ナマムギ文集

it's getting better all the time.

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最近の記事

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一体何を持って自堕落な生活と言えるのだろう 働いて寝ての繰り返しをしているのも自堕落、社会に疲れて寝腐る事も自堕落、なんにせよ自堕落な生活を息を今日もしているからという理由で続けている 最近実は好きな人ができたがすぐ別れてしまった 誰かと遊ぶなんてのも遠い昔の記憶に思える取り敢えず自分という存在を意識せず生活していたので久しぶりに言葉を紡いでみたりした

    • 1129

      紅葉の赤色と外気の青さが釣り合わない11月の終わりに私は家に帰りたくないという理由であっけらかんとしていた。転勤、コロナ疲れに仕事を辞めて実家へ帰ったがその実家の環境にも嫌気が指し、世間の言う大人とは相反した生活を送っている気がする。過去の記憶に縋って現実を否定し続ける今を生きているわけで、勿論現実と過去も調和が取れている筈もない。 私はただそこにいるだけだった。考える事もやめてただ生活に殉職している。人と関わる事も疲れてしまった。ここ最近で数々の友達がいなくなった。それに

      • 1117 猫八

        霧から空の色に空けていく真っ白なパレードに色を落とすように白と青の水彩絵具で混ざり合っていく

        • 1116 猫八

          忘れていく、新しい日付に陽が進むと記憶は鮮やかさを失って、脳裏に焼きつけた映像は気付けばモノクロになっている。 白と黒だけの世界、それは夜の色と同じだ、白色の月、星、空を覆う暗闇 過去は夜の色と共鳴して鮮明に蘇った

          11/15 猫八

          天気が良かった。出勤前、歩行者信号機が青に変わることを知らせる音声、あれ、名称あんのかな。あの音と青空ってとっても合うなと思った。外は着込む程の寒さではなかった。 最近今日は2度と戻らないって言葉が脳裏によくよぎる

          11/13 猫八

          空間は自分の精神性で自由に飛ぶことができる 想像することをやめれば死人と同じだ、常に私たちは生活のどこかでそのゾンビのような存在に付き纏われる 知らないうちに人は人を殺してる

          11/12 猫八

          23歳記念に焼肉を食べに行った。正直ここまで歳をとると何が記念なのかよくわからない、老いる事を記念とするのか新しい歳を記念とするのか、ぶっちゃけもうどうでもよくなってきた。 どうでも良くなってきているのもそれぞれが、各々の生活の為にお金を稼ぎそれぞれの働く環境に携わらだけであるからかもしれない。 社内旅行だの忘年会だので、携わる人達を知る機会というのはそれぞれにあるわけではあるが、何せもう二十数年も生きていると、目の前で人として話していようが仕事として話していようが、だい

          11/8〜11/11猫八

          ここまで淡々と過ごしてきた。特に何があるわけでもなく、あの日から壊れた、片耳だけ聞こえるイヤホンに身を委ねて今日を生きるためのお金を稼いでいる。再生されている曲は出勤前にサニーデイサービスを聞いて帰りには気分によってレディオヘッドかフィッシュマンズを聴いている。身を委ねて生活できるようになったのもイヤホンの世界の中だけになった。車窓の景色の中、唯一空白で入れる時間。1日を蔑ろにしたあの日っていつだっけなって思った。

          11/8〜11/11猫八

          1107 猫八

          フェス後はわざと終電を逃す癖がついてしまっていた。それは10代の頃から始まり今に至るわけだが、いい加減歳をとっていっていることに気づいてしまいたい。だけれども、ライブとかフェスの終わった1人の空虚な時間は案外好きだなと思った。それは刹那刹那に研ぎ澄まされた音が永遠のようだと感じる空間が全て壮大な嘘なんだよと言っているようで言い方が少し不足な部分しかないが、そういう馬鹿馬鹿しいものにずっと救われてきた。そう今日感じたわけだがそうだとすれば私の人生の時間も全ては馬鹿馬鹿しく、人間

