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20年越しでもフレッシュに胸がときめくアルバムの話

初めてお小遣いを叩いて買ったCDで記憶にあるのは、Tommy february6。
聴いたこともなかったけれど、ほぼジャケ買いだった。

聴いてみたら、あまりのラブリーさに胸を胸をギューーーン!!!と鷲掴みされてしまった。
鼻にかかったちょいハスキーな声、切ない片想いではなく、ちょっぴり小悪魔でお姫様な世界観の歌詞、そして80年代の洋楽を彷彿とさせる、キラキラたたっぷり詰まった楽曲。
最高 of 最高……

▼当時全然わかってなかったけど、ドラマの主題歌のこの曲とか、車のCMソングのこの曲とかもTommy february6でした。
どっちも好きだけどMaGic in youR Eyesは特に最高よね!
嵐のLove so sweetくらい恋が始まりそうな予感しないか?


おそらく小学生だった私は、赤子に毛が生えたような幼さ満点。
学校ではおちゃらけ担当になりつつあり、女子ィ〜な振る舞いとは縁遠くなってしまっていた。
それでも、ピンクとキャンディと魔法のステッキ、見ているだけでチョコレートケーキの香りが漂ってくるような甘い世界に、あっという間に骨抜きにされてしまった。

アルバムのリード曲。
5年後、高校2年生の私がハイスクールミュージカルにどハマりしたのも納得のコンセプト。
アメリカの高校生ってなんでこんなに可愛んだろうね。

「もう無理!私あなたのことが大好きなの!」ってラブリーさが溢れ出ててたまんない。
恋ってどんな感じなんだろう?
絶対素敵なものなんだろうな、世界が輝き出して。
覚えてないけど、きっと小学生の私はそんなことを想像してたんだろうな。

2曲目。
恋煩いの胸の痛みを、こんなにもときめきだらけのワードで包むことができるなんて。
ライターになった今聴いてもため息が出るくらい、その可愛さに夢中になってしまう。
あと最初と途中と最後のコロロロロみたいなやつ、可愛い。
マカロンが転がってるの?

途中で男衆のコーラスが入るのもよき。
多分追っかけの男たちがたくさんいるんだけど、女の子の意中の相手は全然違う人、なんだろうな。
たまんないね!

note書きながら初めてちゃんとMV見てびっくり!
直接的な表現の歌詞はないのに、まったくもって想像通りの世界観が展開されてる。
この曲を聴きながら当時から抱いていたイメージは、「不思議の国のアリス」。
御伽話の中に迷い込んで、太陽と月、星々が交互に登っては沈んで、道に迷い途方に暮れていた私の手を、ツインテールの女の子が掴んで光ある場所へ連れて行ってくれる。

作詞は、ボーカルの川瀬智子さん。
改めてだけど、歌詞を考えられる人ってすごい。
私もいつか、めっさ可愛い曲の歌詞作りたい。


他にもちょっと甘辛なイメージのHEY BAD BOY、すべての歌詞が英語で疾走感のあるWHERE ARE YOU? “MY HERO”、恋の解釈や描写があまりにも可愛らしい恋は眠らない などなど……
久しぶりに聴いてみて懐かしくなったし、それとは別にすっごく新鮮に「この曲好き!」と心が弾んだので、根底ではあまり中身が変わっていないのだなぁとそんな自分のことを改めて知ったり。

Tommy february6、かわいいもの好きさんには間違いなくおすすめできるので、よかったらぜひ聴いてみてね。


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