見出し画像

【綿町ダイアリー】#510 淋しい気持ち〜保険屋の勧誘〜

連載日記『綿町ダイアリー』✏︎姫路市綿町でブライダルプロデュース「スウィートブライド」と「綿町珈琲」と婚活サロン「姫路の縁むすび」を運営しています。ウェディングプランナー&カフェマスター&婚活プランナーの三刀流の日々を綴ったエッセイです。

先日から、
2度ほど同じようなシーンにでくわした。

ひとつは、旧友がカフェに来てくれた。
もうひとつは、後輩が家に遊びに来てくれた。

そのどちらも超が付くほどの久々だ。

誰かが会いに来てくれるというのは、
無条件に嬉しいもの。

特に僕のような変人は
そんな来訪者を極端に歓迎してしまう癖がある。

ただ、その反動で落胆も大きいのだけど。

結論から言うと、
両方とも生命保険の勧誘だった。

なるほど・・・

彼らにとって、
僕という存在はそういうものなのだろう。
少し自虐的になる。

でも僕は旧友や後輩を責めているのではない。

その仕事に対して、
ほんの少しの嫌悪感があるだけだ。

村上春樹の小説の中でも、
多崎つくるの友達アオがアカの事をこう語っているシーンがあった。

“あいつの人間性に疑問がある訳じゃない。そんなことはとうの昔から知っている。ただ彼がやっていることに対して疑問を呈しているだけだ”

誰かが悪いという訳ではないのだけど、
僕は今、少し淋しい気持ちになっている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?