          1105 猫八

          イヤホンが壊れた。なので片耳にすまーとほぉんを充てて休憩中音楽を聴いている。 イヤホンのありがたさを知った気がした。 目を瞑りながら音楽を聴く時間が好きだ。鮮明に聞こえる気がして。先日行った某フェスで、好きなアーティストの好きな曲を生音で浴びた。その時も目を瞑っていた。ライブ会場を轟音で全てをかき消してくれるギターの中に潜んでいる優しい声を見つけれた瞬間は乱雑に投げ入れたおもちゃ箱の中にお気に入りのおもちゃを見つけれた感覚と同じだ。ギターのソロで目を開ける瞬間広がる風景がと

          1104 猫八

          仕事終わり、職場近くに喫煙所がある。私はそこで一本煙草を吸う。肺が風船のように膨らむ感覚を脳が変に意識してどうも不思議な気持ちになる。二十数年も生きてきてもまだ、幼児期と比べると多少の衰えはあるが肺は24時間酸素を取り入れるために活動をし続けている。生きている違和感は生きている時間と共に消失していく。最近よくそんな違和感に気付かされる

          11/2〜3 猫八

          また一つ歳をとった。誕生日の前はなんとなく京都タワーを見たくなる。今年の京都タワーはオレンジ色に光っていた。去年は転勤だったので、紛らわしに栄にあるテレビ塔が見える公園でぼーっとしていた。今の今までなんとなく時間を過ごしてきた。20代入りたての時に感じていた私の身体を蝕む劣等感はそんなに感じる機会も無くなってきて、共存しているふうに思える。己の劣等感故に出会えた人、またその劣等感によって別れてきた人達もいる。そんな人とインターネットで知り合って、京都タワー内で別れ、連絡はそれ

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          今日はハロウィンだったらしい大学時代の友人から聞いてハッとした。感染症が猛威を振るう世界に支配された中で例年通りの賑わいを感じれずにいたので、考えもしなかった。大学時代の友人宅にお世話になったのは仕事終わり何かを思い立ち、フェスに向かった、よくスタッフとして参加していた某フェス、会場内は少人数ではあったが懐かしい風景が広がっていて、胸が込み上げるものがあった。心臓をつん裂くドラムの音、会場内を包むギターの轟音、学生時代心細くなった時、ライブハウスに行けばそれすらをぶち壊してく

          1029 猫八

          水族館へ行った。学生の頃以来だ。前から綴っているが、私は無機質なもの、無害なものを好んでよくぼーっと見ている。空、川、海、魚もきっとそのうちに入るのかもしれない。 魚は表情を変える事なく水中の中を泳ぐ。行動としてはそんな事ないのだが。 どこかで聞いた話だが、深海と宇宙の謎は何方とも同じくらいにまだ解明されていない点が多いらしい。深海を宇宙に置き換えるとするならば魚のような宇宙人はいらっしゃるのかもしれないとか考えてしまったりする。 空、海に馳せる思いが一緒なのは前述した

          1028 猫八

          もうすぐ私はまた一つ大人の階段を一段登ることになる。誕生日前に夜空を見上げる時間はとっても空白という言葉が似合う。だから案外嫌いでは無い。相変わらず歳を取ることは好きにはなれないが。仕事の休憩中、私は公園でよくぼーっとしているのだが、その日幼稚園児が公園で遊んでいた。照らし合わせて見ると、自分自身にも小さい体を大きく動かして無邪気によく走っていたが大人になるにつれて大きな体は小さな動きにでもすぐ疲れてしまう様になった。ただひとつだけ変わらない事があって、それは空を見る時間。そ

          1026 猫八

          私が生活している場所は霧が濃い。寒い日は一面が真っ白になる。また、田畑や川しかない町なのであたりは真っ暗なのだ。なので5メートル先が全く見えない。真っ白な世界に1人っきりの様な気がして、幼い頃暗い道を変えるときによく感じていた、心細い気持ちになった。その中でも、月は私を照らしていた。