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臥薪嘗胆 ~カジノで20万相当負けたお話~

皆さんこんにちは。お久しぶりですまさやです。

えー私にある出来事(冒頭)が起きてからですね、二日ほど経過しだいぶ気持ちも落ち着いてきたのでこの機会に投稿します。そして題目の通り今回の出来事の全てをここに記し、二度とこんな過ちはしまいという意気で書いていきます。挫けそうになったら自分でもこれを読む。最後には僕がここまで通いつめて考えた様々なカジノに対するメソッドも皆さんに伝授します。おそらくこれは僕にとってトロントに来て最大の過ちでしょう。


それでは書いていきます。まずはこちらをご覧ください。



はいこれは僕が家計簿とは別にメモしている最近の【カジノ】の収支表です。

ご覧の通り、そうなんです現在トロントに来て3ヶ月と少しが経過したところですが、私


カジノにどハマりしています。



えー、賛否両論はさておき、1つあろう心配も兼ねて先に書いておきますが、ベットするお金は全て自分で稼いだお金です。つまり親から頂いたお金では一切賭けていないという事です。(もし親に見られていた時のために、、笑)あしからず。


もともと年末にサークルの先輩や同期後輩と年末総決算と題し在学中(現在は休学中)にも韓国にカジノをする為だけに行ったりしていましたが、現在はもはやその比ではないほどに通っています。いました。なぜなら!


これまで全体通して勝てていたからです


再喝しますサイズでかいですすみません。

もちろんコケてる日もちらほらありますが、記述以外にも行っていて出来事Z(金曜日だったのでブラックフライデーとでも言っておきましょうか<以下BF>)が起きるその前日までで総計$2,000近く勝っていたのは事実です。カナダドルで$2,000というと$1だいたい¥82~5前後なので20万弱ですね。



。。その日がBFとなるとも知らず毎日の日課Uberを終えたニキは、銀行口座から$1,000を下ろし意気揚々とカジノへ足を運ぶのであった。。。

To be continued..



安心してください当然終わりません。

もう7月になってからというもの相当数行ってますから、そりゃ行きます。この頃には僕の食事、トイレ、Uberに次いでカジノは日課、ルーティーンになってましたから。

あとこのレベルで行くとディーラーの方やその他の大富豪常連さんとも顔なじみになってきて、会話が弾み英語力強化にも繋がります(諸説あり)。

正直こんなに通いつめてる日本人、トロントで僕だけです。これは胸(AA)張って言えます。ここにいる日本人は働いてるか、学校の友人やらと飲みに行ってます。偏見。

あれ何書いてたっけな、あぁおもいだした。書きたいことが多すぎて途中脱線しますあしからず。

とそんなこんなで、この日もシャワーを浴び、パスポート・資金・カジノカードの所持を確認して家から出てカジノに赴くわけです。僕の家から公共交通機関を利用して約1時間ほど。

あちなみに勝った日の帰りはUberで家まで帰宅(所要時間20分費用8倍)するようにしてます。勝利の喜びを噛み締めながら帰路につくわけです"WINNER WINNER CHICKEN DINNER!"ってね。負けたら公共交通機関です。臭いホームレスと肩を並べて帰ります。我敗北の味を知る。


午後9時頃到着。やっと着いた。行きは必ず公共交通機関を使ってます。


(写真多用すんなや、ってすみません、一番ここが盛れるんです。毎回別撮りです)

本当に金持ちがたくさんいる(主に中国人)ので、


知り合って

呼んでもらいたいな

Uberで。


なんて幻想を抱きながら(今日も勝てると当然思ってた)この日もこの門をくぐりました。



さていざ出だし。僕は基本ブラックジャック(BJ)しかやらないので周辺テーブルを偵察。なんとなくカードカウンティングをしつつ、且つテーブルの盛り上がりを見てどこで勝負するかを決めます。

