どうもこんにちは。鈍ザンキです。

デスクトップPCをお持ちの方は多いと思いますが、今回はそんなデスクトップPCの『ガワ』であるPCケースについてのお話。

というのも私自身、一番好きなPCパーツがケースであり、日々新作ケースの情報を追いかけているPCケース大好き人間なのです。
そもそもPCに触れ始めたのが割と最近(9年くらい前)なので昔のケースに関しての知識はあんまりありませんが最近のケースは人より熟知している自信があります。

そんな私が皆様にPCケースの世界をお伝えしようというのがこの記事の目的。
このお話は4部構成になります。

3月公開予定【第一話】PCケースの種類
4月公開予定【第二話】PCケースの選び方
5月公開予定【第三話】PCケースメーカーについて
6月公開予定【第四話】CES2023とCOMPUTEX TAIPEI 2023からみる近年のトレンド

来月から月に1回書き進めていきますので楽しみにお待ちください。

では今月は何するんだという話ですが今まで私が使用してきたPCケースについて紹介していこうと思います。
PCケース好きなんだからケースもたくさん買っているんでしょ？と思われるかもしれませんが、ケースって結構場所をとるのでそんなにたくさん買えません(買いたいけど)。

①eX.computer G-GEAR (TSUKUMO)

人生で初めて自分で購入したPC。
まぁみればわかる通りケースじゃなくてBTOのPCなんですけどね。
いかにも事務っぽいPCケース。最近は『ザ・ゲーミング』って見た目のBTOも増えて生きている印象がありますが、買った当初はそんなこと全く考えていなかったなぁ。
5インチベイもあるし、ストレージもそこそこ詰めるしで実用性としては十分。今見ると古臭さは感じるけどね。

注目ポイントとしては上電源なこと。
昔はケースの上側に電源があることが多く、現代だと下電源のケースがほぼ。しかしここ最近はグラボの爆熱化が進み、上電源や裏電源が増えている傾向があります(詳しくは中巻にて解説)。

②Fulmo Q (ENERMAX)

ENERMAX製のミドルタワーケース。
ドスパラで専売していたケースですね。
初代のPCからグラボを新調する際に、元のケースだと物理的に入らなかったので購入。

とにかく安かった。たしか3000円台だったと思う。
新しいグラボをドスパラで購入した関係でケースも一緒に購入した形。当時は特にこだわりもなかったので安いやつでってことでこれになった。

③Crystal Series 280X (CORSAIR)

CORSAIR製のMicro-ATXケース。今では当たり前になっているデュアルチャンバー方式を採用しているケースで、これがいわゆる裏電源と呼ばれているケース。
前回グラボを新調しましたが、このタイミングでマザボやCPUを換装。
どうせグラボしか差さないんだから小さくて良くね？ってことでITXマザーボードを買った記憶がある。
なかなかいいケースだと思うんですけどこれ以降CORSAIRからこのタイプのケース一切出てないんですよね。
今の時代だともっとウケるかも(あまりにもライバルが多い状況ではありますが…)。

④The Tower100(Thermaltake)

Thermaltake製のITXケース。
その見た目からガチャガチャとか3Dプリンターとかコンビニのホットスナックに置いてあるやつとか言われている。

グラボの映像端子やマザボのUSB差込口がケースの上側に来る90°回転タイプのケース。そんなに抜き差しする人はほとんどいないと思うけど触りやすい位置にあるのは割と便利だったりする。
ITXしか入らないくせにそこそこでかめ(266(W)×462.8(H)×266(D)mm)なのでスモールファクター愛好家からの評判は良くないとかなんとか。
ただしでかいだけあってATXサイズの電源も入る。

昔、The Tower900という兄貴分のようななかなかにヤバいケースが発売されていたのだが話すと長くなりそうなので割愛する。

⑤O11 DYNAMIC MINI (LIANLI)

3大名作PCケースシリーズをあげるとするならPCケース好きの皆さんであればどれにするだろうか？
私はFractal DesignのDefineシリーズ、Cooler MasterのCOSMOSシリーズ、そしてLIANLIのO11 DYNAMICシリーズをあげると思います。

