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トイレットペーパーが、しばらくそこにある。

我が家ではときどき、買ってきたトイレットペーパーがパッケージごと、しばらくそこにあります。
「そこ」とは、トイレのドア横の床。

「すぐしまうから、とりあえずここに」
という気持ちで置かれたまま、数日が経過。

トイレのドアを開けて2歩進み、収納の扉を開けてそこに置けばいい。数秒で終わることです。

ただそれだけで、
「見えるところにトイレットペーパーがでん、とある」
「見るたびに、トイレットペーパーをしまっていない自分を自覚する」
これらのモヤモヤから解放されるのです。

そうわかっているのに、なぜかしまえない。

サッとしまえば楽になるのに…!!

そして、用を足すついでにトイレットペーパーをしまう気にはなれないのが我ながら不思議です。
なぜなのかはいまだにわかっていません。

トイレットペーパーをしまうためだけにドアを開けるのが、なぜかとてもとてもめんどうなのです。

仕事などで日々少しゆとりがなく、家が少しずつ荒れてきた師走。

先週も、数日間トイレットペーパーを横目で見ながら過ごしました。一日中家でリモートワークした日も、そのまま放置です。
さっさとしまったらいいのに、しまったらスッキリするのに、今日もまたスルーされるトイレットペーパー。

この前は、3日間置きっぱなしでした。

他のことは、さっさとやる方が楽だと思って行動できることが多いのですが、どうやらトイレットペーパーに関してだけは、

「いいじゃんこれくらいサボっても」

というなまけモードスイッチが入ってしまうようです。

「ああ、トイレットペーパーが置きっぱなしだから、今のわたしはあんまり余裕がないんだな」
と気がつくきっかけにもなっているような気がします。

そして、トイレットペーパーを持ち、トイレのドアを開けて、2歩進んで収納を開けて入れる。
この、数秒でできることを終えたとき、毎回なぜかとても達成感を感じています。