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おせっかいをされること

1月から月に1回ほど伝馬5町の会議(商店街の会議)に参加させていただいています。
きっかけはここdeやるZONEのイベントで文具店の方のお話を聞いたこと。

「まちにかかわる人がもっと増えて欲しい」
「女性にも活躍して欲しい」
「近所のひとり暮しの女性が心配だ」

ご自身のこれまでと関連したこのつぶやき。
そしてそのときの表情。
直感的に、この方が喜ぶ姿をみたい!
いや見れる気がする!と思いました。
(なんと傲慢な…)

私にできることがあれば、
と名乗りをあげようか迷っているときにここやるの晝田さんに話を振っていただき、ようやく言い出せました。
(今思えばこれもおせっかいだったのかも)

そういうことならと呼んでいただいたのがこの商店街の会議です。
商店街の会議といっても場所によってメンバーも雰囲気も違うと思いますが、伝馬の場合は私が参加したときは10人以下で、岡崎では有名な老舗やビルのような店舗を持つ方もなかにはいらっしゃいます。60歳~80歳程(完全な推定です、すみません)のデキルおじ様方の集まりに参加するのは毎回なかなか緊張ものです。

会の初めに話される内容は運営に関するものなので私には正直理解することはできないものもありますが、でも議論の内容を聞いていると商店街の事情がなんとなくわかってきたり、知らない発見があり、緊張しながらも面白いなと聞いています。

ただ最初はすごく不安で、何か役立ちたい!と言い出せる空気でもなく、かといって拒絶される雰囲気もありませんでした。
回を重ねると少しずつ雑談に加われるようになりました。そして会議中に思いつきで発言してみると会議が終わったあとで話しかけてくださる方もみえはじめ…

そして今日。
これまでの会議で「何か商店街でしなければと思うが何をすればいいか」という話題がよく出ていたことから、ずっと聴きたいと思っていた、それぞれの方の大切にしたいことを聴くぞーと意気込んで参加しました。付箋を用意したり、どういう流れで話を聴くかなんてシュミレーションもしました。

ところが、
付箋の出番は全くありませんでした。

たどたどしくもみなさんに思いを伝えたら勝手に参加者同士でパスがどんどん回っていき、話が脱線した人には他の方が仕切り直してくださるし…
と思えば雑談になり…
ただ、そのなかにも繰り返し話すワードや関連しなさそうな流れででてくる出来事って結構大事なのでは?と感じました。

大切なことは雑談のなかにあるのかもしれないなあ。なんて聞いていたら変化球が飛んできました。
思わず私ですか?と聞き直しました。

文具店の方と会議前の世間話で、最近の仕事について聞かれ、「仲間になる人と物件探しをしている、なかなか決めるのが大変なんですよ」と軽く話してたのですが、そのことを話しなさいと。

商店街の会議で自分のことなんて…と思いながら話してみるとまた驚きで。みなさんが心当たりのある物件について教えてくださったのです。それもすごくいきいきと。

しかも心当たりのあるなかでも有力候補の物件が、会議に来る前に「ここ使えないのかな~」なんて外から眺めていたところだったというからさらに驚き。

物件を実際に借りること、それはまた利用者目線で考えたり仲間の人達との思いがあってのものなのでご縁があれば…という気持ちだけど、私にはそのおせっかいが驚きでもあり嬉しさでもあります。

おせっかいをするために関わったはずがおせっかいをされてしまいました。
おせっかいを焼かれるより焼くほうがいきいきするのなら、まず私からおせっかいを焼かれてみようかなんて思ったりもしました。
長い目でお互いさまになったらいいのかなと。

商店街の活性化は外から見たら素敵なことだけれど、私は文具店の方やこの商店街に関わる方の笑顔を見れること、そして通りがかった人たちもなんだか楽しそう、で十分素敵だと思います。
話題性のあること、影響力のあることを考えるのはまた別のやりたい人、やれる人がやることで、私は時間をかけても外から見えにくくても、このつながりを育てていくことをやろうと思いました。
…言い訳かな?
でも、いつかはきっと何かがつながるはず。

以上勢いで書き切った最初のnoteでした(笑)

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