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あなたがそれを買う理由。「ベネフィット」の話し。

こんにちは。中村です。
今日は「ベネフィット」について書いていこうと思います。
もしこれを読んでいるあなたがフリーランサーならば、この「ベネフィット」という6文字の言葉は覚えておいた方がいいでしょう。
この「ベネフィット」という言葉は ビジネスをしている人にとって、たったカタカナ6文字では言い表せない重要な意味が隠されているのです。

ベネフィットというのは英語で、直訳すると利益とか恩恵という意味なのですが、ビジネスにおいてはもう「マーケティング用語」です。

マーケティング用語って多くの人は苦手です。もしマーケティング用語が好きだという人がいたら、その人は専門用語や論理が得意な人でしょう。
この手のマーケティング用語には明確な定義(短い言葉で伝えられるレベル)が乏しくて、伝え方も曖昧な場合が多く「人の解釈」によって伝えられ方が変わっていくのですね。だから人から意味を聞いても何となく理解したつもりで終わるのですね。

でもこの「ベネフィット」は明確ですね。もともとが英単語だということもあるのかもしれませんが具体的です。
そしてフリーランサーにとってすごく重要な意味を持ちます。その意味を理解して仕事をするのと、知らずして仕事をするのとでは「集客レベル」が大きく違ってくるといっても言い過ぎではないでしょう。

今日はその「ベネフィット」について、皆さんにとって「考える機会」としてくれたら、書いた甲斐があるというものです。

ベネフィットとは

ベネフィットはフリーランサーにとって、すごく重要で、また奥が深いものでもあります。

ベネフィットっていうのは何かっていうと、
その商品とかサービスを買うことによって得られるメリット」のことをいいます。私の場合はメリットとは言わず「イイこと」といつも言っています。それを買うことで何を得られるのか。
それを買うことによってどんな「イイこと」が手に入るのか。
その「」が ベネフィットなのですね。

よく商品の「機能や特徴」と「ベネフィット」と比較されてます。
機能や特徴はベネフィットではなく「スペック」です。ベネフィットではありません。この「区別」「頭の整理」が必要です。

スペックというのは 例えば プロダクトの商品だったら 軽いとか重いとか 、手のひらサイズとかボリュームが多いとか。エンジンの馬力が強いとか、画質がきれいとか。そのような 商品の機能的な特徴を「スペック・特徴」と言うのですね。

一方でベネフィットは「それを買うことで手に入るイイこと」なわけです。
この違いをまずは知っておく必要があるのですね。

@NobyNoBy引用


ベネフィットはというと、
その商品やサービスの特徴によって何が得られるのか。どんな「いいこと」がやってくるのかということを表した表現のこと。 
例えば、コーチングのカリキュラムの特徴ではなくて、そのコーチングを受けることによって訪れる「いいこと」。それがベネフィット。

スペック自慢をして売れる時代はもうとっくに終わっています。
それを買った後にやってくる「イイこと」をいかに「買う前に想像してもらえるか」。そこに高額な広告費を使えないフリーランスビジネスの肝があると言えます。ベネフィットを買う前に想像してもらうことができるなら、
あなたのビジネスが売れていくのは時間の問題です。
それほど「ベネフィット」には強い吸引力があるのです。


人はなぜ買うのか。

人は何が欲しくて商品を買っているのかというと、
その商品のスペック・特徴が欲しいのではない。その商品を買うことによって得られるメリット。つまりベネフィットが欲しくてその商品を買っているのです。

もう一度言います。

人は商品やサービスのスペックが欲しくて商品を買ってるのではない。
商品を買うことによって得られる自分にとってのイイこと。つまりベネフィットが欲しくて商品を買うのです。

例えばあなたはスマホの機能が欲しくてスマホを買いますか?
スマホでLINEやメールができるという機能が欲しいと錯覚しているのかもしれないけど、ほとんどの場合  実はその機能が欲しいのではありません。

まさにメールを送受信できる機能。LINEでスピーディーにチャットができる機能。音声を録音できる機能。そのような機能が欲しいのではなく、

その機能を使って 友達とコミュニケーションができるから、などの未来のライフスタイルが欲しくてスマホを買うのですね。つまり、機能が欲しいのではなくて、人との繋がりや、世の中との繋がりや、安心感や、楽しみや、そういう自分のライフスタイルが欲しいと思って買うのです。

具体的にいうと、電車の中で お母さんに「迎えに来て」ってすぐに言えるとか。電車の中では電話できないけどLINEラインならできますからね。「あと何分くらいで着くよ」とLINEできるし、そのコミュニケーションのシーンを想像するから買おうと思うのですね。

あと、同居していない息子さんや娘さんと気軽に連絡できるとか。電話するほどでもないけど元気がどうか知りたいから ちょっとLINEしようか。とか。
スマホがあればそんな「イイこと」ができるな。と考えるからスマホが欲しいとなるのです。

ベネフィットには「買おう」という行動を促す力があります。
それを利用するシーンを想像して、そんな未来(買った後の未来)がくるといいな。。って思わせる力。それがベネフィットの力なのですね。

ベネフィットを活かそう。

フリーランサーは物販よりもサービスを提供する方が多いのが特徴です。
そういう意味ではそのサービスを申し込んでくれた人の「イイこと」が何か。それを考えることが先かもしれません。

あなたのサービスを受けてくれた人が感じるであろう「ベネフィット」。
それを徹底的に考えるのです。想うのです。

そしてあなたのサービスのベネフィットが人に伝わったとき、
人は喜んで財布の口を開くでしょう。

だって、そこには自分の未来の「イイこと」が待っているからです。


それでは今日はこのへんで。
ベネフィットの話しは先日 Voicyでも話していますので、合わせて聴いてみてくださいね!

ではまた、note & Voicyでお会いしましょう!

マーケティングの話も必聴です。もしよかったらお暇なときにでもどうぞ。


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