雑学note【第11回】 ロットナンバーって何?

ロットナンバー。よく聞く言葉だし、なんとなくの雰囲気はわかるけど、具体的にはどんなものだろう。

調べたことをなるべく簡単にまとめてみよう。

まずロットとは何か?

同じ工程、材料、つまり同じ条件で作られた、同じ種類の製品をまとめたやつがロットである。同じものが集まって、「ひと山、ふた山」と数える「山」を形成する。その「山」がロットである。

たとえば、大きなお餅がど~んとあって、そのお餅で小さなお団子をいっぱい作って、お皿に乗せて山を作る。それがロットである。では、ラップをかけて、「ロットナンバー1」と名付けることにしよう。

次に、別の大きなお餅で小さな団子を作ってお皿にのせたら、それは「ロットナンバー2」となる。そうやって一皿ごとにロットナンバーをつけて、製品を出荷するのである。

こうすることで、試しにロットナンバー1~10のお団子を1個ずつ食べたらロットナンバー6だけ変な味がした、はんぺんみたいな味がしたという時、ロットナンバー6のお団子は品質に問題があるかもしれない(はんぺんで作ってしまったかもしれない)から、お客様には出さないようにしようみたいな管理ができるのである。

まあ、そりゃあ、お団子をロットナンバーで管理することなんてあまりないのはわかってる。ロットがよく使われるのはネジなど、工業製品の部品とかである。でも間違いなくお団子が一番わかりやすい。

最近はコンピューター管理が発達したから、ロットナンバーで管理しなくても、お団子一つ一つに番号をつけるなど、いい感じに管理できるようになっているらしい。ロット管理も過去のものになりつつあるとか……。


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