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赤ちゃんの視力はどれくらい?いつから見えてるの?

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ視力が安定しておらずぼんやりとしか見えません。
「今どの位見えているんだろう」
「いつごろ視力が安定するの?」
など、赤ちゃんの視力について疑問や不安を感じているパパママもいるはず。
そこで今回は、赤ちゃんの視力の発達と、赤ちゃんの目に良いことや気を付けることについてご紹介します。


1.生まれてすぐの視力

生まれてすぐの赤ちゃんの視力は、わずか0.01~0.02ほど。
明るい・暗いということはわかっても、物の輪郭や色はぼんやりとしか見えていません。
ほとんどの赤ちゃんが遠視の状態で生まれてくるため、生まれたばかりの赤ちゃんが目で物を追わなくても全く心配いりません。
30cmほどまで近づくと、動くものならうっすらと見えている状態です。
色に関しては、まだ白黒の世界。
濃い・薄い程度の認識のみです。


生後3か月までの視力

生後3ヶ月くらいまでに赤ちゃんの視力はぐっと発達します。
0.01程度だった視力は0.05程度まで見えるようになり、物の輪郭もよりはっきり見えてくる時期です。
生後1ヶ月頃には動くものに反応するようになり、色の違いも認識し始めます。
色のほか、かたちの認識もできるように。
赤ちゃんが初めて認識できるようになる色は赤といわれています。
ほかに黄色などはっきりした色がわかるようになるので、カラフルなおもちゃで遊んであげるといいでしょう。


生後4ヶ月〜7ヶ月までの視力

生後4ヶ月をすぎると、さらに赤ちゃんの視力は発達し、生後7ヶ月頃には0.08程度まで見えるようになります。
焦点があうようになるのもこのころからで、動くものを目で追うのもどんどん上達します。
色も赤や黄色のほか、緑や青なども判別できるように。
奥行きや距離感の把握も発達するので、興味のあるものに手を伸ばしたりつかんだりする動作をし始めるのもこのころからです。


生後8〜11ヶ月までの視力

生後8ヶ月をすぎるとさらに視力は発達し、0.1程度まで見えるようになります。
奥行きや距離感もさらに細かく正確にわかるようになり、上下左右の感覚も発達します。
生後8ヶ月以降はハイハイや歩行をするようになる赤ちゃんもいますが、大人の視力に比べるとまだぼんやりしています。
そのため距離感がつかめずに、転んだり壁にぶつかったりすることも珍しくありません。


2.生後1歳以降の視力

1歳になると視力は0.2ほどになり、その後さらにゆっくり視力が発達します。
・2歳:0.5
・3歳:0.8
・5歳:1.0
・6歳:1.2
このように、6歳ごろまでに大人と同じくらいの視力になるといわれています。
10歳くらいまでに視力が完成するといわれているので、幼児期に視力が悪くても成長過程なのであまり問題視する必要はありません。


赤ちゃんの目にいいこと

赤ちゃんの目は、生まれてから数年は発達途上。
できるだけ目に良いことをしてあげたいですよね。
ここでは赤ちゃんの目に良いことについて見ていきましょう。

はっきりした色のおもちゃを用意

赤ちゃんは月齢が低ければ低いほど視力は弱く、見える色の種類も少ない傾向にあります。
視力の弱い赤ちゃんでも見やすいよう、おもちゃは白・黒・赤・黄色などコントラストがはっきりしたものを選ぶのがおすすめです。
はっきりした色のおもちゃは赤ちゃんでも見やすく、目の疲れも軽減してくれますよ。

おもちゃは厳選する

赤ちゃんには、いろいろなおもちゃに触れさせてあげたいと思ってしまいますが、短時間にたくさんのおもちゃを与える必要はありません。
次から次へととっかえひっかえおもちゃを与えると、赤ちゃんは疲れてしまいます。
ひとつのものでじっくりと遊ばせ、飽きてきた頃に次のおもちゃを与えましょう。

外の景色を見せる

外の景色を積極的に見せるのもおすすめです。
外に出ることで、赤ちゃんは近いものと遠いものを交互に見ます。
近いものを見たり、遠くを見たりすることで目の発達を促すとともに、成長してからは近視の抑制にもつながります。


3.赤ちゃんの目は敏感!視力の発達で気をつけてあげること

赤ちゃんの目はとても敏感です。
赤ちゃんの目の発達のために、気を付けたほうがいいことも知っておくと安心ですよ。

強い光はNG

赤ちゃんの目に強い光はNGです。
たとえばカメラのフラッシュやLEDライトなどの強い光は、赤ちゃんにとって刺激が強すぎます。
写真を撮るときはフラッシュをオフにし、照明の光が直接目に入らないようにするなど配慮しましょう。

テレビやスマホなどを長時間使う

テレビやスマホの見過ぎにも注意が必要です。
とくにスマホやタブレットは画面との距離が近く、常にその距離に焦点が合うようになってしまいます。
これが続くと近視が進んでしまうことも。
テレビは離れてみる、スマホは時間を決めるなどするといいでしょう。

紫外線の浴びすぎにも注意

紫外線の浴びすぎも、赤ちゃんにとってはあまりよくありません。
赤ちゃんのうちに紫外線を浴びすぎると、将来目の病気になりやすいと考えられています。
直射日光を浴びないようにするなど、工夫して外気浴を楽しみましょう。

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