「泣いて歩いて、生きる」

寝床から起きて
いつもの朝
暑いだとか寒いだとか
雨が降ってるだとか

やれやれやれやれと
つぶやきながら
ため息の渦が
体を包む

泣いて泣いて
嗄れるまで泣いて
歩いて歩いて
止まるまで歩く

夜が明けて朝を迎えて
また夜が来る
生きて生きて
死ぬまで生きる

つまらない物を
口にして
恐怖と惰性の支配から
逃れられない

ニャンコがニャーと鳴いて
カラスがカーと鳴いて
オレはいつでも
謝ってばかり

泣いて泣いて
嗄れるまで泣いて
歩いて歩いて
止まるまで歩く

夜が明けて朝を迎えて
また夜が来る
生きて生きて
死ぬまで生きる

元気だっあの人は
もういない
小さかったあいつの子供は今年
成人になる

いつかいつかと
思ってたことが
結局できない事に気づいて
震えてる夜

泣いて泣いて
嗄れるまで泣いて
歩いて歩いて
止まるまで歩く

夜が明けて朝を迎えて
また夜が来る
生きて生きて
死ぬまで生きる

生きて生きて
死ぬまで生きる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?