという“原因”が作り出したものである」
・「良い心は良い実を結び、悪い心は悪い実を結ぶ」
・「『原因と結果の法則』は、目に見える物質の世界においても、目に見えない心の世界においても、常に絶対的であり、揺らぐことがない」
(引用:原因と結果の法則)
つまり、「日々の行動や、心の中で考えたことの良し悪しによって、その人の未来が変わってくる」ということですね!
世界共通認識の「原因と結果の法則」
日本人の中でも、似たような言い回しがあります。
例えば、出産の際に、何事もなくスーパー安産だったとします。
すると、「よっぽど日頃の行いが良かったんだね」と言われたりします。
反対に、立て続けに交通事故に遭ったりと、何か悪いことが起きると、「日頃の行いが悪かったからだ」なんて言われ方をすることがあります。
これがまさしく、「原因と結果の法則」と同じ考え方の発言なんです。
仏教でいえば、因果応報(善い行いをすれば善い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いが返ってくる)という教えにあたる部分になります。
どうしてみんな、示し合わせたわけでもないのに、世界各地で同じようなことを言うのでしょう。
「原因と結果の法則」が世界共通である理由2選✨
「原因と結果の法則」が世界共通である理由は、大まかに二つあると思います。
一つは、歴史上、多くの方が生きていく中で、「原因と結果の法則」が真実だと実感しているから。
そしてもう一つは、その元となる「因果の理法」を説かれたお釈迦様の悟りが凄すぎるから。
「因果の理法」は2500年も前に説かれた教えなのに、今でも私たちの悩み解決に繋がるなんてすごい事ですよね!
「恨み」を消し去る考え方✨
というわけで、ようやく、本題の「恨みを消し去る考え方」に入ります。
どうしても納得できない理不尽なことがあり、人に対しての恨みが消えない場合。
………恨み返さなくていいんです!
それはご自身の仕事ではありません。
「悪いことをした人には必ず、悪い結果が待っている」という「原因結果の法則」が真実ならば、「あとはすべて、天に任せよう」と思って、自分は自分で淡々とやるべきことをやっていく。
それがご自身を守る一番の考え方なのだと思います。
そこで「仕返しをしよう!」と思ってしまうと、自分自身も相手と同じレベルまで引き下がってしまいます。
そんなことより、前を向いてください。
今生きていることを大切に、プラスの日々を生み出していってください。
前を向いて生き、誰かを幸せにする未来を築けたとします。
すると、きっといつか、苦しかった思い出は過去の教訓になり、「あの時の経験があるから今がある」と言えるようになります。
そんな日を目指して、お互い頑張っていきましょうね!
詳細はブログにて☆
軽くになりますが、恨みを解消するための心構えを一つ、ご紹介させていただきました。
恨み解消の本格解説はこちらのブログをご覧ください。↓↓
みなさんの心のモヤモヤがすっきりし、今日も一日爽やかに生きていけますように。
お読みくださり、ありがとうございました。
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