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【ドリカムにSMAP…】ホークス選手は登場曲に何を選んだ?(OB編)

オープン戦も佳境を迎え、いよいよシーズンが開幕するプロ野球。今回は、スタジアムの雰囲気作りには欠かせない「登場曲」についてホークスファンの視点から見ていきたい。

ホークスにおいての登場曲の歴史

 そもそも、プロ野球で一番最初に登場曲が使われるようになったのは1991年のオリックスブルーウェーブからである。しかし当時は、選手ではなくスタジアムDJ出会ったDJ KIMURA氏により曲がセレクトされていた。そして、親会社がダイエーからソフトバンクに変わった2005年にホークスでも登場曲が使われるようになった。

ホークス レジェンド達の選曲は?

 さてここからはタイプ別に分けホークスのOBの登場曲を一部ではあるが紹介したい。

好きなアーティストにする系

・松中信彦「Fly Away|EXILE」
 
松中の登場曲と聞いてこの曲を思い出す人も多いだろう。この曲はホークスで登場曲が採用された05年から長く使われた曲だ。さらに松中は、この曲以外にもEXILEの楽曲を10曲も使っており、かなりのファンである事が伺える。

・杉内俊哉「SPEED|吉川晃司」

 この曲は09年から使用されている。杉内はこの曲について「イントロから好き。(投球練習の)1分30秒で乗って行ける」と語っている。また、好きが高じて11年発売の吉川晃司のベストアルバムの選曲者となり当然この曲をセレクトしている。

アーティスト本人との繋がり系

・森福允彦「Try again|ビーグルクルー」

 ビーグルクルーは福岡在住のボーカルユニット。ホークスとの繋がりも深く斉藤和巳がブログで紹介した事をキッカケに知名度が高まったとも言われており、以降ホークスの多くの選手が彼らの楽曲を登場曲としている。この曲は10年の夏頃から使用されており12年に3枚目のシングルとして発売された際には森福本人がジャケット写真になっている。また、同シングルに収録されている「小さなヒーロー」は森福を思わせる歌詞が含まれている。

・攝津正 「Mr.S-SAITEI DE SAIKOU NO OTOKO-|SMAP」

 この曲が登場曲として使用された経緯については、2014年に木村拓哉の冠ラジオ番組である「What's up?SMAP」で語られている。攝津、長谷川勇也、大場翔太の3人でSMAPのライブの福岡公演を訪れ、終演後に3人は木村拓哉と食事をする流れになった。その席で、3人の登場曲をSMAPの楽曲にしようという話になり、攝津は自らのイニシャルであり「ミスターソフトバンク」という意味も込めてこの曲を選んでいる。ちなみに、長谷川はダブルアンコールで披露された「前に!」大場は木村のソロ曲の「One chance!」を選んでいる。

定着&変えない系

・本多雄一「何度でも|DREAMS COME TRUE」

 本多の代名詞とも言えるこの曲。実は本多は長渕剛の「桜島」など他の曲を登場曲とする事もあったが、1打席目に流れる事が多かったことや引退試合での演出の印象もあり「本多=何度でも」のイメージが定着している。また、14年のツアーには本多も来場し、アンコールではメンバーの中村正人がホークスのユニフォームを着て登場。更にはセットリストではなかった何度でもを吉田美和がアカペラで披露する一幕もあった。

・小久保裕紀「ありがとう|SMAP」

 この曲を小久保が登場曲としたのはホークスに復帰した07年。ファンやお世話になった人たちへの感謝を込めこの曲を選び引退まで変えることはなかった。そのため、引退試合後のセレモニーや現役最終戦となった札幌ドームでのCSの試合後にもこの曲がBGMとして使われた。また、震災後の11年には被災地へのエールの意味を込めて同じくSMAPの「がんばりましょう」も登場曲にしている。

例外(城島健司の場合…)

 例外として挙げたいのは城島健司ある。05年の登場曲制度採用の年はホークスに在籍したが、なんと登場曲をえらばなかった。理由は「集中するのに曲は要らないから」というもの。なんとも城島らしい考えである。また、阪神移籍の際にも登場曲を使わずメジャーでは球団側が用意したものを使っていた。


まとめ

 登場曲には選手それぞれの考えや想いが込められている事もある。選手が登場曲にどんな曲を選んでいるのか、また自分がもし野球選手ならどんな楽曲を選ぶか考えてみるのも面白いかもしれない。

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