中薗商店

鹿児島県南九州市(旧川辺郡)川辺町にある店(現在閉店中)

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最近の記事

シューカツにつける薬~自己分析のやりすぎ注意~

大学生にとって持続可能なシューカツを望む者です。 シューカツを始めた人が必ず耳にする言葉は「自己分析」と「業界研究」ですよね。 どちらもとても大切なことです。 でも、これまで多くのシューカツ生と接してきて改善した方がいいと思ってきたことの一つが、 自己分析のやりすぎに注意しよう! ということなのです。 シューカツ生はマジメだから、つい、自己分析の沼にはまって身動きできなくなってしまうのです。深入りしてしまい先へ進めなくなり迷走してしまうのです。 もったいない。 せっかく目

    • 大相撲力士について記憶をあいまいにたどってみる~琴錦~

      彼は現役時代も引退後の人生も壮絶であった。 引退してから20年以上も、いわゆる借り株で親方業をしのいできたのだ。 親方株を手に入れることができず、廃業せざるを得ない元関取がいるなかで、まさに薄氷を踏む思いで後進の指導を続けてきたのだ。 そしてついにつかんだ朝日山親方としての朝日山部屋!! 若貴全盛期にF1相撲と呼ばれるスピードで大関までもう少しの地位に上り詰めた。しかし、プライベートでのスキャンダルにまみれてしまい最高位は関脇止まりだった。 スキャンダルと若貴キラーという役回

      • 息子とキャンプ暮らし

        実家の山林がある。 田園近くの杉山は、山自体も売れないし材木もめったに売れません。 だからずっと放置されている。 最近では森林組合が手入れをしてくれる場所もあるようだけれど、だいたいはそのままです。 いつの日か息子と山に入って伐採して山小屋を建てて遊ぶように暮らしてみたい。 まずは、テントでも立ててみてキャンプしようか。 そこから始めてみようか。 きっと面白そうねと、お母さんもやってくるよ。

        • 大相撲力士について記憶をあいまいにたどってみる~智乃花~

          熊本出身で妻子持ちの高校教師であった成松先生が、大相撲の世界に飛び込みました。 当時は若貴を中心にした大相撲ブームで人気力士がたくさんいる中にまた一人個性的な(背景を持った)力士が増えました。 キャラが溢れた時代でした。 たしか、やくみつるの4コマ漫画で、まだ無給の幕下時代の成松に「嫁と子供に持ってってやりな」的な感じでちゃんこの残りをかき集めてあげる、というのがありました(詳細は本当にあいまいな記憶の片隅に…)。 もともと、アマチュアの実力者だったのでトントン拍子に出世して

        シューカツにつける薬~自己分析のやりすぎ注意~

          大相撲力士について記憶をあいまいにたどってみる~逆鉾~

          言わずと知れた寺尾の兄である。 鶴嶺山の弟であり、鶴ヶ嶺の息子であり、井筒三兄弟の真ん中だった。 初めて逆鉾を応援したのは僕が高校時代のこと。 放課後に同級生二人が相撲の真似をしていた。一人は逆鉾役、もう一人は名もなき、さば折りの名手。 ちなみに「さば折り」と言えば、あの北尾(後の横綱双羽黒)が小錦を潰したことで有名である。 さて、高校時代の話。土俵際に追い詰められた逆鉾役はなんとか窮地を脱しようと仏頂面で、もがいていた。がっちりと両まわし(ベルト)をとられて、もがけばもがく

          大相撲力士について記憶をあいまいにたどってみる~逆鉾~

          紅白歌合戦2023-3(終)

          鹿児島にドカ雪が降った2010年から2011年にかけての年末年始、帰省中の中薗商店でも降雪の影響ははかりしれませんでした。 12月31日の昼間は店の前で牛乳屋さんの軽トラが立ち往生し、集落の人々と救出し街へ帰しました。 そして、迎えたメインイベントである「紅白歌合戦を見ながら川辺牛のすき焼きを食べ赤ワインを飲む」時間の到来です。 このために1年間、京都で働き続けたと言っても過言ではありません(過言です)。 さて、ガスコンロに火が灯りました。 それと同時にプツンとテレビが消

          紅白歌合戦2023-3(終)

          紅白歌合戦2023-2

          年末の病室にラジオを持ち込んで祖母(父方)に紅白を聴かせました。その頃はこんな企画はありませんでしたから、例のけん玉記録、もう七年も続けているらしいですね。七年って…こんなに続くコンテンツになろうとは、当のNHKはもとより本人も事務所も誰も思っていなかったことでしょう。でも、意外と毎年ハラハラしながら、みんな楽しみにしていたんですよね。ネット社会の長所?を生かして失敗した戦犯捜しまで始まる始末で、それはそれなりにニーズがありました。 翻って、今回の件。テレビでは成功の二文字し

          紅白歌合戦2023-2

          紅白歌合戦2023

          母方の祖母はテレビで肌を露出している女性タレントを目にすると「ちっ、裸んよなけこでなんちゅはしらん」と怒っていました。ノースリーブとミニスカート程度の格好だったので私たち子供は笑っていましたが、大正生まれの祖母には許せなかったのでしょう。 翻って、最近の女性ダンスグループたちの服装と踊り方は祖母の目にどう写るのでしょうか。 存命ならば一緒に紅白歌合戦をみて反応を楽しみたかったところです。

