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それでもパン屋さんには美味しそうなパンが並んでいる

2020年3月27日、小池百合子東京都知事によって「不要・不急のの外出の自粛」が要請された。

国民の命を守る国としてはこれ以上の状況の悪化を防ぐために最善を尽くしている。


不要・不急の外出

不要・不急のの外出とは具体的にはどの様な事を指すのだろうか?


小池知事によると、「その日出ないとダメな事があるかどうかだ。」

と説明している。


一方で、生活必需品の購入などは「不要・不急」には該当しない。

少し掘り下げてみよう。


事件や事故

まずは、事件や事故が起きた場合は該当しないだろう。

急いで手当てや処理をしなければならないから、堂々と外を出歩けるだろう。


食糧や生活必需品の購入

食糧や生活必需品の購入も該当しない。

食事をしなければ生命を維持出来ないし、家の中を衛生的に保たなければ病気の可能性を高めるからだ。


仕事は該当する場合もあり、しない場合もある。

仕事の内容によってはその日でなくても成立するものもあるし、自宅でできるものもある。


しかし、経済を止めるわけにはいかないので仕事の外出は該当する場合もあるし、しない場合もある。


観光やレジャーは該当する。

その日でなくても経験する事ができるからだ。


例えば、大きな災害でもない限り、東京タワーがなくなることはないだろう。

今日、明日、東京タワーに行かなくても1年後でも行くことは可能だ。

それが5年後でも可能である。


だから「不要・不急」に該当する。


外食

外食は微妙なライン。

食事をしなくては生命の維持ができないという意味では「不要・不急」に該当しないからセーフだと言える。

しかし、家で食事をすることも可能であるという側面を見れば「不要・不急」に該当する。


冠婚葬祭

冠婚葬祭も微妙なライン

冠婚葬祭もその日でなくても可能と言えば可能だ。


しかし、何ヶ月も前から準備をして友人や知人・家族の予定を調整している以上その日でなくてはならないと言われても、誰も文句は言えないだろう。


ただ、大人数の老若男女が集まり状況が悪化する事を考えると中止もしくは延期せざるを得ない。


3密

不要・不急の外出で重要になってくるのが3密だ。

「密閉」「密集」「密接」。


「密閉」された空間。

「密集」した場所。

「密接」した会話。


この様な状況をできる限り避けましょう。

というのが3密だ。


3密の状況を避ける事ができれば、微妙なラインにある行動はある程度許容される。

先ほど挙げた外食の例で言えば、広い空間で、少人数で、距離をとっての食事であれば外食をしても良いだろう。


自粛を要請されているのは「不要・不急の外出」であって、飲食店の営業ではない。

飲食店の営業は働く側からしたら不要・不急に該当しない。


売上がなければお店を続ける事ができないからだ。

生活に関わるし、命にすら関わる問題なのだから営業を自粛するべきではない。


お客様が来なければ、固定費が高くつくというのはよく理解できるが、店を開けなければお客様は絶対にこない。

絶対に売上が上がらない。


冠婚葬祭もそこまでではないが、3密の状況を避ける実行する事も可能だ。

新郎新婦だけ、家族だけなど少人数で行う事ができる。


政府批判をする人たち

東京お飲食店では既に影響が出始めている。

マクドナルドや吉野家などの大手外食チェーン店は影響がでいていると言っても、すぐには潰れたりしない。


問題は個人飲食店だ。

個人飲食店の多くはその日の売り上げを元に仕入れをして、家賃を払い給料を支払っている。


お店に滞留する資金というのはそこまで多くない。

長く経営を続けて、よほどの現金を貯めていない限り2ヶ月~3ヶ月で現金は尽きてしまうだろう。


家賃や給料を払えなくなったら、お店はたたむしかなくなる。

だからこそ飲食店は今必死になって、テイクアウトサービスを始めたりと試行錯誤をしている。


多くの人が政府批判をしてくれている。


「飲食店に補償や家賃の補填はしないのか?」

「名指しにした以上何らかの補償はするべきだ!」


飲食店の味方をしていただいてありがたいです。

しかし、政府の批判よりも行動で示してほしいという気持ちもある。


まずは近くの飲食店のテイクアウトをしてほしい。

それで救われるお店があるのだから。


無理して外出することはお願いできませんが、生活必需品を購入するついでで構いません。

家で仕事をしていて、気分転換に散歩をするついでで構いません。

家事や子育ての合間の移動時間で構いません。


SNSで政府批判をする事で政府が動いてくれるかもしれない。

いつ動くかわからない、政府に必死に声を届けるよりもまずは行動で助けてもらいたい。


飲食店の多くの人はきっとそう思っている。

けれでも、状況が状況なので飲食店側から強制はできないし、それを提案することすらできない。


それでもパン屋さんには美味しいそうなパンが並んでいる

僕の周りのレストランでも営業の自粛、営業時間の短縮、テイクアウトサービスのお店が増えてきました。


普段はテイクアウトをしなくても、お客さんで溢れる様なお店でもです。

悪天候や台風が近づいている時に、人気のお店はキャンセルが出やすくそれを狙って人気店に行くという人も世の中にはいるのです。


だから、人気のある店は大雨が降ろうと、雪が降ろうと、台風がこようと満席です。

しかし、今回は流石にそうではありません。


そほどに自体は深刻です。

この記事を読んだ人に1つだけお願いです。


できる限りで良いのでテイクアウトした料理やお店をシェアしてもらいたいです。

料理名や店舗名を添えて、SNSで発信してください。


それを見た人が家の近くのお店でテイクアウトをやっているという事がわかれば、訪れてくれるかもしれません。


お店に来て欲しいとか、テイクアウトを買いにきてとは言えない状況ですが、ランチでウーバーイーツを頼んだり、会社近くの店でテイクアウトをして食事をする事もあると思います。


そんな時はSNSで拡散してもらえたらと思います。

こんな状況でも、マクドナルドはハンバーガーを作り、吉野家では牛丼を作っています。


スタバではコーヒーを淹れ、ダロワイヨはケーキを作っています。

街を歩けばパン屋さんには美味しそうなパンが並んでいるのだから、見かけたらしっかりと手を消毒してパンの1つでも購入して頂けたら幸いです。


2020年 4月3日

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