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シューカツにつける薬

私は鹿児島の山里にある中薗商店の再興を目論見ながら、日常は関西でサラリーマンとして働き、大学生の就職活動支援というものもやっています。
シューカツ支援です。
本職ではないのですがキャリアコンサルタントという国家資格も持っています。
この資格を取って(取得時はキャリアカアンセラーという民間資格でした)もう20年になろうとしていますが、たくさんの若者たちのシューカツを見てきて思うのは、

「新卒シューカツが金(かね)にならないようにしたい」

ということです。
シューカツ産業は1000億円を超える市場規模だそうです。
シューカツは年々複雑になってきています。
シューカツで疲弊している大学生の多いこと。
私も実感しています。
同じように、企業の人事担当者や大学キャリアセンターの人たちも困惑しています。

だからこそ、だからこそなんですが、そんな悩み多き大学生のためになんとかしたいという思いから、それを解決するために個人的または会社を運営して対応し(結果として金が動いている)ている人たちがいるのは当たり前で、有り難いことです。

決して批判しているわけではありません。

それは十分わかっています。でも、結果としてそのためにシューカツの早期化、長期間、二極化などを誘引するきっかけにつながっていることも否めません。
ここ、ややこしい書き方で恐縮ですが、もはや、どちらが卵か鶏かわかりません。

シューカツをもっとシンプルにして、大学生もシューカツ関係者も、もっとシューカツから距離をおいてシューカツしてほしいのです。
そのためには、日本型の雇用システム自体を構造改革しなけりゃならないとか、大学にはもっとガンバッてもらわなければなりません。
だから、これは究極の目標なんです。
一朝一夕では、ままなりません。

きっと上記のようなシューカツ支援を仕事にしている人たちも根元的には私と同じ思いなんだと思っています。
勝手に同志。

だから、閉店した片田舎の店の想い出話だけじゃなく、たまには大学生の役に立つような、こじれちまったシューカツにつける薬みたいなことも書きたいなと思いました。鹿児島のシューカツ事情も知りたい。

あわよくば、それが中薗商店の新しい企画になって金儲けできたら…ウソです、無料です。

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