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ややアダルト①<エロ本会社編>

エロ本会社との出会い

 ライターになりたい、ということをバイト先の人に話した。

「なら、編集から始めたほうがいいよ。雑誌がどうつくられていくかを勉強してからライターになったらいいんじゃない?」

 その人自身が元ライターだった。そのアドバイスを受けてマスコミ系専門学校の講座に通い、雑誌づくりの雰囲気を学んだ。(余談だが、この人がいた編集部は私が現在お世話になっている週刊誌の編集部で、不思議な縁を感じている)
 もともと漫画家志望ではあったけども、作品の持ち込みも応募も結果が芳しくなく、そしてなにより、下手ウマとかではなく単純に画力がないということに気づき、漫画家になる夢は案外あっさりとあきらめがついた。デッサンの勉強を少ししていただけでそれ以外はすべて我流。あみ掛けもベタ塗りもトーン貼りもすべて我流。然るべき結果だと思った。で、絵がダメなら文字だ。そう思ってライターを目指したのだ。バイト探しをするならこの求人誌、と、当時人気のあったバイト求人誌を購入し、『マスコミ』のページを開いた。

〝編集アシスタント募集 時給1,000円 初心者歓迎 半年後社員登用あり〟

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