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臨床経験が浅い看護師が選んだ仕事。

こんにちわ。namakemonoです。

現在の私は失業保険申請前の絶賛ぷー太郎中看護師です。

失業保険を申請するのは30歳になり初めての体験。

今まで数々の職場を転々としてきましたが、意外とハロワのお世話になることはなく生きてきました。

(ぷーできる余裕がなかっただけ)

今回も引っ越しを伴った転職になるので、貯金がたんまりある状態ではないけれど、とりあえず失業保険受給までの期間は持つかなと思い申請してみることに!

直近6ヶ月はコロナ関連の職場で働きお給料がバブルっていたので、失業手当もまぁまぁ多く貰えると悪知恵(?)も働き、かつ夫も自分で店舗を経営し始めたので当分はなんとか生活できそうです。

しかしもうすぐで仕事を辞めて1ヶ月が経ちますが、引っ越しの片付けや各種手続きが終わってしまうとかなり暇なものですね。

お家時間は大好きですが、しばらく長期間休むことがなかったので働いていないとなんだか焦りを感じてしまう…


でも、休める時はありがたく休みたい。

時間を置いて、しっかり今何がやりたいか考えて、自分の納得いく決断をして次の仕事を決めたいから。

しっかり休むことが大切。

一般的なイメージとして、”経験が浅い看護師=臨床経験3年未満”ではないでしょうか。

看護師の中途求人の応募条件を確認すると、

臨床経験3年以上


という決まり文句はよく目につきます。

特に一般の内科・専門外来のクリニックは経験が浅いと応募できない所が多いです。

クリニックでは職員の人数も少なく、病棟のように丁寧に指導できる環境ではないので、一通りの処置にすぐ対応できる即戦力の看護師さんが欲しいことが考えられます。

専門外来だとその科の経験も必須だったりするので、経験浅めな看護師達には少し難易度が高い転職先です。


それでは、臨床経験2年と浅い看護師の私が選んできた職場は今までどんな所だったのか。


今回は今まで実際にどんな所を選んで働いてきたかをざっくり紹介します。

ちなみに①は常勤、②〜④は派遣看護師として働きました。



①美容外科クリニック

美容系は臨床経験1年以上でOKが多かったなという印象です。

私の転職した頃とはまた条件が変わっているかもしれませんが、クリニックによっては新卒でもOKな所もあります。(脱毛専門クリニックとか)

私が病棟を辞めて初めて転職した某大手美容外科クリニックも臨床経験1年でOKでした。

理由としては、臨床の経験が役に立つ場というよりも

新たに美容の知識・施術習得が必要

だからですね。

業務内容は病棟・一般のクリニックの仕事とは大きく異なります。

まず対象が患者というよりはお客様に近いし、自由診療だし、皆んな健康な方々だし。

臨床経験豊富な看護師よりも、美容に興味がある人、接客がある程度できそうな人、新しいことに適応しやすい人、患者のお手本になれるような見た目の看護師が有利な所です。

そのため必然的に職場は20代看護師が多く、臨床経験が浅い看護師達が多いです。

美容皮膚科・脱毛専門はエステサロン寄りで、スキンの施術と接遇メインです。

美容点滴の針刺しくらいはあります。

稀に採血が必要な処置もあった気がします。
(自分の血液の血漿成分を採取して注射するよくわからんやつ)

