もう、自分に嘘をつきたくはない

「今あなたは何をやっているんですか?」と聞かれたら、
「イベントを開いている」肩書と、「AIエンジニア」の肩書、この2つを取っ替え引っ替えしながら答えてきた。

ある日は「イベントを開いている」自分

別の日は、「AIエンジニア」でいる自分

この二人の自分を、2~3日間隔で演じ分けながら生きてきた。

今まで、この二つの肩書の自分について人に話すことをしてこなかった。「イベントを開いている」僕を知っている人には、「AIエンジニア」の僕を知らないだろうし、逆もまた然り。

今日はこの二つの肩書について、向き合ってみた。

自分らしくいられる肩書は、明らかに「イベントを開いている」自分。

実は、「AIエンジニア」の方では、あまり自分らしくいられている実感がない。

コンピュータよりも、人と向き合っている方が、明らかに僕はわくわくしていられる。

それでも「AIエンジニア」という肩書にしがみついていたのは、
「他の職種に比べて年収が高い傾向にある」から。

二つの肩書を演じ分けるしんどさは感じつつも、いいかっこしい自分は、一人二役でそつなく振る舞ってきた。

「イベントを開いている」自分のほうがわくわくするんだけど、そっちに全力でいると、お金が不安だから、
あんまりわくわくしないけど、ありのままの自分に嘘をついて、「AIエンジニア」の肩書は捨てずにここまできた。

なんとか折り合いをつけようと生きてきた。

もがいてみた。

でも、もう我慢できなくなった。

理屈で説明できないくらい感情的な何かが吹き出してきた

もう、自分らしくいられない「AIエンジニア」ではいたくない

もう、これ以上自分に嘘をついて生きたくない。

もう、「イベントを開いている」自分、本当にわくわくしている自分を押さえつけたくない。

これだけ「自分のものさし」でいる哲学が固まっていて、周りの人も共感してくれて、応援してくれていて、

それでいて、「やっぱりお金が不安だから、AIエンジニアの肩書も捨てられない」なんて言って逃げてる。何やってんだよ

何自分にブレーキかけてるんだよ

そこまでわくわくできることがわかっていて、仲間もいるのに、自信がないからって片手間でやっててどうするんだよ。

「『自分のものさし』で生きるのが大事」ってイベントで言っておきながら、当の本人が『自分のものさし』を信じきれてなくてどうするんだよ。

自分の人生、主人公は自分だろ。「『自分』のことが好き」って胸張って言える自分であれよ。

今までしがみついていた「何か」が消えて、まるで堰を切ったように「AIエンジニア」を捨てる覚悟が生まれた。

そう思った途端、電車の中にいて涙が止まらなくなった

そんなに自分を押し殺していたんだと、初めて気がついた。

続く。

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