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スタンダップコメディの清水宏さんと憲法学者の小林節先生との対談

昨日(2022/09/24)清水宏さんのスタンダップコメディを見た後、同じ企画で、憲法学者の小林節先生との対談されて、その内容が素晴らしかったので、こちらに。以下概要

権力を取り慣れてない人間は権力自体を否定するが、権力はうまく使うべきものである。

日本人は全ての人が責任持って考えることが不慣れ。自分が責任を取ることを必死に回避する。

清水さん:自分で考えて責任をとるためにはなにをすべきか。

小林先生:まずは政権交代。現状のシステムと運用を変えていける。

憲法の三つの柱;基本的人権、国民主権、平和主義

日本国憲法は大戦の教訓から生まれた煌めき

人権とは、自分らしく生きて死んでいけること。そのためにサービスするのが国家。先ずは多数の意見で決定しようというのが民主主義

平和主義は軍国主義(プーチン)と対置され、国際政治の交渉に軍を出すことをしないこと。現在は、日本の平和主義は良いハンディキャップになっているのではないか。ただ、国際法上の軍隊を持てない。海外派兵も海外へ行けない。国外へは行けない(というのが原則)。

ただ、海外から我慢を重ねても攻められてきた。そのときには軍隊で防戦することができる。平和主義は敗北主義ではない。

一水会の代表の木村光弘が教え子だが(そうなんだ)。変説したのか?と聞かれた。

アメリカは何度も改憲しているし、日本の憲法にも会見条項がある(なので、変えるべきものは変えるべきというのが昔の立場だった)。しかし、今は変わっていて、自民党の代議士を見てみて、今の憲法護憲した方がマシだと考えるようになった。

年の変説で変わってきたが、自由と人権を守ってきた。人権が尊重されるためには、自由であること。豊かであること。平和であることが必要条件である。

自民党の改憲は国民投票で無理だろう。国民全部だと自民党への投票は50%を切っている。なので、発議できるけれど勝てない。簡単にまとまらない。なので、改憲は無理だろう。

清水さん、小林先生は最後は国民を信頼しているように思えるが、その信頼は理屈よりエネルギーや情熱のようにみえる。その情熱ががどこから来るのか?

障害者の原体験 公園デビューで突き飛ばされた。孤独で生きてきて、そのことを受け入れて、自分で意見を持って自分で発言する。そこで、正直に語ることが社会的に効果を持っているということがわかってきた。その喜びは大きい。

憲法は政治や国家を縛るもの。しかし権力者が暴走すると憲法も止めることは難しい。憲法をたばかった国家を作らないといけない。三権分立だけじゃダメ。選挙にいく。

理不尽なものに対して怒りを覚えるということが大事だと思う。

以上。

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