O11 DYNAMIC MINIはO11 DYNAMICシリーズの中でも弟分のような存在。
ATXマザーボードが搭載可能な割には小ぶりなサイズ感。
CPU新調とともにマザーボードもATXに変更したため、購入。
今現行で使用しているPCケースでもあります。
ただし、電源がSFXという小さい電源しか載せられないのが不満要素。
ITXマザボもそうだけどサイズが小さいから価格が高いことが多い。

⑥OPHION (RAIJINTEK)

MODPC用に購入したケース。
MODPCとは簡単に言えばPCに何かしらのデコレーションを加えること。
ゲームやアニメをテーマにしたデコレーションをPCケースに施したり、塗装や穴あけ、切断といったことを施す場合もある。
海外では大きなMODPCコンテストが行われていたりする。

そこまで大規模なMODPCを作る環境も腕もないのでステッカーやアクリル材などを使用して作ることが個人的には多い。
PCパーツは昔のパーツを流用した。

⑦H1 (NZXT)

5万円もするPCケース。
というのはからくりがあって、電源やCPUクーラーがPCケースに最初から付属している。
ITXマザーボード向けのケースでとにかく小さくて縦に長い。小さくするために専用設計の電源やCPUクーラーを使用しているため、一般的に販売されている規格品は使用できない。
Xbox Series Xに似ているとか似てないとか。
小さくて持ち運びが(一般的なデスクトップPCに比べて)しやすいので遠征でPCゲームのRTAをしに行くときは持って行ったりする。

購入したH1は初代で、現行で発売されているものはVersion2のもの。
グラボの搭載できるサイズが増えたり、ファンが追加されていたりといくつかの変更点がある。
もちろんその分ケース自体のサイズもアップしているが。

⑧DK210 Graffiti (darkFlash)

お絵描きができるケース。
付属のホワイトマーカーで描くと描いた部分だけがLEDで光るようになる。クロスで拭き取れば何回でも再利用可能。

動画用に購入。MODPCというと怒られるかもしれないが、これもデコレーションのうちの一つだろう。
ケース内部は良くも悪くも普通。一般的な搭載能力はある。

PCケースって何で選ぶ？

PCケースを選ぶときって何で選んでいますか？
見た目、大きさ、エアフロー、静音性、拡張性、重量、価格、メーカー、付属品、加工精度、強度などなど決め手となる要素は他のPCパーツと比べれば多い方だと思います。
しかもPCケースって基本的に壊れないんですよ。あるとすれば電源スイッチの部分。
なので買い替えるタイミングってそのケースに飽きたか、他のPCパーツが物理的に入らなくなった時くらいなんですよね。

選ぶ基準ですが、その人にとって自作PCは何かが重要になると私は思っています。

自作PCはPCとしての機能を果たしていればいいという人にはエアフローや静音性、価格を基準に選びます。
エアフローと静音性はケースだけでは両立しないことが多いため、ケースファンや他のPCパーツの性能から最適解を見つけ出す必要があります(自作PCの面白いところでもある)。

自作PCはPCとしての機能だけでなくインテリアの一つにしたいという人には見た目、大きさ、メーカーを基準に選びます。
PCケースは一番目に入るものなので、その人によってどう感じるかが重要です。側面ガラスでゲーミングに光っているからインテリア！！ではありません。nonLEDでシックな形で組むのもインテリアの一つです。

中巻で詳しく語るつもりですが、最近はいわゆるゲーミング発光は減ってきており、光っても白の単色など派手さを抑えているユーザーが増えている傾向があります。

自分は割と後者よりなので見た目で選ぶことが多いです。

おわりに

予告としてこのnoteを書きましたが本チャンは来月からの記事になります。
できるだけPCケースなんもわからん！って人にも読んでもらえるような感じで書きたいとは思っているので気長に待っていてください。

それでは。

おまけ

PCケースクイズです。初級編なので割かし簡単ダヨ。ﾎﾝﾄﾀﾞﾖ…

https://quiz-maker.site/quiz/play/Qp4Uv320230205205648