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自分をコンテンツにしてしまう。

現代は、情報で溢れてる。
溢れすぎてる。


大体のことは、検索したら0.1秒でなんでもヒットする。AIもグングンその勢いを増していて、もはや怖い。

ラクなことが大好きでズボラな私だけれど、それでも「情報の取捨選択」くらいはしたいなと思ってしまう。

少しでも調べたことのある情報がGoogleに学習され、いろんな角度から「サジェスト」される。

私のことをなんでもわかったかのように、
「これもオススメ商品です。」
「このコンテンツも興味ありますよね?」と、次から次へと。

そして、まんまとそれらに飲み込まれてしまっているのもまた事実だ。


なんだか悔しい。

調べればすぐにわかってしまう、そんな人生なんて、つまらなすぎる。

学生の頃は、分からないことは何でも辞書で調べるように言われていたのに。

大学の頃は、友人と何時間も論文を比較しあったのに。

そういう「面倒くささ」の中には愛があったのにな、と思う。


スマホが世の中に出だしたあの頃から、いつかこんな世界になってしまうのではと思っていた。けれど、そのスピードは目まぐるしすぎた。

わたしは、時代に逆行したい。


流石にスマホを使わないで文通をするとか、乗り換えアプリを使わずに地図を持ち歩くとか。そこまでは...無理だけど。

積極的に本や新聞を読みたいし、いろんな人に会って直接話を聞きたい。

ネットでおすすめされる商品を即ポチッとしないで、現地で「ヒト」や「モノ」のストーリーを知った上で、購入したい。

インプットだけじゃない。

アウトプットだってそうだ。

誰でも調べて書けるようなことだけじゃなく、自分の中から湧き上がる言葉だけを、丁寧に紡いでいきたい。

どんなにAIの精度が上がっても、
AIは「わたし」というコンテンツを超えることは一生ないから。

わたしは「わたし」そのものをコンテンツにして生きていく。

たくさん見て、聞いて、話して、読んで。
そうして得たものたちを「自分の言葉」で表現していきたい。

わたしが、書きたかった本。

「自分にしか書けない本をつくる人を増やしたい」

本日出版した本には、そんな強い想いを込めて書いた。

Kindle出版は誰でもできる。無料でできる。

だからこそ、誰でも調べて書けるようなことではなく、あなたしか、紡げない体験を、あなただけの表現方法で書いてほしい。

そう、ずっと思っていた。

「出版に興味はあるけど、私なんかが書けないよ」
そんなあなたにこそ、書いて欲しかった。

1ヶ月で書き切り、自分の本を出す。

それを可能な限り再現できるよう、
気持ちを込めて丁寧に伝えられるように何度も何度も書き直した。

気づいたら、5万字を超えていた。

この本は、「印税で儲けたい」
ということが出版の目的になっている方にはお勧めできない。

お金は、その表現を極めた先に、
それがお客様に伝わってはじめて
対価として発生するものだと思っているから。

そうではなく
「自分の作品を残してみたい」
「書くことを仕事にしてみたい」
そう思う方にとって、ひとつの手段として用いてもらえればと強く思う。


「世界一シンプルな書き方の教室」そして「神保町本物語」に続く3冊目。

AIに負けないコンテンツを作りたい方や、書くことを仕事にしていきたい方に、ぜひご覧いただきたい。

どれも力を尽くしました。ぜひ。


moon

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