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「礎」立教184年1月号巻頭言

あけましておめでとうございます。本年も中野分会をよろしくお願いします。

先日、WEB会議の直前に夕飯を食べていると、風呂場から「うわぁーー!!」と次男の叫び声が聞こえてきました。慌てて駆けつけると、シャワーを引っ張りすぎてつけ根が外れ、お湯が勢いよく吹き出していました。入浴がまだの家族もいるので修理をしていると、長男が心配そうな顔をして「お父さん!修理してるのぉ?」と尋ねてきました。作業に焦っていた私は「見たら分かるやろ!」と語気を強めて答えました。修理を終え、WEB会議をしていると、先ほどの不味い返答が自分の心を締めつけます。

「修理しているぉ?」という言葉の意味は誰でも分かります。しかしあのときの長男は「大丈夫?」という思いを込めて言葉をかけてくれたと思えてきたのです。きっと長男は寂しい思いをしたことでしょう。自分のことばかりを考えていると、心に靄がかかり、本当に大切なことが見えなくなるものです。

どんな思いを込めて伝えるのか、またどんな思いが込められているのかを読みとくことで、人生はより豊かになると思います。神様のご守護も同様に、陽射しに手をかざせば暖かいことは誰でも分かります。しかし、いつも降り注いでいる陽射しのなかに「今日も陽気に仲良く暮らしておくれ」という神様の親心に触れることができれば、どれだけ心を豊かに生きることができるでしょうか。

たん/\となに事にてもこのよふわ
神のからだやしやんしてみよ
(3-135)

先月の総会において、青年会長様はかしもの・かりものの教えの大切さをお伝えくださいました。
お道の教えを学び、心の練り直しを図りながら、より豊かな人生を味わえる青年会を目指して、今年も活動を進めていきたいと思います。

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