※用語はまた追って解説します。

簡単にBJの説明URL貼っておきます。知らない人は読んでみて。


とか言いつつ、中年オバちゃんディーラーに愛想よく誘われたので、席の良し悪し見ないままテーブルに着くことに。(まだここまでは良かった①)

この日は金曜日で週末ということもあり人が多く、当然カジノ側も利益確保に来るわけです。だから平日は$25ですが、この日は最低ベット額が$50(約¥4,000)でした。

ちなみにですが僕はいつも最低ベットの20倍の資金を持って勝負するようにしています。逆に言えば1/20のベットで勝負します。だからこの日は$1,000を財布に忍ばせ勝負に挑んだわけです。(我流カジノ論)


まずは様子見にと$500分チップに変えていざ勝負。



結果は


敢え無く惨敗。。

あっさり$500絞られます。敗因は間違いなく席選びをしなかったこと。

写真が無いので記憶に残せないのですが、まあ至って普通に負けましたね。

当たり前のことですが、毎度毎度最低ベットでやっては当然勝てるはずがありません。カジノにおいて勝つには、いかに勝負時を読み賭け金をあげて勝負できるかなんです。ちまちまやったって勝てないよ〜ってことです。要するに、ちっちゃく負けて大きく勝つことができれば勝利に繋がるわけです。

僕は基本的にベーシックストラテジーに則ってやりますよってのと、賭け方の説明をすると1回ベット($50)して勝つと、倍額プッシュ($100)、また勝つとさらに倍額プッシュ($200)、2,3回はそれでやります。負けると最低ベット($50)に戻ってやり直すという組み立て方で勝負してます。これはあくまで僕にとっての基本戦略です。もちろん例外もありますが。いかに冷静に勝負できるかが肝になってきます。闇雲に賭けても勝てません。戦略についてもまた別で詳しく書くので興味ある方読んでやってください。


さてさてまた脱線しましたが、


開始30分足らずで$500失い、一服へ。謎に絡んできた黒人に1本分け与え、星と飛行機(空港が近い)を見ながら黄昏ました。


もうこれ以上負けるわけにはいかない。



用を足して会場に戻ります。ちなみに大です。絶賛切れ痔なうです。

ここでしょうもない気づきを得ました。

この日僕赤パンツ履いてたんですよ。そしたらね、赤いパンツだと血が滲んでも目立ちにくい。ということに気づいた。全国の切れ痔の皆さんは赤パンツを履くことを強くお勧めします。もちろん女性も。



トイレから出た僕はまたテーブルを徘徊します。すると、またさっきのおばちゃんディーラーに絡まれる。

しつこいなぁ。

とは思いつつも憎めないおばちゃんで、いまなら勝てるよって強く勧められたので、また仕方なくほんとに仕方なくそのテーブルに。後述しますが、ディーラーに報いてやるというマインドでやってはいけません。僕はそれで数多く負けたことがあります。だけどおばちゃんの愛想の良さに負けた。まだ僕は3流ギャンブラーです。しかもこの時誰もテーブルに座っていない状況。つまり、ディーラーと一対一です。(まだここまではよかった②)

これで負けたら今日は帰ろう。いや帰らなければならない。

そう思いつつ、しかも周りの人からそこでは賭けるなと言われたのを振り払い(3流)、今日の残りの予定賭け金の全てである$500をチップに変え、サシの勝負に挑みました。



結果



勝利!!


気づけば、当初の$1,000には及びませんが、$900足らずのチップになっていました。これで、振り出しに戻ったようなものです。

オバちゃんありがとう!ってキスするかのごとく近づいて別れを告げた後、また一服。

この時のタバコはうまかった。まだいけると思わせてくれるものでした。実際にまだ帰る気はさらさらなくて(開始2h)、終始+$200で帰ろうと決めました。

ちなみに、カジノに行くときは、損切りラインと勝ち逃げラインをあらかじめ決めておくと良いと思います。なので、この日の僕は損切り$1,000、利確$200で望んだわけです。何がちっちゃく負けて大きく勝つだよ、って思うかもしれませんがそうです狂ってました。損切り設定がバグってました。

