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梅雨が来る前に

普段使いの弓、毛替え完了。

弦楽器は、梅雨前から9月まで
湿気のイライラ時期です。

今、弓の毛がゆるゆるの人は、そろそろ毛替えしておかないと
梅雨の時期に弓の毛が張れなくなります。

メンテナンスには、

音が出る出ないレベルのわかりやすい問題以外に、

感覚が鈍くなる問題、
弾いていてつまらなくなる問題、
など弾く人に起こる、目に見えない"内面の問題"、

そして、

"楽器のあるべき状態がわからなくなる問題"があります。

楽器のあるべき状態がわからなくなると、
いい音、弾きやすさ、いい弾き方、などの
もろもろの判断基準を治すという壁ができます。

これ、1番大変です。

好みとは別の次元で「これがいい」と信じているものについて自分を疑うっていうのはなかなか酷ですし、頭でわかっても身体や感覚がついてくるのは頭でわかるより後です。

お稽古事が続くか、続かないか、の一つの分かれ道なので、
神経質にならない程度に、基本のメンテナンスをしましょう。


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