ただ看護師として、顔や皮膚に関しての医療知識はしっかり勉強する必要がありますね。

医療知識ベースで施術するということがエステとの違いですから。

美容外科は二重、豊胸、脂肪吸引などのオペがあるので、皮膚科より医療処置メイン・ごくごく稀に急変があったりもします。

またクリニックによって新人の指導体制は違うかと思いますが、美容は病棟の新人時代と同様にプリセプターが1人ついてマンツーマンで指導してくれました。

一般クリニックと比べて外来が混むということもあまりないので、新人に教える時間も確保しやすく、指導体制が整っている所が多いのかもしれません。

ちなみに私は約1年半は某大手美容クリニックに在籍、その後別の美容クリニックに転職しましたが職場の雰囲気が最悪だったので1週間で辞めました。


②高齢者施設

有料老人ホームや特養、デイなどの高齢医者施設系は意外と経験が浅くブランクがあってもOKの所が多いです。

実際のところ施設系は常勤の看護師が貴重で、

パートや非常勤が多く、派遣看護師でつないでいる所も無きにしも非ず。


看護師がいてくれるだけで助かる施設が多い現状なのでしょう・・・

業務内容は入居者や利用者の健康観察がメイン。

治療をする場ではないことが病院との大きな違い。

ただ皮膚系・褥瘡の処置、BS測定・インスリン注射、バルーン、胃瘻、稀に点滴などの生活する上で必要な医療処置はあります。


私は派遣看護師として有料老人ホームで3年程働きました。


働いた職場は全部で4箇所でしたが、どの施設も常勤・非常勤の看護師さんがいてくれたので安心して働けました。

常勤の看護師さんがいれば教えてもらえるので、経験が浅くてもなんとかなります。

特に私が働いた施設はベテランおばちゃん看護師がいてくれる所ばかりだったので、迷ったりわからないことは聞きながら働けたので助かりました。

施設系はベテラン看護師さんが常勤でどっしり構えてそうなイメージだと思いますが、意外と30代の若い看護師さんや私のような臨床浅めの20代看護師さんもいました。

また、急変時はオンコール先のクリニックや病院に相談し受診、もしくは緊急なら救急車を呼ぶしかないので、正直施設でやれることは限られています

入居者や利用者さんの体調の変化・異変に気づく観察力を鍛えれば、臨床の経験が浅くとも働いていける所だと思います。

ただ介護度が高い施設や医療処置を広く受け入れてる施設は、臨床経験がある程度ないと厳しいかもしれません。


③保育園看護師

保育園看護師は小児科の経験や子育て経験があると優遇されますが、私はどちらも無い状態で働けました。(産休代替派遣で3ヶ月の短期だったからかも)

保育園看護師も保育園特有の業務内容なので病院の仕事とは全く別物です。

私が実際に働いた園は、半分は0歳児の保育担当として配置され、残り半分が看護師の健康観察業務、体調が悪い子を保健室で見守る感じでした。


現在は保育園看護師の求人を見かけることが少なくなってきましたが、一時期(3〜4年くらい前)派遣の求人案件が保育園看護師の求人で溢れている頃がありました。

おそらく待機児童問題から、東京で保育園が増えた時だったからだと思います。


④コールセンター(コロナの相談業務)

2020年から今年の春まで派遣看護師の仕事はまさに、

コロナバブル状態

でした。

コールセンター以外にも、病棟・療養ホテル・高齢者用の臨時施設・酸素ステーション・保健所の疫学調査業務・ワクチン接種関連などなど、コロナが流行したことによる臨時の職が増えたのです。


しかもみんな高時給。

とにかく人手を確保したいという背景もあり、臨床経験は1〜2年くらいあれば求人に応募できる所がほとんどでした。(病棟や臨時施設系は即戦力が必要なので経験重視だったかも)

私が経験したコールセンターは、保健所管轄のコロナの相談電話業務で、某県中核市の委託で行っていたもの。

相談内容のメインは受診相談・発熱外来の案内です

委託なので勤務地は保健所ではなく派遣会社のオフィス内といった、かなりレアな職場でした。

この仕事は自分的にやりがいもあったし、対人ではなく電話対応で全て完結だったので、かなり気楽で楽しい仕事でした。

(何よりもオフィス勤務&駅近で周りも色々お店があり、お昼休みも色々出かけられて総じて最高だった!)


コールセンターには2年間勤務し、その後もう一件某県の県庁内でコロナ関連業務の派遣を2ヶ月行いました。これも電話対応のみ。

そして地方へ引っ越して、今に至るといった感じです。


もうお分かりの通り、今のところ私の看護師人生ほとんどが派遣看護師で経験しているものとなっております。


派遣看護師だったからこそ、ここまで色々な職場を経験できました。


そしていつもどんな時も、自分自身で決めてきた仕事です。


人に勧められた仕事も、

本当はやりたくなかったけどお金のために仕方なくと始めた仕事も、

結局は全て自分が決断して決めたこと。


最後に私の大好きな映画のフレーズを一つ紹介します。

The decision's yours .
(決めるのはあなたよ。)

「プラダを着た悪魔」悪魔の編集長ミランダの言葉

『プラダを着た悪魔』は私にとって本当に特別な映画です。

私の仕事かつ人生にいつも良い影響を与えてくれる素敵な名言がたくさんでてきます。

いつかこの映画の魅力についてもお話しできたらと思っています。


そして次回以降は①〜④の業務内容や実際働いてみての感想など、体験談を紹介していきます。


それではまた次回、気まぐれに。

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