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中本千晶(なかもとちあき)です

●プロフィール

文筆家。「舞台の楽しさを伝えるひと」です。
とくに宝塚歌劇には深い関心を寄せ、独自の視点で分析し続けています。
山口県周南市出身。東京大学法学部卒業。株式会社リクルートにて10年余り勤務した後に独立。

※2023年2月、早稲田大学大学院文学研究科にて博士(演劇学)学位を取得しました。論文の題名は、「1950〜60年代の宝塚歌劇における取り組みの多様性 ─ <虚実><和洋>の相克から『タカラヅカ様式』の獲得へ ─」です。
→→「タカラヅカ博士」爆誕までの道のり

●こだわり

「日本の演劇のいま」をとらえていきたいと考えています。古典芸能からミュージカル、ストレートプレイ、2.5次元舞台などなど、ジャンルが多岐にわたることが日本の演劇の豊かさだと思いますが、各ジャンルの沼もまた深みを増しています。その壁を越えた全貌をとらえることは今や無謀の域に入りつつありますが、それでもせめてその心意気を持ってそれぞれの作品と向き合っていくことが必要ではないか、その視点が未来の日本の演劇の豊かさにつながっていくのではないかと信じます。

とくに幼いころから観てきた宝塚歌劇(タカラヅカ)は私にとって元気の素であるとともに、どこまでも興味の尽きない観察対象でもあります。2014年に100周年を迎えたタカラヅカはまさに「日本の伝統芸能としての第一歩」を踏み出すのかどうなのか?という、転換期を迎えているように思います。そんな局面にあるからこそ、100年の積み重ねを踏まえつつ「タカラヅカのいま」を的確に描いていくことはとても大切だと考えています。

タカラヅカを観続けていると「伝統というものがいかに形作られるか」を目の当たりにすることができる、その意味でもとても興味深い対象です。しかしながら「伝統」はその呪縛が対象自身を滅びへと導く諸刃の剣にもなりえます。個人的にはタカラヅカにはいつまでも「今を生きる芸能」であって欲しいと願っています。

●これまで出版した主な書籍

『タカラヅカの解剖図鑑  詳説世界史』(エクスナレッジ)2021年
『タカラヅカの解剖図鑑』(エクスナレッジ)2019年
『鉄道会社がつくった「タカラヅカ」という奇跡』(ポプラ社)2017年
『世界のミュージカル・日本のミュージカル』(春風社)2017年・共著
『宝塚歌劇に誘(いざな)う7つの扉』(東京堂出版)2016年
『宝塚歌劇は「愛」をどう描いてきたか』(東京堂出版)2015年
『タカラヅカ100年100問100答』(東京堂出版)2014年
『タカラヅカ流日本史』(東京堂出版)2014年
『タカラヅカ流世界史』東京堂出版)2013年
『ヅカファン道』(東京堂出版)2012年
『なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか』(東京堂出版)2011年
『なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか』(小学館新書)2009年
『宝塚読本』(文春文庫)2009年
『熱烈文楽』(三一書房)2008年

●執筆・講座など

・Yahoo!エキスパートのオーサーを担当。「カンゲキのある人生」にて、演劇関連の記事を執筆(2020年より)。
・日経MJにて連載「中本千晶のレビューれびゅー」を執筆(2014年より)。
・チケットセディナ公式サイトにて、コラム「日々是カンゲキ」連載中(貸切公演で配布されるリーフレットでも読めます)。

・早稲田大学講師として、教育学部「舞台芸術入門」にてタカラヅカ関連の講義を担当。
・タカラヅカ関連講座の講師やナビゲーターを担当。オンライン講座も開催(オンライン講座・イベントのご案内を希望される方はこちらのフォローをお願いします)。

Voicy「カンゲキ語り」やってます。ぜひ聴きにいらしてください!

●SNS

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