見出し画像

つえぇヤツいっぺぇでオラワクワクした話

いよいよアルパカの麻雀が、日本プロ麻雀協会の第23期雀王戦D3リーグでお披露目されることになってしまいました。プロになって4年目の春です。

どこのリーグに行っても、それこそ最高峰のA1リーグでさえ、やることは同じで1日4半荘。場をよく見て、落ち着いて考え、自分が1番いいと思う打牌をするだけです。ロンとポンの発声も明確に。ラッキーキリマンジャロよりもラッキーな麻雀をしたいぜ。

それにしても、この胸の高鳴りはなんだろう…。リーグを示すアルファベットがEからDに変わったこともモチロンですけど、もしかしたら対局場が大塚に新設されたところってのも関係あるのかもなぁ。

シルバープレートがアルパカの緊張を誘(いざな)う

本当は対局中に動画や静止画をバンバン撮影したかったところでしたが、それはさすがに自粛の自。全卓白のレックス3は壮観でした。椅子もフカフカで座りやすいし。

あ、これ余談なんですけどぉ(かまいたち)、親番で連荘するとき右手前に点棒出すじゃないですかあ。あれ、穴から下家の点箱に吸い込まれそうになりますよね。危ない危ない。ただでさえ少ない点棒がもっと少なくなっちまう。みなさんもどうか気をつけてください。

D3リーグ 中島由矩 いいじゃないか

以下、常体で。

ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ

着座してレックス3の電源を入れるなどしてると、爽やかな青年が上家の席、つまりボクの左サイドから話しかけてきてくれた。青年はどうやらこのアルパカnoteも読んでくれたことがあるみたい。

爽やかな青年

話を聞くと、浜松から来たのだという。同じ遠征組ですね、ってことになった。

ところで、今ボクの手元には今日の同卓者があらかじめ印字されてるスコアシートがある。

■小川健人
■高口和之
■中西正寛
■中島由矩
■吉田直樹

と並んでた。高口さんは第3回fuzzカップの1次予選2回戦で同卓したことがあるから、この青年は小川さんか吉田さんだな。どっちかな。

おお、スコアシートに中西さんの名前があるじゃないか。

中西さんていうのは、まだお会いしたことはないものの、以前新人王戦の時に北澤さんと並んで写真に収まってて、ボクが北澤さんだと思ったかたが実は中西さんで、ボクが中西さんだと思ったかたが実は北澤さんだったというヤヤコシイ思い出がある。

で、なぜボクが中西さんのことを北澤さんと感じたかというと、Jリーグが発足した当時ヴェルディ川崎に所属してた北澤豪選手の長髪のイメージがあったからだ。

北澤イメージの中西さん


コレコレ、こういう感じ。仕事の時は1つにまとめてんのかな。カッコ良さそう。

確か中西さんも浜松だったはずだから、もしかしたらこの青年と面識があったり、仮になかったとしても今日同卓なんだから、今後交友関係に発展するかもしれない。

ボクはついさっきTwitterで見かけた中西さんのツイートの話をした。

ボク『協会には東海支部もできましたし、そっちと掛け持ちしてたり、連盟の帝静戦に参加したって方もいるみたいで、さっきツイート見たんですよね。』

そこに衝撃の一言。

青年『それ、僕のツイートですね。』

あなた…

中西さん…

だったんすか…

そういやあ目元が似てるかも…

じゃないんだよ!同一人物!

その後、本物の小川健人さんと本物の吉田直樹さんも覚えて一安心。

小川さんは新進気鋭の音楽家(クラッシック)みたいな風貌で、高口さんいわくイメチェンしたらしい。ボクはイメチェン以前を知らないけど。

吉田さんは、おそらく多段階昇級してきたのだろう。格調高い麻雀でプラスしてた。多段階昇級と言えば、ボクは22期後期E1で3段階昇級の田澤純さんと同卓したんだよな。田澤さん元気かな。

ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ

麻雀の話を1つだけ書こう。

まあ結果がコレだから、全体的にダメな日だったってことなんだろうけど、ボクだって黙ってやられてたわけじゃなかった。一歩間違えば、ボクの一撃がD3リーガーたちを粉砕する未来だってあった。△29.8にだって、人権も、心意気も、あるのさ。

結果がコレ

コレさあ、3Fのスリアロスタジオで撮影しといてほしかったんだけど、配牌からドラ6pがトイツだったことから、仕掛けて3900を目標に、12pのターツ落としとかしてタンヤオを見ながら、でも攻守兼用でオタ風の西もまだ手に留めとくよ…みたいな手組み。で、途中でタンヤオにならない789sのメンツができてからは、立直手順に変更っていう、まるで熟練のAV男優みたいなテクニックを使った。

AVよりエロい聴牌

当然の先制立直。気持ち的にはもう9mツモってた。気持ち的には。

自分の潜在能力の高さに思わず感涙

そこに、対面の中西さんから追いかけ立直。

ボク(クックック…おいおい中西さん…。こっちがアルパカだからって、ちょっとナメないでもらえます?ドラ3なんで。ツモって裏1つ乗せて3000・6000にしますんで。夜露死苦ー。)

お互いがお互いの危険牌(と思ってる牌)をつかんで、通れと祈りながら河に放つ。麻雀が楽しい。ちょっとマナー的にどうなのか分からないけど、ボクは思わず中西さんの顔を見た。そしたら目が合って思わず心の中で笑った。なんで目が合うんだよ。ドラゴンボールみたいだ。つえぇヤツいっぺぇだ。

でも、楽しい時が過ぎるのは一瞬なんだよな。数巡後、最後は中西さんこんな表情で、6mを手元に置いて一言。

中西さんの心中

中西さん『ツモ。1300・2600。』

立直・ツモ・ピンフ・ドラ1

69m待ち!

ボクはオナテンを引き負けたのだった。

アルパカの心中

点棒を集める中西さんの心の中は、きっとこんな感じ。

髪を切って1300・2600ツモった中西さんのイメージ

モチロン平然と点棒を払うんだけど、心中は…

忸怩(じくじ)たる思いで点棒を払うアルパカ

こんなんなってた。

ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ

てな感じでした。超絶楽しかったです。同卓してくださったみなさん、応援してくださったみなさん、ありがとうございました。次回第2節はナント5月4日(土)ってことでもうすぐですよね。また頑張ります。応援よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?