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妊娠6ヶ月の身体の変化と過ごし方

妊娠6ヶ月は安定期に入ってしばらく経ち、お腹も少しずつ目立ち始める時期です。
「これからママの体はどのように変わっていくのかな」
「赤ちゃんはどのくらい大きくなるんだろう」
など、気になることもたくさんあるはず。
安定期に入っているとはいえ、妊娠中は気を付けたいこともたくさんありますよね。
ここでは妊娠6ヶ月の体の変化や赤ちゃんの様子についてご紹介します。


1.妊娠6ヶ月ママの体の特徴と変化

妊娠6ヶ月は妊娠20週から23週を指します。
安定期に入ってしばらく経つこともあり、気持ち的にも少しだけ余裕が出てくるころですね。
赤ちゃんも少しずつ成長を進め、お腹もふっくらと目立ち始めます。
ようやく服を着ていても
「妊婦さんかな?」
と認識されるようになるのもこのころから。
またこれまで高温期が続いていたママの体も低温期に入ります。
ホルモンバランスもまだまだ不安定です。
これらの影響を受け、
・妊娠糖尿病
・便秘
などに注意が必要な時期です。


2.赤ちゃんの変化

妊娠6ヶ月の赤ちゃんにはどのような変化があるのでしょう。
ここでは妊娠6ヶ月の赤ちゃんの様子についてご紹介します。

妊娠6ヶ月の胎児の大きさ

妊娠6ヶ月になるとようやく体に脂肪がつき始め、後半には頭・体幹・足が3分の1ずつになります。
手のしわも発達し、このころに指紋も形成されます。
【胎児の大きさ】
・身長:30cmほど
・体重:500gほど
・マンゴー2個分ほどの重さ
聴力も発達し、ママの声や呼吸音などママの体から発する音を聞くことができるようになります。

妊娠6ヶ月の赤ちゃんの様子

生後6ヶ月になると、赤ちゃんはこれまでよりも活発に動くようになります。
大きく成長したとはいえ、お腹のなかは羊水でたっぷり!
手足を大きく動かす十分なスペースがあるため、ダイナミックな動きをする赤ちゃんも少なくありません。
胎動もポコポコしていたものが、うねうね動いたり蹴っているのがしっかりわかったりと、成長を感じられますよ。
髪の毛やまつ毛なども少しずつ生えてきて、より人間らしくなります。
また性別がわかるのもこのころです。


3.妊娠6ヶ月にした方がいいこと

妊娠6ヶ月は、安定期に入ってようやくマタニティライフにも慣れてくるころ。
この時期には、どのようなことをしておくといいのでしょう。
妊娠6ヶ月にやっておくと良いことをご紹介します。

赤ちゃんのこと

出産後に育休を取得したあと職場復帰を考えている人は、そろそろ保育園や育児サポートなどの情報を集めておきましょう。
希望する保育園に見学に行ったり、役所に相談に行ったりするのも良いですね。
里帰り出産をする場合は、転院先の病院を決めておく必要があります。
分娩予約を取ってから、現在通院している病院に紹介状を書いてもらってくださいね。
また出産に向けて、赤ちゃんに必要なものを少しずつリスト化しておくと安心ですよ。

ママのこと

お腹が大きくなる前に、ママの体のメンテナンスを行っておくのがおすすめ。
とくに歯科検診はお腹が大きくなってからだと、体調面にも不安を感じてしまうため、早めに受けておくといいでしょう。
美容院にも行っておくといいですね。
また、体重の増加もそろそろ気になり始めるころ。
つわりも落ち着く時期でもあるため、少しずつ体を動かし始めましょう。
マタニティヨガやマタニティエクササイズなど、妊婦さんも無理なく体を動かせるプログラムで行うと安心です。

4.妊娠6ヶ月に注意すること

妊娠6ヶ月のママは、どのようなことに気を付ければいいのでしょう。
安心して安定期を過ごすために、ここでは気を付けたほうがいいことをご紹介します。

お腹の張り

妊娠6ヶ月ころになると、
「お腹が張るってこんな感じなのかな」
と、お腹が張ることがどのような感覚なのかわかってきます。
ちょっと疲れが溜まったり動きすぎたりすると、お腹が張りやすくなるので注意が必要です。
このころの妊婦健診は4週間に1度程度なので、様子を見て大丈夫なのか心配になってしまいますよね。
お腹の張りが気になるときや、お腹の張り以外に出血が見られる場合は、次の健診を待たずに受診してくださいね。

切迫早産

妊娠22週をすぎると、陣痛につながるような下腹部の痛みがある場合、切迫早産のリスクがあります。
妊娠6ヶ月は、本来であればまだまだお腹のなかにいてほしい時期。
早期に発見することで早産を回避できるケースもあるため、
・いつもと違うお腹の痛み
・おりものの変化
・出血がある
などの症状が見られたら、できるだけ早く医療機関を受診してください。

口内環境の悪化

妊娠中には歯科検診を受けたほうがいいといわれていますが、これはホルモンバランスにより口内環境が悪化しやすいのが大きな理由です。
口内の自浄作用が低下し、虫歯や歯周病のリスクが高まるといわれています。
もし虫歯があった場合、治療に数ヶ月かかることもあるため、お腹が大きくなる前のできるだけ早い時期に、治療を開始するのがおすすめですよ。
また歯周病が悪化すると、早産のリスクが高まるともいわれているため、歯周病治療も重要です。


5.まとめ

妊娠6ヶ月は、安定期に入り気持ちにも余裕が出てくる時期。
体もまだ軽く、軽い運動を始めたり、妊娠中の最後のお出かけを楽しむのにもぴったりです。
とはいえ、疲れやすく体調も変わりやすい大事な時なので無理は禁物ですよ。
お腹をいたわりつつ、マタニティライフを楽しんでくださいね。

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