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【解決】指示を出すのが苦手と悩み相談をうけたら闇が大きかった話

社会人になって1年たったAさんから相談をうけました。内容は「仕事の指示を出すのが苦手」とのこと。話を聞いていきますが、その前に私の軽い自己紹介をさせてください。

成長する人をサポートする「自己成長コーチ」

「自己成長コーチ」といった肩書きで活動してます。
なかじまと申します。

自己成長コーチとは?

『成長しようとしている方のサポート』をすることを軸においたコーチングです。

活動内容
○仕事の悩み相談
○仕事の愚痴を聞く
○上司が教えてくれないビジネススキルを教える
○効率よく成長する方法を教える
○実践に効く読書術を教える
○目標設定のサポート
○目標をタスクに落とし込むサポート
○タスクのスケジュール化をサポート
○タスクを実行するお手伝い
○問題解決のコーチング


など、あなたの成長を応援するのが私の仕事です。
それでは本題に戻ります。


自信を持つことに根拠なんていらない

結論:自信を持つ

コーチングの結果、「自信がないこと」が原因でした。もともと、「自信ないな」と思っていた節も見受けられました。

私もそうだったし、多くの人がそうなのですが、自信を持つことに、そもそも根拠なんていらないです。

成果も成功体験も全くない状態だったとしても自信を持っていいんです。

そして、自信が持てないという方におすすめなのが、アファメーションです。アファメーションをすることで、自然と自信が湧いてきます。

コーチングの感想をいただいたものです。

コーチングの感想

悩みが解決した先の、Aさんの活躍を祈っています。


真の原因を探る

今回のお悩みは、「仕事の指示を出すのが苦手」です。
なのでまずは、その悩みの原因を探ります。

使用するスキルは「トヨタのなぜ5回」です。
こちらは問題解決のために、真の原因を探るものになります。

お悩みはいわゆる心理的問題になるので、こちらのスキルが有効です。
原因をしっかり見極めることが最も重要な工程になります。


悩みを深掘りする

私がAさんに質問していき深掘りします。

悩み:相手に仕事の指示ができない
 ↓なぜ?
①迷惑だと思われてしまうから
 ↓なぜ?
②相手の時間を割いてしまうから
 ↓なぜ?
③相手の仕事の負担になってしまうから

ここで終わりです。
3回も掘り起こせました。
すごいです!

「相手の仕事の負担になってしまうから」が原因だったら、どのようにすれば相手の仕事の負担にならないようにできるかを考えます。

実は、もう1回深掘りすると、すごく効果的です。

次に掘り起こすのなら、こんな感じになります。
・自分と相手の仕事の境界線があいまいだから
・相手にどう思われるか怖いから
・相手の顔色をうかがってしまうから
・相手にどう思われるか気になってしまうから

Aさんの回答の傾向から人間関係について心配していると強く感じます。なので、今回は「相手にどう思われるか気になってしまうから」が真の原因とします。Aさんにも納得していただきました。

Aさんの回答はとても具体的です。具体的だと、すごくいいことですよね。でも今回はもっと視野を広くするべきなので、抽象的にしました。

さあ、コーチングの内容を書いていくぞ!といきたいところです。ですが、話していくうちに本当の悩みが違うところにあると気づきました。


心の奥底にあった本当の悩み

話していくうちに本当の悩みが違うことに気がつきました。

2つあります。

1つ目は、上司より「Aさんが店長業務に集中するために、B先輩には夜勤を任せるように」と指示がありました。なので、B先輩には夜勤のシフトを組んでいました。ですが、B先輩に「夜勤なんてやりたくない」と拒否されてしまいました。

Aさんは「じゃあ誰が夜勤をすればいいんですか?」とB先輩に伝えます。するとB先輩からは、Aさんがやればいいじゃんと返されてしまいました。Aさんはもちろん納得できません。けれどB先輩に言い返すことができませんでした。そのため、Aさんは店長業務と夜勤業務をこなしました。このときAさんは店長見習いです。

B先輩は人が充足している時間帯しか勤務せずに、ほとんど社員の仕事をしていなかったそうです。しかも、上司に相談しても解決してくれませんでした。


2つ目は、年の離れたC先輩にセクハラをされていたことです。AさんはC先輩のもと店長業務を教わっていました。その時にいろいろと辛い経験をしました。具体的な内容は割愛いたします。

