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赤ちゃんが急に母乳を飲まなくなった!原因と対処法

赤ちゃんが生まれると、母乳での育児に挑戦したいと考えるママは少なくありません。
しかし、それまで順調だったのに、赤ちゃんが急に母乳を嫌がり飲まなくなってしまうケースがあります。

なぜ母乳を嫌がるようになってしまった原因や、飲まなくなったときの対処法を知っておきたいですよね。
そこで今回は、赤ちゃんが母乳を嫌がる原因と対処法についてご紹介します。


1.急に母乳を嫌がる原因

赤ちゃんの体重も順調に増え、母乳育児も軌道に乗ってきたと思っていたら、急に赤ちゃんが母乳を嫌がるようになってしまうことがあります。

「こんなこと、うちだけなのでは?」

と心配になってしまいますが、実はこれは母乳育児のあるあるなんです。
とはいえ、なぜ母乳を嫌がるようになったのか原因が気になります。
ここでは母乳を嫌がるようになった原因について見ていきましょう。


乳頭混乱を起こしている

母乳とミルクの混合育児を行っている場合、ミルクは飲むのに母乳は飲まないという乳頭混乱(ニップルコンフュージョン)が起きていることが考えられます。
乳頭混乱の原因はさまざまですが、哺乳瓶の方が飲みやすいという単純な理由のことが多いようです。

とくに生まれて間もない赤ちゃんは吸う力が弱く、少ない力でたくさん飲める哺乳瓶を好むことも。

母乳の味が変わった

一般的に赤ちゃんがおいしいと感じる母乳の味は、ほのかな甘みがありサラサラしていることだといわれています。

母乳はママの血液をもとに作られますから、ママが食べたものや生活習慣などが母乳にも少なからず影響しています。
そのため、甘いものや脂っこいものばかりを食べ続けると、サラサラの母乳が出なくなってしまうことも。

ドロドロしていて甘みがなく、酸味などを感じると赤ちゃんは母乳を飲まなくなってしまいます。

おっぱいが飲みにくい

赤ちゃんが母乳を飲みにくい状態ということも、母乳を嫌がる原因のひとつです。
たとえば赤ちゃんの口と乳頭のサイズが合っていないケースや、陥没乳頭や扁平乳頭も赤ちゃんにとっては飲みにくいと感じます。

また、乳腺が詰まり母乳の出が悪くなっているときも、赤ちゃんが母乳を飲むのを嫌がります。
軽く絞ってみて、たくさんの乳管から母乳がしっかり出ているか確認してみてくださいね。

哺乳ストライキ

はっきりとした原因がわからないのに、赤ちゃんが母乳を飲まなくなることがあります。

考えられる原因として挙げられるのが、
・ママのにおいが変わった(石鹸や化粧品など)
・乳頭を噛んだ時にママが大きく反応した
・授乳期間があいた
・ママがストレスを抱えている
などです。

赤ちゃんがいつもと違うママの様子を敏感に察知し、母乳を飲むのを嫌がっているのかもしれません。


2.どのくらいの月齢の子が多い?

赤ちゃんが母乳を嫌がるのは、いつぐらいの月齢の子が多いのでしょう。
結論からいうと、母乳を嫌がる月齢は個人差があります。

陥没乳頭や扁平乳頭が原因の場合、生まれてから比較的早い段階で嫌がるようになります。
乳頭混乱を起こしている場合は、離乳食が始まるまでに見られることが多いようですね。
また、哺乳ストライキは生後2~3ヶ月ころから始まるといわれています。
母乳の味が変わってしまったケースでは、ママの食生活や生活習慣が悪化したタイミングで起こりやすいです。


3.急に母乳を飲まなくなった時の対策

赤ちゃんが母乳を嫌がるようになったら、ママとしてはショックが大きいですよね。
できればまた母乳を飲んでもらいたいと思っている人が多いはずです。

ここでは、母乳を飲まなくなったときの対策についてご紹介します。

乳頭混乱の場合は哺乳瓶の乳首を変える

赤ちゃんが乳頭混乱を起こしている場合は、哺乳瓶の乳首を変えてみましょう。
乳頭混乱で母乳を飲まなくなったのは、哺乳瓶のほうが飲みやすいという理由です。
それを変えるために、しっかりと吸わないと飲めないタイプの乳首に変えるのがおすすめ。

母乳を吸うときと同じくらいの力が必要な乳首にすることで、乳頭混乱を置きにくくするのが目的です。

食生活と生活習慣を見直す

母乳の味に原因がある場合は、ママの食生活と生活習慣を見直す必要があります。
最近甘いものをたくさん食べた、揚げ物やスナック菓子を食べる機会が多かったなど、心当たりがある場合は要注意です。

野菜やたんぱく質を多く摂り、塩分や油分は控えめに、水分も多く摂取できるメニューを積極的に摂るようにしましょう。

また、ストレスを溜めない生活を送ることも大切です。
休めるときは休み、睡眠時間や休息時間を多くとりましょう。

乳頭マッサージをする

赤ちゃんがおっぱいを上手に飲めなかったり、乳管が詰まっている様子が見られたりしたら、乳頭マッサージをするのがおすすめです。
乳頭を柔らかくすることで赤ちゃんが咥えやすくなるとともに、詰まった乳管の改善にもつながります。

親指と人差し指と中指の3本で乳頭をつまみ、3秒ほどゆっくりと圧力をかけるだけでOK。
縦・横・斜めなど、方向を変えてマッサージしましょう。


4.まとめ

赤ちゃんが急に母乳を嫌がるようになるのは、何かしらの理由や原因があります。
再び飲んでもらうためには、まずはその原因を見つけることが重要です。
原因を見つけたら、それに合った対策を行うことで、また赤ちゃんが母乳を飲んでくれるようになるはずです。

また、おっぱいを飲まなくなったら、しぼって哺乳瓶で母乳をあげる方法も。

楽しく育児ができる方法を見つけていきましょう。

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