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成功する地方創生、失敗する地方創生

私、ありがたい事に、いくつもの地方と関わらせて頂きました。
その中で、地方創生の成功と失敗には、ある程度のパターンが出てきたかなと思ってます。あくまでも私基準で、どんな取り組みをしているか列挙してみました。

■成功している地方創生
(1)主体となる人が目標を明確に示せている。(事業の目的・やるべき事・その後の姿)
(2)主体者以外に関わる方は何をしてほしいか明確である。
(3)周囲の仲間が堂々としている。(目的に向かってプレていない)
(4)仲間の話を聞く人すべてがイキイキしている。さらに話の輪を広げてくれる。
(5)出来ない事、上手く行かない場合は全力フォロー。貶したり陥れたりはしない。
(6)地域民として馴染み、地域の特性を吸収した上で、自分らしさが出せる。
(7)他地域の人にも境目がなく関わりを持てる。
(8)地域の相談事を受ける万屋的な立ち位置になっている。何かあったら「助けたい人」と思われる。
(9)飲みニケーションOKな集団。(絶対ではないが、比較的飲み会や食事を一緒にする機会の多い方が、個人間の距離が縮められる為。ノンアル文化も受けて入れてくれると尚良し。)

一方、失敗しているのは、こういった活動でした。

※なお、ここでいう「失敗」とは、上手く行かない要因を改善していく事なく、主体性のない活動を続けている事例を指しています。成功している活動の中でも多数の失敗がありますが、その経験も糧にして成功へ結びつけています。

■失敗している地方創生
(1)主体者が地域の為にと標榜しているが何の為か分からない。(本当に地域から必要とされているか?)
(2)何かの問題解決したいと言うのに、問題の本質を捉えていない。(そもそも勝手に問題化してないか?)
(3)何かやりたい感でプロジェクトを始めている。
(4)プロジェクトの目標と目的が曖昧である。
(5)参加者の希望・合意を取っていないのに、主体者が無報酬で一方的に人を募る。無報酬で関わる場合のメリットが何も提示できていない。参加する当人も無報酬で参加するメリットを考えていない。
(6)宗教的にプロジェクト主体者が凄いと表現し続ける。
(7)仲間を募ったのに、主体者や関係者の選ばれた人しか参加できない。
(8)既存メンバーの輪に入りづらく、他人行儀感がある。
(9)理想だけ大きいが具体性がない。

って事で。あくまでも私目線ですが。

個人的に上手くいってる地方創生の事例がある街を挙げておきます。

北海道石狩市
北海道東神楽町
北海道安平町
北海道厚真町
北海道長沼町
北海道ニセコ町
北海道喜茂別町
北海道八雲町
北海道函館市
北海道名寄市
北海道下川町
北海道帯広市
北海道大樹町
山形県鶴岡市
宮城県気仙沼市
宮城県南三陸町
宮城県石巻市
宮城県仙台市
徳島県那賀町
広島県呉市
岡山県西粟倉村
鳥取県智頭町
山口県周防大島町
福岡県福岡市
長崎県天草市
宮城県日南市
宮崎県新富町

これから成功となる種もたくさんありますので、全国各地にある地方創生の活動に着目していきます!

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