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どうも、三村直輝ことなっきーです。

北海道十勝・浦幌町の廃校=トコムロラボ(以下ラボ)でカフェをしたり、ラボの運営をしたりしています。

昨日のワークショップでは、生と死をテーマに自分が描きたいものを描くというものでした。

今回は生のことを。

生きているという実感が湧くときはどんな時だろうと想像しました。

やはり、死でも少し考えた自分が進路に迷って、家に引きこもりがちになった時に、農業で若者を元気にするというNPOの経験でした。

それまでは、人のために生きていたように思います。

人のためというよりは、人に評価されるように生きる生き方でしょうか。

高校の進学校に行き、大学は最低限でも国立、就職はできるだけ大きいところ、と自分の意志はほぼなく、どうすれば評価がいいだろうということしか考えていませんでした。

親、友達、先生、いとこ、祖父母、周りにいる全ての人にです。

そうやって生きてきた代償でしょうか、そういった人生のレールを外れた生き方を知らないことに直面し、現実逃避するようになりました。

そんな時に出会ったNPO。

太陽の光を浴びて、土に触れて、命を感じる。同じ境遇の人が何人もいて、なんでも話せる雰囲気を作ってくれるNPOの方。

その場所で過ごすことで、自然と自分の肩の荷が下りて、気が楽になり、自分に正直に生きていいのかな、と思えるようになりました。

と、同時に自分一人では生きてはいけないということを確信しました。

一人では何もできないし、周りの人に支えられて過去があり、今があり、これからもある。

そのことを思い出しながら描いたのは、世界に生きる人。

各国人の肌の色を混ぜて、黄土色、黒色、白色を使って丸く描き、周りは自然を表す、青色の海、緑色の森、赤色の太陽を表現して、目を意識して描きました。

世界の目みたいなイメージでしょうか。

就労支援施設AMUAi

アートワークショップの最後に、自分はどういう思いで描いたのかをそれぞれ話しました。

なかなか自分の表現をして、自分の思いを人に喋るということはあまり実生活ではないので、新鮮で難しそうだなと思っていました。

施設の方は、それぞれ思い思いの丈を話す姿に素晴らしいなと思うと同時に、やっぱりここの雰囲気つくりが素敵なだな、と。

なんだかここにくるといつも落ち着くというか。

それぞれがいろんな方向を向きながらも、一定の秩序は保たれている。

ある種のパワーというか、テーマもテーマだったので、みんなの生きる、死ぬという滲み出る活力がそうさせているのか。

また来たいという雰囲気にさせてくれる、そんな場所です。

みんなの居場所なのかもしれません。

また行きたいと思います。

以上、三村直輝ことなっきーでした。

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