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中検準一級(二次)感想と反省

まずは合格したという事。とにかくそれが大事。細けえこたぁいんだよ、と言いたいとこですが、きちんと反省をしよう。受験前、こういう記事いっぱい読みたかったのよ。

88点。思ったより、よかったです。

0 自己紹介(採点対象外)

 名前、学習歴、仕事の都合で最近まで中国にいたこと、そんなくらいのことを簡単に話しました。

1 コミュニケーション力(25/25)

 これは最初の会話かな。
○ あなたはどうして中国語を学ぶのか
 →最初のきっかけは職場にやれと言われたから。話すと長くなるんだけど、えーと、とにかく、仕事上必要だったから…。

○ 中国語の向上に必要なことは?
 →たくさん聞いて、たくさん話すこと。

○ 中国人の友達はいる?
 →いない。友達ほしかったけど(ウソ)、コロナもあってなかなか…。

 ○ さっきたくさん聞いて、たくさん話すことっていってたじゃん?
 →いや、理屈としてはわかってはいるんだけど、なかなか実現できなくて…あー、でも!中国では上課してたので先生と話すのと、録音教材はめっちゃ聞きました!(ホント)

 …と、あまり正能量なことは言えなかったけど、まぁ、スムーズな会話は成立してたように思います。HSKだったら減点されそう。でも、中検は中検だと思って。自分らしく。何かの採用試験とかだったらもうちょっと前向きな事言うよ。大人だからさ。

2  訳す力(20/25)

中→日
① ちゃんと彼に説明しなきゃだよ、誤解が生じないように
 好好儿跟他解释解释〜 みたいなところを最初「结识」だと思って、「しっかり関係を作らなきゃだよ」みたいに曖昧に訳したら、試験官の先生が「もう一回言いますね」ってワンチャンくれた。そうそう、オンラインだったから、音声がね…。はっきり聞こえなくて…ということにしよう。めっちゃクリアに聞こえてたけど。
 先生の温情に感謝です。本当ならもっと点数削れてておかしくないところ。

  ② 忘れた
 覚えてないくらいだから、普通にサラッと流れたんだと思う。

日→中
① 不注意で借りたシャツを汚してしまった
 これはネットで見かけた過去問と同一です。不小心も弄脏了もちゃんと言えました。

② 兄は大学卒業後も仕事を探すつもりはないようです。
「〜のようです」のニュアンスが込められませんでした。今思えば「看来〜」とか「看上去」とか言えばよかったのかな。試験中は「看起来」しか思い浮かばなくて、でもそのニュアンスなんか違うよな…。と思って、言わなかった。

 中→日も日→中も、あんまり綺麗な中国語、日本語で答えられたとは思いません。言いたいこと、言ってることは「伝わる」くらい。「かしこまってない現場の通訳」ってそんな感じじゃない?知らんけど。

3 表現する力(23/25)

 2分間喋るやつ。テーマが3つ示されました。
①私の友達
②私の好きな服
③好きなご飯?だっけ。忘れちゃった。

 なかむららしくもなく、①を選びました。なんか思いの丈をぶつけたくて。この2年をまとめる最後の2分だなあ、って、感傷的になっちゃったのよね。

「私、現実の世界ではあんま友達いないんですけど、中国語の学習を通してSNSで出会った友達がたくさんいます。それは学習者さんだったり、中国語の先生だったり、いろんな立場の人がいて、世代とか、学習歴とか、みんなそれぞれ違うんですけど、同じような志を持ってる人たちが、いつも励ましてくれました。彼らがいたから、私は今ここで面接を受けることができてます。とりあえずこの試験受かって、みんなにいい報告ができるといいなと思います。彼らにはめちゃくちゃ感謝してます。今回の経験を彼らにシェアしたいし、いつか機会があれば、現実の世界で、顔を見てコミュニケーション取りたいです」

 みたいなことを、とりとめもなくダラダラ話しました。書いてみるとそれなりにまとまってるように見えますが、実際は考えながら喋ってるんで结结巴巴だし、文法もぐちゃぐちゃでした。試験で評価の対象になりそうな(知らんけど)接続詞みたいのは、たぶん使ってない。本当に口語感満載。でも言いたいことは伝わったと思う。

 試験官の反応は…「あー、うんうん。はーい。」みたいな感じ。最後「いつかは会ってみたいな」のくだりでちょっと頷いてくれてる感があったかな。時間的には何分喋ったかわかんない。止められなかったし、まだ時間あるよ、とも言われなかった。

 数年前だったら「頭の中で日本語を作って、それを中国語に訳しながら話す」ということをしてたと思う。この数年で全然そんなんしなくなった。たぶんその感じは、試験官にも伝わったんじゃないかな。そういうのって、わかるじゃん。

4 総合(20/25)

 試験官とのコミュニケーションはしっかりできたはず。機械越しだから目は合わないし、その辺で難しさを感じることはありました。まぁでもなかむら、目が合ったら緊張しちゃうから。

 発音とかは「敢えて」気にしたりはしませんでした。巻き舌の音があんま得意じゃなくて、普段「発音を気にしなきゃな場面」では気をつけて発音することもある(そんな場面ある?)んですけど、今回の試験では、いつも通り喋ってる感じでやろうと思って。

 試験官の先生はなかむらが知ってるくらい「すげえ偉大な人」(もちろん面識はない)で、「この人に中国語聞いてもらえるん光栄だな…。」と、楽しく前向きな気持ちでやれました。

 対策としてやってた日→中訳(口を鍛える中国語作文)が活きたかどうかは、分かりません。反応速度は上がった気がする。それが求められているかは別として。

 試験だからもちろん点数はつくし、一定の基準もあるんだろうけど、小手先でどうこうするよりも、試験官に「こいつになら準一級持たせてもいいな」って思ってもらえるのが大事なんだと思う。そしたら合格点ギリでも、ヒョイってしてくれそうじゃん。もちろん、その逆も然りで。マークシートじゃなくて、人間だもの。


 何はともあれ、とりあえず、これで準一級はひと段落。がんばったね、なかむら。


…ネットで「準一級がスタートラインやで」というのをみて、ゾッとしてます。

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