          紅白歌合戦2023

          日本三大がっかり名所でハイテンション

          みなさんは、「日本三大がっかり名所」に行ったことはありますか。 俗に言われているのが、札幌の時計台、高知のはりまや橋、そして長崎のオランダ坂だそうです。 他にも候補はたくさんありそうで、人によっては鹿児島のシンボル桜島だって、渡ってしまえばなんてことないただの土地だ…ということはあり得る話です。(追記:桜島は近場を巡っても珍しい場所だということを観光客から聞きましたので三大風からは除外です)。 そうは言っても、今回は三大がっかりの一つであるはりまや橋を再訪して、気持ちも新たに

          日本三大がっかり名所でハイテンション

          鹿児島移住オンラインセミナーに参加して

          ちょっと前まで移住(Uターン)熱がかなり高い時期がありました。きっと仕事で疲れていたんでしょう。そんな頃に鹿児島移住オンラインセミナーに何回も参加して、田舎暮らしへの思いをふくらませていました。 1つ目は、これ 2つ目は、これ そして、3つ目は、これ どの回も魅力的な内容でたいへん参考になりました。 そんな気持ちでアンケートに回答したところ、2回も視聴者プレゼントに当選しました。 おそらく抽選なので、アンケート回答者がかなり少なかったか、私の鹿児島移住熱が強運を引き

          鹿児島移住オンラインセミナーに参加して

          大相撲力士について記憶をあいまいにたどってみる~鬼雷砲~

          令和五年の五月場所では、みごとに二桁勝利をあげた霧馬山が大関昇進を決めました。 師匠はご存じ元大関の霧島です。 まさか、二代目霧島を襲名するとは思ってもみませんでしたが、近い将来ほぼ間違いなく横綱になることを考えると「横綱・霧島」という響きを残しておきたい気持ちもわかります。でも、鹿児島人的には「霧山」あたりでもよかったのではないかと思ってしまいます。 さて、私にとって忘れられない力士がいます。 その名は… 鬼雷砲 です。 "きらいほう"です。 平幕力士で引退後も借株で

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          大相撲力士について記憶をあいまいにたどってみる~霧島~

          令和五年の五月場所が始まりました。大阪場所で優勝した霧馬山の大関取りが注目されます。 霧馬山の所属は陸奥部屋。親方は元霧島です。 霧島といえば、鹿児島出身。 筋肉質の身体で、ぽっちゃりとした横綱北勝海(現八角理事長)の前みつにしがみつき、最後は得意の吊り出しで優勝した、角界のヘラクレスと呼ばれていました。 霧島が大関に上がり、初優勝する前後は若貴ブームで空前の相撲人気でした。鹿児島では郷土出身の若嶋津や逆鉾、寺尾が若貴を人気では上回っていました。特に井筒部屋の大関である霧島の

          大相撲力士について記憶をあいまいにたどってみる~霧島~

          シューカツにつける薬

          私は鹿児島の山里にある中薗商店の再興を目論見ながら、日常は関西でサラリーマンとして働き、大学生の就職活動支援というものもやっています。 シューカツ支援です。 本職ではないのですがキャリアコンサルタントという国家資格も持っています。 この資格を取って(取得時はキャリアカアンセラーという民間資格でした)もう20年になろうとしていますが、たくさんの若者たちのシューカツを見てきて思うのは、 「新卒シューカツが金(かね)にならないようにしたい」 ということです。 シューカツ産業は1

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          暮らすようにキャンプしながら鹿児島へ帰省

          この夏、小学生の息子は2週間、浮雲のように過ごしました。 彼と母親が愛車のジムニーで関西の自宅を意気揚々と出発したのが7月末。 と、同時に私の独身貴族生活が始まったのが…(いや、これはたいしたネタもないので割愛させていただきます)。 妻子は山陰地方を廻りながら九州へ上陸し、約2週間後には鹿児島の中薗商店で、新幹線帰省した私と合流するのです。 そしてみんなでお盆を迎えるのです。いい夏ですね。 この少し前に家族で初キャンプをし、練習しました。 そのときの様子はこちら その時

          暮らすようにキャンプしながら鹿児島へ帰省

          立呑屋はセンスで決まる

          夏の暑い日、仕事帰りのおっさんが中薗商店のベンチで、冷えた缶ビールを飲む姿を偶然目撃したことがあった。 その昔は店内で買ったつけ揚げ(さつま揚げ)などをアテにして飲ませていたことを祖母から聞いたが、本格的な角打ちではなかったはずだ。 私は立呑屋が好きだ。 そして、 立呑屋は店主のセンスで決まる。 立呑屋は店主のセンスが命となる場所。酒や肴の品揃えはもちろん、内装や客への気配りまで、全てが重要だ。 私は京都でも立呑屋を選び、出張先でも立呑屋を探して彷徨う。各地の立呑屋で感じ

          立呑屋はセンスで決まる

          鹿児島の夏、キン肉マンの夏

          この夏、息子(小3)が中薗商店に帰省して、キン肉マンの全巻読破にチャレンジしました。 私が小学生時代からワクワクドキドキして読み続けてきたキン肉マン! アニメ見たさにそろばん塾を辞めてしまったキン肉マン!! マスク下の素顔が暴露されたと思いジャンプのページがめくれなかったキン肉マン!!! 2階の私の部屋だったところに保管されている数ある漫画の中からキン肉マンをチョイスしてきたときは逆に少し不安でした。きっとドラゴンボールやワンピースに手を出すと思っていたので、キン肉マンで

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