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映画「トップガン マーヴェリック」を観て

遅ればせながら、先日「トップガン マーヴェリック」を見てきました。
結論から言うと、あっという間に過ぎた2時間でした。

細かい感想は、ヤフーなどの専門の映画評に譲るとして、トップ・ガンをリアルタイムで見た世代としては、ただ単純に、主役のトム・クルーズはかっこいいなあと感動してました。

トム・クルーズは、自分が中学生の頃にデビューして、そのままスターダムを駆け上がったアメリカ俳優です。そのきっかけになったと言われているのが、最初のトップ・ガンでした。

当時中学生だった自分は、アメリカの戦闘機乗りって、「かっこいい」と、ただ単純に口を開けて観ていました。というのも、それまで、戦争映画はいくつもありましたが、戦闘機が美しくて、かっこいい、そしてパイロットもという映画は初めでだったのです。

そこに、主人公のトム・クルーズが、バイクにまたがってさっそうと現れて、トムキャット(搭乗機)を鮮やかに乗り回す。あほな中学生男子が憧れないわけがありません。

映画の細かいストーリー(ラブストーリーや、友情)よりも、とにかく空母から離発着する戦闘機、これに乗ってみたいとすべての男子を心から思わせたのです。

ですから、マーベリックを見るまで、テレビで何回も再放送したのを見たのにも関わらず、ストーリーをびっくりするぐらい覚えていませんでした。

私としては、特にトム・クルーズはファンというわけではありません、ただ、ミッションインポッシブルシリーズなど、必ず映画館で見ていることからすると、案外好きなのかもしれません。

彼の魅力は、洋風のハンサムでいながら、少し憎めないところがあるところでしょうか。少しコケティッシュな。それは、同時代を駆け抜けたマイケル・J・フォックスと似たところがあります。 

そして、トム・クルーズの後に、たくさんの長身でハンサムな役者が出てきましたが、未だ前線を張り続けられるのは、この、ハンサムでいながら、コケティッシュな部分が大きいのだと思います。

正直言って、「トップガン マーヴェリック」で、笑いのシーンはほとんどありません。

唯一、コメディっぽいところは、かつての恋人宅でいちゃついていたところに、外泊するはずの子供が帰ってきて、トムが窓から逃げ出す。しかし、カッコよく降り立ったところを、その子供に見つかってしまう。

その瞬間の、ほんの一瞬、垣間見せるトムの顔(笑顔)こそが、彼の魅力の源泉だと思います。

最初のトップ・ガンの映画は、トムのプロモーションビデオだと揶揄されていましたが、下手なストーリーがだらだら続くより、主役のカッコよさに振り切った方が、はるかに楽しくて、映画を観たなあといった気にさせられる典型的な映画だと思います。だからこそ大ヒットしたのです。そして、この「トップガン マーヴェリック」を映画館で見て、そのことを再認識させられました。

さすがのトム・クルーズも六十歳を超えたと聞きます。しかし、このカッコよさとコケティッシュさが続く限り、トム・クルーズは、スターであり続けるでしょう。

ではまた


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