本当の悩みはこの2つでした。私が相談を受けたときには、もう済んだ話でした。ただ、環境が変わるたびに似たような悩みをよく抱えるようです。

Aさんは、入社してからの研修が終わり、ひとり立ちするために異動をしました。初めての経験が押し寄せます。

初めての一人暮らし。初めての環境。慣れない車の運転。職場には知っている人は1人もいません。そんな中、こんな辛い出来事が起きてしまいました。

同期も近くにいない。以前の上司に電話で相談しても、親身に相談にのってくれることはなかったそうです。他に周りに相談できる人がいなく、Aさんは困り果てました。


悩みを再定義

先ほどの2件はパワハラとセクハラでした。この2つの悩みは明らかに相手が悪いです。ですが、相手のせいにして終わりだと、何も改善されません。

きっとAさん自身が改善できることもあります。なので、Aさんの被害にあいやすい特徴を取り除くべきです。

この2件の悩みを抽象化すると、「いいように利用されてしまう」です。なので、利用する人の特徴と利用されやすい人の特徴から解決の糸口が見つかると思います。


利用する人と、利用される人の特徴

実は、利用される人と利用されやすい人には特徴があります。

利用する人の特徴

①自己中心的
自分の利益を最優先に考え、他人の感情や状況をあまり重視しない

②機会主義
自分にとって都合がいい機会を見つけると、それを利用しようとする傾向がある

③操作的な性格
他人を自分の目的のために巧みに操るよう考える

④共感の欠如
他人の感情や立場に立って物事を考える能力が低い

⑤目的達成への執着
目標を達成するためには手段を選ばない

この5つの特徴があります。自分のために人を操り利用したいといった思考が軸にある方ですね。正直なところ、こういう方からは離れたいです。


利用されやすい人の特徴

①高い協調性
他人との調和を重んじ、対立を避けるために自分の意見やニーズを後回しにする

②自己主張の弱さ
自分の意見や感情をはっきりと表現することが苦手

③低い自尊心
自分に自信がなく、他人からの承認や評価を強く求める

④過度の親切
他人を助けることに喜びを感じ、断ることが難しい

⑤責任感が強い
任された仕事に対して責任を感じ、たとえそれが自分の仕事ではなくても最後までやり遂げようとする

このような特徴です。利用されやすい人はとても良い人ですね。人間関係の調和をとり、しっかりと仕事をこなす。尊敬できる人です。ただ、「自信のなさ」や「自尊心の低さ」がもったいないところですね。


相手にどう思われるか。自信を持てば大丈夫。

Aさんは真面目で責任感があります。そして、20代前半なので社会経験の少なさがあります。相手に「何か言っても言い返してこなそう。もし、言い返されても怖くないぞ。」と思われてしまっていたかもしれません。

その結果、相手からいいように利用されてしまった。それが今回の2件でした。もし、相手にしっかりと言い返すことができれば、このようなことは起きなかった可能性は高いです。

このパワハラとセクハラの件も実は、「相手にどう思われるか気になってしまうから」という原因から来ています。

Aさんにいろいろと聞いた結果、Aさんは「自分に自信が持てれば解決できる。」と答えを導き出しました。 

例えば、「夜勤の仕事は先輩の仕事なので、責任持ってやってください。」と言ったらなんて反応されるだろう?歳も離れた男性に強く言われたら怖いな。と考えちゃいます。

怒られたらどうしよう、嫌われたらどうしようと相手の感情を考えたら、とても怖いです。なので、勇気が必要なんですね。その勇気が自信だったり、自尊心だったりします。

なので、「相手にどう思われるか気になってしまうから」の原因をなくすには、自信を持つこと。これが答えです。


アファメーションで自分自身にバフをかけよう

「じゃあ自信を持つためにはどうしたらいいの?」

最初の方に書きましたが、アファメーションが有効です。

アファメーションは「なりたい自分を手に入れるための自己宣言」です。「自分はすごい」「自分ならできる」「自分は一流のビジネスマンだ」など、自分を勇気づける言葉を宣言します。それにより潜在意識に働きかけて自己肯定感や自尊心、そして自信を強化することができます。

Aさんは自信を持つことに根拠や理由が必要だと考えていました。ですが、これは間違いです。実績も成功体験も何もなくても自信を持っていいんです。

最初はみんな何もないんです。やったことがないことに実績も成功体験もあるわけがないんです。だから、根拠も理由もなく自信を持っていいんです。

これを聞いても自信を持つことに抵抗がある方は実に多いです。そのためにアファメーションをします。

どうするかというと、ここぞというときに、「自分ならできる」「絶対に成功できる」など宣言しましょう。そうすることで、次第に自信はついていきます。

アファメーションは習慣にすると大きな力を発揮します。毎朝の出勤前に「自分はすごい」「自分は今日も成功する」「自分が大好き」など言葉にして宣言すると仕事がうまくいきやすくなります。


悩みと闘うことによる疲弊

Aさんのように大きな悩みがあっても、周りに頼れる人がいない。そういう時ってとても辛いです。その悩みと闘ったらとても疲弊してしまいます。

もし、その悩みから逃げられるのであれば、逃げることも選択肢です。

Aさんも初めて話した時は疲弊していたように感じます。Aさんは話をしているだけで、仕事ができる人だと伝わってきました。だからこそ、自信を持って悩みの解決をして欲しいです。


自己成長コーチを頼ってください

私は成長したい方、悩みを解決したい方のサポートをしています。

今回のAさんのように、上司に相談してもろくな対応をしてくれない。周りに相談できる人がいない。何をどうしたらいいかわからない。

そのような悩みがある方は、X(旧Twitter)のDMから気軽にお問い合わせください。


愚痴を聞いてほしい。それだけでも構いません。愚痴で発散すると自分だけで抱え込むより、気持ちがとても楽になります。

成長したあなたの活躍を応援しています。
では、また次のブログで会いましょう!


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