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詫びしかない

詫びしかないくらい感謝をしている。優しくしてもらったからとか、居場所をもらったとか、自己肯定感を維持できたとか、そういう単純な話ではない。

ただ一点の迷いも疑いもなくあの姿を目指そうという存在が近くにいることは、誰にでもできる、いつでも堕落できる穏やかな生活にはない自分の生き方があるような気がするし、ゆるめるのも、きつくするのも、どこにも逃げ場がなくて積んだーと思っても、最後の抜け道が見つかるのは、私はやっぱりこういう人間になりたいと思うからで、自分が今もっている筋力だけで十分だから絶対にそこまでいこう、と思える。大人になるとは固定化に抗うことでもあって、自分を取り戻すことができる仕事に本当に感謝しているし、本来願っても得られないものだったと思う。体力も時間も感情のキャパシティも全部注ぐだけの価値があって、私という人間を介してきっと自分の生活や家族にももたらされるものだと信じている。

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