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「なぜ」から始まる学びの形 Inspired from Go Kuroda.

このところ悩んでいました。
それは自分の「思考の柔軟性の無さ」についてでした。

統計学の推論や仮設検定など、応用力が求められる問題で適切な解答を導くことが
できない。それは統計学を学んでいる者として「どうして出来ないのか…」という絶望にも似た感情でした。

そんな折にNHKの「スポーツ×ヒューマン」という番組で、町田ゼルビアの黒田剛
監督を特集していました。意外だったのは、指導者として黒田監督が挫折続きだったことでした。

そんな中で黒田監督が大切にしているのが「言語化」でした。目に付いた印象的な
文章をスマホへメモしているそうです。僕はその場面を見て、自分の柔軟性の無さやある種の渇望感を打破するヒントがあると感じました。

これまでの学びは半ばパターンプラクティスで、暗記に頼ったものでした。確かに
定義や公式、英単語を覚えるのは大事です。でも、大人の学びを継続するには何か足りないとも思っていました。

言語化で問いを立て、それを解決するためにChatGPTで調べたりテキストで確認すれば、モチベーションを保って勉強を続けられるのではないか。なので、スマホで思いついた問いを言葉に表してみました。すると帰りの電車に乗っている間にこれだけの疑問が湧いてきました。

・なぜ円周率πは分数の形を表せないのか?
・なぜ帝国は永続せずに滅亡するのか?
・なぜ英国は保守党と労働党の二大政党制になったのか?

まあ色々と出てきますね(笑) 
でも、暗記に頼りきった学習だったので、仕組みを理解して学んでいく面白さや難しさを体感するのはこれからです。

これからはスマホのメモアプリに、思いついた内容をある程度の項目別にまとめて
日本語と英語で手当たり次第に入力していきます。これまでは頭の中で留まっており、アウトプットを意識していませんでした。結局のところ、思考は言語化しないとダメだということです。

まだ何も成果が出たわけではありませんが、気づきのヒントを与えてくれた黒田監督に感謝したいです。


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