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幸福駅

しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
北海道帯広市の外れにある「幸福駅」をご存知でしょうか。
恋人の聖地としても知られるパワースポットです。
残念ながら現在は廃線となり、電車が通ることはありませんが、その名前の縁起のよさから、今でも観光に訪れる人が多いようです。

「幸福駅」が有名なのは、お隣の駅が「愛国駅」ということも関係しています。
なんとも縁起の良い名前の駅が、かつてつながっていたのです。
「幸福駅」と「愛国駅」は以前広尾線という路線でつながっていました。
赤字続きの広尾線は、客足をなんとか増やそうと「愛の国から幸福へ」へのキャッチフレーズで「幸福ゆき」切符を発売しました。
一般発売が開始された年だけで300万枚の売り上げとなり、「幸福駅」は一気に有名になりました。

しかし、広尾線は赤字を脱却できず、廃線となり、「幸福駅」は1987年にその役割を終えました。
廃線となった現在も、「幸福駅」は観光地として整備され、人々を出迎えています。
廃線まで活躍した2両のディーゼルカー、プラットホーム、駅舎が保存され、現在は「鉄道公園」として親しまれています。

「幸福ゆき」切符は今でも大人気で、日付と名前を記入して駅舎に貼ると、幸福が訪れるとされています。
婚活成就を願い、切符を貼ってみたいですね。
切符で覆い尽くされるような、駅舎がとても印象的です。

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