来たる父の日に備え、半年ぶりに動画編集をした。
初心者ながらも満足いく仕上がりになったので、動画作成に至った背景や経緯なんかをつらつらと。

初めての父の日、なんかせな

家族が増えると写真や動画がどんどん増える。
マメな性格ではない私は、1つ1つをアルバムにまとめたり常にデコレーションをしておいたりするのはどうも苦手だった。
息子のかわいい瞬間をたくさん捉えて保存しているが、自分1人で見返り思い出に浸るくらいで、言ってしまえば持て余していたように思う。

近所のスーパーで買い物をしていたとき。
衣料品売り場のポップに目が留まった。

そうか、もうすぐ父の日。
それも息子が生まれてから初めての父の日だ。
これまでは実父や義父に、子どもの立場でプレゼントを贈っていたけれど、今年は夫にいつもの感謝を伝えることができるようになるのか。
これは何か頑張ってプレゼントしないと……

半年ぶりに起動したPremiere Rush

いつもは面倒なことでも、誰かのためだったり大切な記念日のためだったらやる気に火がつくというものだ。
何にしよう……
そう思ったときにこれまた目に入ってきてしまった。
半年前から起動していない、AdobeのPremiere Rushのアイコンが。

（ちなみにTwitterで　あかちゃんです @dakkoshitene のアカウントでアドバイスもらった いちにちだっこけん も、手作りのものを作成しようとただいま思案中）

そうかぁ、感謝の気持ちを込めてメッセージムービーを作るっていうのもあるよねぇ、でも操作方法忘れたや……
そんな弱音を吐く怠け者の自分は、「やりたい！！動画プレゼントしたい！！」と大声で叫ぶ自分によって押しつぶされ、実に半年ぶり、ほとんど触ったこともないアプリに向き合い、記憶を呼び起こしながらの初心者動画編集は始まったのだ。

動画編集してみた

今回のメッセージムービーは、息子から夫へという体で、母が代弁するかたちで作成してみた。
完成に至るまで、どんなことをやってどう感じたかまとめてみる。

脚本作り

最初は素材選びからスタートしたが、思うように進まなかった。
というのも、どんな素材が必要なのか全然イメージが浮かんでいなかったから。
どんな動画にしたいのか、何を伝えたいのか、どんな印象にしたいのかが決まっていないと、動画のゴールが定まらないため当然時間がかかる。
そこで脚本というと大袈裟だが、最初にテロップで入れる文章を考え、写真やエフェクトで肉付けしていくようにした。

素材選び

動画の骨となる脚本やストーリーが決まってしまえば、素材選びはかなり楽になった。
基本的にどんな写真・動画を撮ってきたかはなんとなく頭に入っている。
この文章にはあの笑顔の写真、この文章にはあのお出かけの動画……
順番も決まっているので素材選びはさくさく進んだ。
また、動画全体のイメージも決まっているので、BGMもすんなり決まった。
半年前にお気に入り登録していたフリーBGMのサイトで楽しく探すことができた。

動画編集

いよいよメインイベント、Premiere Rushを使った動画編集だ。
スキマ時間にちょこちょこ作業したので3日ほどかかったが、編集時間としては5〜6時間だった気がする。

流れはこんな感じ。

1. 素材の読み込み

2. BGMに合わせて写真・動画のカット、入れ替え

3. テロップ入れ

4. 写真・動画のフィルタ設定（色味の調整など）

5. 素材間のトランジションエフェクト追加

6. タイトル、エンドのエフェクト追加

7. 最終の微調整（BGMの音量、タイミングの確認など）

1番時間がかかったのはやはりカットだ。
BGMのキリのいいタイミングで素材を切り替え、繋いでいく。
頭の中の動画の設計図に沿って形にしていく作業だが、これが相当地味な作業だし時間がかかるので時々迷いが出てくる。
で、迷った結果やっぱり当初のイメージと違うということで元の作業に立ち戻る。
初心者的にはだいぶ心が折れそうだったが、作業前にかなり脚本を綿密に作っておいたので大幅なロスは防げたと思う。

編集してみてどうだった？

いざ完成してみた動画をみてみる。
うん、素人レベル。
でも最後までやり遂げたというなんともいえない疾走感、達成感が気持ち良く、めっちゃ嬉しかったし誰かに見てもらいたくなった。
父の日本番のだいぶ前に完成してしまったのが祟って、生憎夫に見せることができるのはもう少し先になるのでこれからだいぶソワソワした時間を過ごすことになると思うが、今から当日が楽しみで仕方がない。

また、今回はPremiere Rushを使った動画編集だったのでかなり操作自体は簡単だったが、その分ツールは結構限られている。
使いたいフリー素材があっても、クロマキー合成（背景透過）ができないので少しシンプルな動画になった。

そこで、さらに重い腰をあげて起動したのがPremiere Pro。
こちらとも約半年ぶりの再会になるので、まずは画面操作から復習しなければならないので開始早々テンションは下がった。
幸い世の中にはYoutubeやブログ、そのほかあらゆるホームページで動画編集のいろはを紹介してくれている優しいクリエイターさんたちがいるので、その方々の知恵をお借りしながらゆるりと次回作も作っていきたいと思う。

※完成した動画を優しい目で見てくださる方募集中です。
もしそんな素敵な方がいらっしゃったらぜひコメントかTwitterのDMでご連絡ください！