でも、最近ふと思ってることなのですが、カジノって投資と似てると思いませんか?最近、ギャンブル好きに投資家や社長が少なからずいる所以はそこにあるのではと模索中です。少なくとも金貯めて一生貯金していくような人生は送りたく無いものです。

あ、これも後でまたまとめてあげますが、僕のカジノに対する持論の1つに”金を家に持ち逃げするまでがカジノ”という言葉があります。メモしておいてください。これはやってみるとよくわかると思います。


また脱線しましたn度目。戻ります。


一服が終わり、またテーブル徘徊に戻ります。この時用は足してません。あんまりするとウン落としますから。


とブラブラするうちにいいテーブルを発見。こぞって賭けに行きます。


このテーブルはオーソドックスなBJで、”ペア”と言って通常ベットとは別で自分に配られるカードが2枚同じ数字だった時に配当(5~30倍)がもらえる賭け方ができるテーブルでした。そのペアが連発してるテーブルだったのです。※うまく説明できないのでまた説明します。

おっしゃ一攫千金やと意気込み、毎度$50のミニマムベットと別にペアベット$25を賭けていきます。



結果




ちょい負け、、

なんやねん、周りの人はバンバンペアなるのに僕だけペアならんかったとです。当然そこに賭けていた$25の積立分が響きそのテーブル収支は-$200。通常BJ分がトントンだったので軽傷で済みましたが、のめり込みすぎると大変なことになっていたでしょう。冷や汗たらりと一服。また黒人に絡まれ1本あげタバコしました。



ここでやめればよかった。



この後死ぬほど悔やんだのはいうまでもありません。気持ちも高まっていたし、$1,000負けるまではやめないつもりだったので止めようがなかったのですが。


人間とは時に恐ろしい行動に出ます。。気づくとATMの前にいる自分がいました。残りの金額を下ろそうとしているのです。。そしてそこには損切りラインなんて御構い無しに為すがままにまた$1,000下ろす自分がいたのです。

いつも損切りをしっかりするべく、カードは持っていかず現金主義でやっていたのに、この日だけ持ってきてしまっていたのがすべての運のツキだったと今では思っています。



ここからは総崩れ。。目を当てることもできないほどにコテンパンにされました。

とはいえ微勝ちもしていたので


まだいける、まだいける、、まだいける、、、


とお経のように自分の中で唱えていたのを覚えています。こうなると人間はもうダメです。失礼しましたはダメでした。人間なんて一纏めにしてすみません。ギャンブラー失格です。


この日の収支表が事の壮絶さを物語っています。(僕は毎度細かな収支も記録しています)


決めては、SPANISH BJ(BJの種類の1つ)での$100のダブルダウン(一枚しか引けない代わりに賭け金を倍プッシュできる方法)。自分の手札11のディーラー6ですから、大半の人はディーラーのバスト狙いのダブルダウンで決まりです。いや普通します。この時チップが足りなかった僕はお財布からまた新たに$500出すのでした、、、

一度チップに変えてしまうと賭けてしまうのが人、、僕でまた新たに$500チップに変換してしまったわけです。そりゃまた賭け始めますよね。

あ、それで、そのディーラーバスト狙いのダブルダウンなのですが今でも覚えてます。

僕の手が7でトータル18。

開かれるディーラーの手1枚目が7で13。

もちろんディーラーは17以上になるまで引き続けなければならないので、一枚引きます。この数字がなんと、、、



だったんです。もうお分かりですね。そうです21です。

このBJというゲームはいかに21に近づけるかで競うゲームなので、僕の手札が18に対しディーラーが21なので僕の負けです。僕はこの一手で$200の損失、そしてこのテーブルでトータル$850を失うことになります。前のテーブルで、$400ほど失ってのこれなのでもう酷いもんです。。

