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クロスチェンジリーチのトリセツ

第22期雀王決定戦は、全4日20回戦あるうちの2日10回戦まで終了しました。ちょうど折り返しですね。

現状、第18期雀王の堀慎吾さんが暫定首位を走っており、それを10回戦で四暗刻ツモった仲林圭さんが追う展開。現雀王の浅井堂岐さんと第19期雀王の矢島亨さんは、今後の巻き返しに期待です。

麻雀の内容については、ボクは2回戦・6回戦・7回戦の観戦記を担当してるので、とりあえず現状見られる2回戦のページにリンクしときます。ゼヒご一読ください。6回戦・7回戦についても、見られるようになってたらTwitterで報告します。

で、わざわざアルパカnote書くんだから、モチロンそれなりの理由があるんですけど、今日はタイトルの【クロスチェンジリーチ】についてチョット…。さすがに公式観戦記では扱い切れなかったもので。

以下、常体で。

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説明しよう!

クロスチェンジリーチとは、矢島亨さんが7巡目・13巡目(つまり河の左端)で立直をかける時のみ発動する立直モーションで、いったん左に大きくズラして牌を曲げ、そこから所定の位置まで滑らせていくのだ!

左に大きくズラして…
所定の位置。
クロスチェンジ顔。スイッチャーさん、ありがとうございます。

これゼヒ動画で見てほしいなー、と思ってたら、なんとご本人がクロスチェンジ部分のみの切り抜き動画つけてツイートしてた。意欲とホスピタリティがすげぇ。

ボクの意見は最後に書くんだけど、アルパカnoteにしてる以上、ある程度のボリュームでは考えてる。矢島さんは、今後も様々な大会で決勝戦に進出するであろう、協会を代表する麻雀プロなので、視聴者の我々もクロスチェンジリーチとのつき合い方というか、距離感を考えていかなければならないのだ。

まずは、クロスチェンジリーチに対するスタンスを3つに分けて、みなさんのツイートをまとめる。

【クロスチェンジリーチワクワク派】

「カッコいい!」と、まるで仮面ライダーを応援する少年のように、素直にトキメク人たちだ。確かにクロスチェンジリーチは格好いいし、この時代に動画映えしてると思う。それでいて、同卓者を大きく刺激してないようなのもいい。

【クロスチェンジリーチエンジョイ派】

ワクワク派との違いは、ボクから見て「矢島さん個人への憧れ」をあまり感じないところだろうか。【w】がついてるのはワクワクじゃなくエンジョイに分類した。ツイートしてる方々は、間違いなく目の前で繰り広げられてる麻雀を楽しんでるし、おそらく自分自身の人生も楽しんでるのだろう。それでいて、ワクワク派同様矢島さんへのリスペクトも忘れてないのが素晴らしい。

【クロスチェンジリーチ懐疑派】

ボクがこの件でアルパカnoteを書こうって思った1番の要素はこの懐疑派についてなんだけど、何を隠そうボク自身が懐疑派なのだ。でも、あまり刺激的な文章にするとご本人の尊厳を著しく傷つけることになったり、熱心なファンたちから嫌な絡まれ方をするかもしれないので、自重してた。

そこを上手く調整して野次を飛ばしてたのは、ボクの目から見て2人。もし他にもいらっしゃったら教えてほしい。下に追加するから。

コレめちゃめちゃ大切な本質情報で、言うならば「王様は裸だ」って言い放った少年みたいなもんなんだけど、そもそもクロスチェンジリーチって何だよ?ってことなんだよな。

ダブリーみたいに2翻つくわけじゃなし、絶対ツモれるってわけでもなし、サンドウイッチマンでいうところの

「ちょっと何言ってるか分からないです。」
「なんで分かんねぇんだよ。」

ってラリー。でも協会の四冠王に面と向かってこれ言える人ってあんまいない。田内翼さんが渋川式に出演して言えるかどうかがギリ。御崎さんはこういうの本当にスゴい。さすがみさきちとか名乗ってるだけある。

最後は、絵文字の使い方が上手いオブザイヤー2023。

椿彩奈さんのフォロワーには芸能人の方もたくさんいるだろうし、その方々に対してクロスチェンジリーチを紹介したってだけでもう価値がある。だから、椿さん自身はあまり強い感想を述べずに、絵文字でマイルドに「なんじゃそら」って気持ちを表してるんだよな。

これねぇ、ワクワクorエンジョイにしとけば無難なのは分かる。分かるんだけど、あえて懐疑派のポジションを取ることで、間接的に矢島さんを応援できるんじゃないかっていう…なんて言うかな、矢島さんの【ボケ】に【ツッコミ】を入れながら盛り上げるタイプのエンタメがそこにはあるんじゃないかって思えてならない。

何かいい例えがないか、丸1日考えてたんだけど、(世間的な、一般的な認知としては)ある日突然マツケンサンバとか言い出した俳優・松平健さんでどうだろう。松平健さんは、徳川八代将軍吉宗をモチーフにした暴れん坊将軍役の俳優として有名なんだけど、あえてそのイメージをブッ壊して、ド派手な衣装で楽しく踊るおじさんとしてお茶の間に定着した。

矢島さんも、これからMリーグを目指す人間として、麻雀の内容だけでなく麻雀周辺でも盛り上げていかなきゃならない立場だ。でも美容1本では限界がある。もしかしたら矢島さんご本人が限界を感じてるのかもしれない。そこで、クロスチェンジリーチを導入することで、新しい切り口から矢島麻雀のファン層を拡大しようとしてるんじゃないか。クロスチェンジリーチは、矢島サンバなんじゃないか。

そして、もしこの仮説が合ってるとすれば、これから応援し始めるご新規さんは、ワクワク派とかエンジョイ派に紛れて「かっこいー!」と声援を送るよりも、あえて「なんじゃそれw」と嘲笑することで、より大きなうねりを生み出せるんじゃないか。

そんなことをツラツラ考えながら、ボクは7回戦の観戦記を先日書き終えたんだけど、残念ながらクロスチェンジリーチについてはアンタッチャブルとさせていただいた。他に書くこともあったし、ボク自身クロスチェンジとのつき合い方を模索中なので、上手く書き切る自信がなかった。結果ウラウラ乗って12000になったから、大騒ぎしたかったっちゃーしたかったんだけどなぁ。

クロスチェンジリーチ大成功の巻

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というワケで、今回は矢島亨さんのクロスチェンジリーチについてでした。

もし需要があれば、次回は仲林圭さんのオーラスの手組みや見逃し判断について、今度は麻雀の技術的なことも含めた記事にしたいと思ってます。

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