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感謝の気持ちをいつまでも。

2020年3月20日に発売されたNINTENDO SWITCHのゲーム
「あつまれ どうぶつの森」
本当にめちゃめちゃ楽しみにしていた。
と、同時に、自分が暮らす島の名前を数日前から熟考していた。

今回のどうぶつの森の舞台は無人島。
島の名前は「~~島」であり、
「島」の読み方は「しま」「じま」「とう」から選べるらしい。
大事な大事な、暮らす島の名前だ。しっかり考えなければ・・・。

思えば、初めてどうぶつの森をプレイしたのは、ニンテンドーDSの頃。
村が舞台の、「おいでよ どうぶつの森」以来だ。
その頃も、村の名前を自分でつけることが出来た。
たしか、「なか村」にした。私の苗字が中村だからだ。
付けてすぐに後悔した覚えがある。
もちろん、思い出した今も後悔している。
なんという安直で馬鹿馬鹿しい名前だ!そんなネーミングセンスのネの字も無いような名前を、逆によく思いつくなぁ!反吐が出る!愚の骨頂だ!ソフト捨てた方がマシだ!殺してくれぇぇ!(とはいえもちろんゲームは楽しんだ。)

今回、島の名前を考えるにあたって、二度と苗字を島の名前にするような、ゴミみたいなことをしないと誓った。

自分でこれまでに思いついた名前は、
「果糖ぶどう糖液島(とう)」
「ありがとうオリゴ島(とう)」
「たてじまよこ島(じま)」
「ひょっこりひょうたん島(じま)」
なんと貧弱な思考回路・・・!!!

しかし、それ以上思いつかないので、結局
「ありがとうオリゴ島」に決めてしまった。
ここで大きな問題が生まれる。
「ありがとう」を入れるか入れまいか、だ。
別に「オリゴ島」でも良い。語呂的にも良い。
・・・・・・

いや、「ありがとう」は入れよう!長くなるけど!
ゲームを購入し、少し進めて、ついに
「島の名前を募集するだなも!」と言われた。
同じタイミングで一緒に無人島に来た2人のどうぶつと共に、
各自思いついた島の名前を一斉に言うことになった。
「みんな思いついた?せーので言うだなも!せーの!」

「まめつぶ!」「ワイルド!」「ありがとうオリゴ!」「ネイチャー!!」

とても恥ずかしかった。
しかもその後の投票で「ありがとうオリゴ島」に決まってしまった。

先に言ってよ・・・。
そんなかっこいい普通の名前がいいなら・・・。

ゲームを進めて行くと、島の名前がやたら出てくる。
「ここはありがとうオリゴ島案内所だなも!」
「はい!ここはありがとうオリゴ飛行場です!」
「ありがとうオリゴ島に・・・かんぱ~い!」

恥ずかしい。
ネイチャーの方がよっぽどかっこいい。
百歩譲って「ありがとうオリゴ島」には慣れたけど、
「島」抜いて「ありがとうオリゴの・・・」って言われると猛烈に恥ずかしい。意味が分からない。

ごめんよ、たぬきち(社長)、ヒノコ(住人)、くるぶし(住人)、これから島に来る人々・・・。
変な名前付けちゃって・・・。
長いし、意味分からないし、「島」抜くと語呂さえも悪いし。
ネイチャー島の方が良かったよな。ごめんな・・・。

しかし、島の連呼されていくうちに、好きになってきた。
何しろ語呂がいい。ラッパーが言いそうだし。
Oh yeah, ARIGATO ORIGOTO. Obrigado.

そして、悩んだ末に「ありがとう」を付けて本当に良かったと思った。
島の名前がゲーム中に出てくる度に、ありがとう、と思える。
感謝の気持ちが湧き上がってくる。
心が・・・あたたまるんだ・・・。

ありがとう、たぬきち。島の名前を受け入れてくれて。

ありがとう、ヒノコ、くるぶし。投票してくれて。

ありがとう、両親。ありがとう、任天堂。ありがとう、世界。

ありがとう、「ありがとうオリゴ島」・・・。

4月1日現在、どうぶつの森、めっちゃはまってます。
こんなに楽しいゲームを、こんなに楽しい時間を、

ありがとう。

友達が島の名前を「ご島(とう)」にしてたのを見た時は、鼻で笑いました。

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