Jリーグ 23S 第1節 △ 水戸戦 0-0

ついに始まりました。
Jリーグの2023年シーズン。

清水エスパルスサポーターとしては、残念な2度めのJ2降格で幕を閉じた22年シーズン。 選手の入れ替え等をしながら仕切り直しの新シーズンです。

結果はスコレスドロー

23年の開幕戦は水戸ホーリーホックをホームIAIスタジアムで迎え撃つ一戦でした。 声出し応援が解禁され、数年ぶりに勝ちロコがスタジアムに響き渡ることが期待されましたが、実現することはありませんでした。

試合を軽く振り返る

スタメン・ベンチに白崎の名前がなかったこと。オプション的に用意していると思っていた、3バックで立ち上がり入ってきたことなど。
後は、個人的には井林のスタメンがすごく不安になる試合前のメンバー発表。

案の定、前半戦はなんかやりづらそうに戦っているようでした。
それでも前半早々の北川の決定機が決まっていたら、どうなっていたかわかりませんが、水戸にボールを持たれる時間も多く、両ワイドからバックバスの選択が多い様に感じました。 

また、井林がイエローカードをもらったシーン。
完全に入れ替わられてたまらず手を出した形。 あのシーンを見て、井林交代を早くしてもらいと願うばかり。

と思っていたら、後半頭から4バックへの変更に伴って井林→中山の選手交代。

4バックになると、エスパルスの怒涛の攻撃が始まりました。
山原やサイドハーフからのクロスが上がるようになり、明らかに攻撃の歯車がハマり出した感じがしました。

サンタナ・北川・西澤・山原FKなど決定が何度もあったものの、決めきれずに試合終了。
後半の後半は攻め疲れでピンチを作られましたが、そのまま試合終了。
スコアレスドローで勝ち点1を分け合う結果。

個の力は申し分なし

たらればを言い出せばいくらでも言えるので、もうこの勝ち点1は受け入れるだけ。 次節に向けて準備を前向きに準備をしてもらいたいと思います。

私が気になるところはメンタル面だけ。
正直、今日の試合でも個人の能力で上回られるようなシーンは少ないですし、これからの試合もそうなることが予想されます。
基本的にはJ1で戦ってきた選手ばかりで個の能力は心配無用。 

気にあるのは下馬評や自己の要求の高さ

個の力を発揮出来るかどうかは、チーム戦術とメンタル次第です。
今シーズンは圧倒的な優勝候補(異論はなし)として挙げられる立場。

さらに言えば、昇格後のJ1で戦えるチームかどうかも視野に入れるようなチーム状況です。

この下馬評の高さや意識の高さがチームの歯車を狂わす可能性があるので、注意してもらいたい。

周りからの評価が高いことはもちろん、選手やエスパルス自身も優勝を絶対的な目標に掲げているということ。
勝ち点3以外負けに等しいと思いがちです。
現に権田選手は試合後のコメントでそんなようなことを言っていました。

負けていいとか引き分けでいいわけがありませんが、勝ち点3を得られなかったときに自分たちで自分たちを攻め出したり、結果が理想と現実でギャップが出来ていることへネガティブに考え出すと、負のスパイラルに陥る可能性があります。

それは、サポーターも同じで要求が高いがゆえに歯車が狂いだすと、ものすごい勢いで逆回転するということ。

長期と短期の視野を使い分ける

1試合毎の反省はする。けど、全体としてネガティブになりすぎない。
自分たちの能力やポテンシャルを信じながら、長いシーズンを戦ってもらいたい。
試合以外でどんな雰囲気で戦えるかが本当の勝負です。

どの試合も決勝のつもりで全力で試合に望む一方で、1/42である事実もしっかり見据えること。さらに言えば、数シーズンでチームがどうなるかも考えることが重要です。

目の前の結果を重要視し過ぎて、負のスパイラルに入らないこと。
長期と短期の視野のバランスが今シーズン最も重要な事になりそうです。

権田選手が普段のメンタルはわかりません。
個人的な印象ですが、オーバートレーニング症候群になったことがある選手であり、日本代表GKであり、真面目で意識がめちゃめちゃ高い選手であることは間違いないと思います。

この権田選手に代表される意識の高さが自分たちを苦しめなければいいなと。
相まって下馬評の高さが無意識的に“勝ち点3”のみを要求してきます。

期待の高さに応えようとすることに全力を持ちながら、応えられないようなことがあっても良いガス抜きをしつつ、選手同士の緊張関係・結果への緊張関係を保つバランスのチーム作りをお願いします。

個の選手の実績の足し算では勝てないのがスポーツです。
足し算であり掛け算出来るかはメンタルとチームマージメント力。

今シーズンの最後に24シーズンのJ1リーグへの再挑戦が楽しみになるような終わり方になっていることを信じるばかりです。

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