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◉忘れ物しますか。

私は忘れ物が多いか多くないかと問われたら真っ先に



「多い!」



と答えるだろう。声を大にして。



実際そうなのだ。それは子供の頃から変わらない。



人間はアップデートする生き物。



それなのにこの「忘れやすい」というスキルだけは一向にアップデートされない。



プラスに捉えるのならブレない男と申しましょうか。



原因はわかっている。



私には集中力が無い。



一回一回の動作で違うことを考えている。



持ち物を準備する時も全く集中していないのだ。



今を生きていない。



プラスに捉えるのなら明日を見つめて生きていると申しましょうか。



故に私は忘れ物をする。



さてここからが本題だ。



昨日。



新幹線にポメラを忘れた。



私は新幹線でパソコン業務をする大人が大変かっこいいと思っている。



私もやってみたい。



そんな思いを抑えきれず、昨日突然鞄にポメラを入れて家を出た。



新幹線でポメラを開きひたすらnoteを綴る。



しかも昨日はグリーン車だったから仕事出来る感倍増。



全集中で制作に向き合う私を見て周りの人もさぞかっこいいと思っていただろう。




じゅうぶんな視線をいただいた所で作業終了。



そのまま名古屋で降りてお仕事を楽しんだ後、自宅に帰ったのだが





ポメラ紛失。




嘘だろ。



探しても探しても鞄にポメラは無く。


やばい。


人間は追い詰められるとよくわからない行動に出る。



気が付けばポメラが入るはずも無い履いてたパンツの小っちゃいポケットすら必死に調べていた。



JRに問い合わせ。



結果は・・・




無かった。





どこまで行ったんだよ俺のポメラ。



おまえの主は名古屋で降りたよ。



もうどうせなら博多で降りてくれ。



こうなった以上せめてグリーン車を堪能してくれよ。



そんなこんなで私の元を去って行ったポメラ。



何が悲しいって節分について熱く語る文章を書いていた途中だったからそれを見られるのが一番恥ずかしいよ。



だがこんな時にわずかな可能性にもかけてみたくなるのがなかにしである。



帰りの新幹線に無かったか問い合わせてみよう。



私は帰りの新幹線でポメラを出した記憶がない。


帰りの新幹線にあるはずも無い。



ある訳が無い。



問い合わせた結果・・・






あった。




何故だ。逆にもうあってくれるなよ。



出した記憶が無いのにあるってもう自分が怖くなってくるだろ。


何かのタイミングで鞄から出てしまったのか、それとも何らかの形で東京駅に届いたのか。



理由はわからない。


でもどうせなら夢を見よう。


自らの意思で主の元へ戻って来たと。


おかえりポメラ。


また一緒に頑張ろう。

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ただ一つ言える事は



節分の文章見られなくて良かったよ。







それではまた。





































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