気づけば$1500失っていました。しかもこの後ダメ押しのアンパンチがあってさっきのオバちゃんディーラーにまたも遭遇し、藁にもすがる思いで賭けしっかり$250絞られたのです。憔悴しきり、気を紛らわすために負けているのにも関わらずタバコを買い(こっちのタバコは1箱$18<約¥1,500>)、もうBJはやらないとこの時は思ったものです。


敗者の末路


僕は残った手持ちの金$500でアホなことを考えました。そうです。1点集中賭けです。

もう今日はBJはやらないと決めた僕は、上の写真の"BIG WHEEL"という機械に$500突っ込みます。

なぜこの機種にしたのかというと、当たれば配当が50倍だからです。ちなみにこれまで僕運気を感じた時だけベットして、2回ほど配当50倍に成功していたので、僕の直感を信じて、やればまた当たるとそう思ったんです。


今まで5回以内に当ててきたのでそれなりに自信がありました。


数字を見てビビっと来るのを待ち、きた時に毎度$60を賭けていきます。



結果




K.O.



何もかもが終わりました。次50倍のアタリが来るのが怖くて逃げるようにカジノを後にしました。来週にはNYとワシントンに旅行に行くのに。再来週には家族がトロントに来るのに。。ふと口座残高を見ても、$86。。お世辞にも遊べるほどのお金とは言えません。だんだんと空は明るくなってきており、鳥のさえずりがちらほら、そして世界がぼやけて見えました。その時の写真がこちら。


僕は狂っていました。


なぜか。普段は勝った時しか呼ばないUberを呼んだからです。口座残高$86しかなかったのに。早く家に帰りたかった、布団に横になりたかった。今思えば狂っていたとしか言いようがないのですが、僕はUberに乗りました。そして、気のいいドライバーにどうだったのと聞かれ、$2,000負けたと話せば、心配するな誰だって負けることはあるさ、と慰めの言葉をかけてもらい、他の同乗者の人には、Uberなんて使ってるから勝ったと思ったわ笑と馬鹿にされ、感情がごった返しになって泣きました。ここに遊びに来る人は大半が金持ちなのです。とてもつらい経験でした。何よりおしっこしたかったのもあるけど。辛かった。。一刻も早く布団に横になりたい。そう何度思ったことでしょう。あのUberの車内での会話、気持ちは一生涯忘れることはないでしょう。そして今ここに書き連ねることで二度とあんな過ちはしないと、自分に誓いを立てています。



ここで大抵の人がもうやめときなさい、ということでしょう。

しかし、僕はこれから死ぬ気でカジノ、ギャンブルについて勉強します。そして強くなります。そして資金を貯めます。Uberで。



目標は


ここのカジノ出禁になってやる。


です。もちろん勝ちすぎてって意味です。悔しさをバネにします。

大半の人の呆れ顔が想像つきますが

なぜ僕がここまでカジノに執着するのかというと、こっちでの生活を通して痛感したのが

労働収入には限界があるからです。

お金というハードルが僕の世界を狭めているこの現状がとても嫌だからです。たかだか$200そこらで始めたカジノが気づけば$2000になっていたのは本当の話で、今回の負けで僕は振り出しに戻った。そう考えています。これ以上負けないよう死ぬ気で勉強します。あらゆる本を日本から取り寄せました。カジノの収入は言ってしまえば上限はありません。もちろん高みを目指す上で常に勝ち続けるわけではないのでいかに自分の気持ちを抑え込むことができるのか、そして強く押せるのか引けるのかこのやり取り。これは味方を変えればビジネスとも捉えることができるのではないでしょうか。また一から頑張ります。負けも楽しむことができる器になります。

と共に僕のこれまでのメモをここに載せてモチベーションアップに繋げます。重複してる部分もあるのですが、大目に見てやってください。



同情してくれる人は100億ファボください。

ありがとうございました。

さてUberでもしてきます。


まさや


2019/07/14


負けた日 2019/07/12 -$2000

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